声優養成所の講師をつとめる | 社会のマンホール

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コーヒーカラー代表 仲山卯月 兼
恵比寿横丁流し パリなかやま
によるブログ

御縁があり、
声優事務所の声優さん向けのボイストレーニング(発声)講師をつとめた。
今や声優が本当にスターなのだと痛感する。

このアニソンの人気っぷりに気づいたのは
恥ずかしながらここ数年だ。

作画にのせた、選ばれし作曲家/作詞家による作品が
これまた選ばれし人に歌われている。
ある時期の歌謡曲制作のような分業体制で
精鋭が集結して世界観をつくり、魅了し、巨大産業になっている。

あの「創聖のアクエリオン」の切なさときたら、、特に

菅野よう子先生の仕事っぷりには驚く。

というわけで
歌手や役者への登竜門として声優があるのではないのか?というくらい
声優シーンは熱を帯びている。
少なくとも私がやっている「流し」より遙かに。
では、歌手から声優になったっていいのでは?
にわかに興味が出てくる。むふ。

この若者たちが憧れる声優業界だが
盛り上がりと裏腹に、声優業のベースになる技能は
昔の職人ぽい往年の声優さんたちと変わらない。
まず職人的な技術がないと、つとまらない。
声、音、言葉で判断されるわけである。

歌手や舞台人は、テクニック云々よりも、
人を魅了することが第一だ。そう、人気が何よりだ。

一方
声優さんには、作品にコミットする技術が求められる。
これは声優がどんな人気商売になっても不変に違いない。

イメージ通り表現できるように
声に関する地味な部分を、ちゃんと開発して自由にしておく。
これは誰でもできるし、スタート地点だと思います。

あとは感情表現、芝居のセンスでしょう。