朝、目が覚めるとローズが 「おはよう、sinさんよく眠れた?」 と聞いてきた。自分でもビックリするくらい、よく寝たという感じだった。 「ローズは、どうだった?」 「たくさん寝たよ、あなたと一緒で安心してよく寝れたよ」 と言ってくれた。 うそでもうれしい言葉だった。 「じゃ、帰ろうかお姉さんたちも心配してるといけないし」 本当は自分が早く帰りたかった。 「うん、今度いつ会えるの?」 「う~ん近いうちに電話かメールするから」 「わかった、早く会いたいよ~。」 「すぐ会えるから心配しなくても」 と口では言ったが今度から何て言い訳作ろうか・・・
「お帰り、大変だったね」 と玄関でカミさんが待っていた。 やばいシャンプーと石鹸のにおいがするのではないか咄嗟に思った。 女性の人は鼻が良いというから、心配だった。 「疲れたからすぐ風呂に入るから」 と言ってあわてて風呂場に飛び込んだ。 「先に食事を一緒にしようよ」 「せっかく待っていたのに」 「ごめん、すぐ風呂出るから、待っててね」 「わかった、早くしてねお腹すいたから」 何とか危機を脱することができた。 でも自分は浴槽に浸かりつつ、今後どうしようか悩んでいた。 カミさんのことは以前から愛してるが実際のところ、恋人の頃から結婚して1年~3年くらいまでは100%以上愛していたが、10年以上過ごしていると居なくては寂しいが以前の頃のようなときめきというかドキドキ感がなく、刺激が足りない感じすらする。 たぶん、こういう気持ちがローズに走らせたのではないかと思う。 でも、所詮自分に都合のよい言い訳なのはわかっている。 カミさんに正直に言うべきか、隠せるだけ隠しとうそうか・・・ いつかはばれるかも・・・ ばれないようにローズとは早めに別れよう・・・ でも何となく愛おしいような感じさえ自分の気持ちの中に芽生えていた。