こんにちは。
カウンセリングルーム杏の
はやみです。
先日駅構内のコンビニでとても気になって、
購入したのが小川糸さんが書かれた
「ライオンのおやつ」です。
あまり本を読まなくなって久しいですが、
無理に読もうとするのをやめて以来、
心惹かれたのはこれも何かの縁かなと思います。
闘病の末、余命を月単位で宣告された
30代の主人公の海野雫が最後に過ごすところに選んだのが、瀬戸内海に浮かぶ島にある見取りをしてくれるホスピス「ライオンの家」。
そこでの雫はその暮らしの中で、
同じ入居者との触れ合いや、
思い出のおやつにまつわる話しなど、
丁寧に描かれていてこんな最後を迎えたい、
と思うものでした。
ただ静かに死を受け入れて、
その時を穏やかに待つというのは、
それまでの葛藤を乗り越えだからこそ、
持つことができるのだろうとも思いました。
とても暖かい気持ちになる本で、
この作者さんの別の話も気になり、
私に久しぶりに訪れた(漫画以外)の
読みたい!という気持ちも嬉しくて、
続けて読んでいくつもりです😊