Coffee of Cusie

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薬剤師ですが、仕事内容は行政です。学生時代は、数学、物理学、化学、生物学に特に興味がありました。


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ブログを書くにしても、誤った情報や、根拠の乏しい内容を無責任に並べる気にはなれない。

 

以前の記事の続きについて書くにしても、本を読み情報をインプットしなければ、中身のない個人の感想のアウトプットになってしまう。

 

メンタリストDaiGoさんの炎上に関する記事でホームレスについて勉強すると書いたので、今、ホームレスに関する本を図書館から借りてきて読んでいる。

 

 

 

読んでいて、ホームレスについての固定観念が覆される本だと思った。

 

まず、多くのホームレスは仕事熱心で、アルミ缶の回収で、日給3000円ほど稼いでいるが、正直これはかなりの重労働だと思う。

 

また、暴力的なホームレスは少数派で、むしろ、ホームレスは中高生やサラリーマンなどから憂さ晴らしとしての暴力を受けている。

 

ギャンブルやアルコールの依存傾向のあるホームレスは多いが、だからといって公共の福祉に何の迷惑を掛けているのか。

 

そもそも、ホームレスに関して税金が掛かるのは死んだ時の火葬代くらいだし、無縁墓地の集団納骨なのだから、いくら税金が掛かるというのだ。

 

また、日雇いの仕事をするためには、ある程度清潔にしている必要があるため、ホームレス=強烈な悪臭ではない。

 

つまり、税金免除の低所得世帯とホームレスに金銭的な違いはないということになる。

 

まあ、ざっと列挙したが、憶測や個人の感想で情報を流すのは僕の望むやり方ではないので、今回はここまでとします。

 

ありがとうございました。

薬学生時代によく読んだ教科書のベスト5には入る本として、ウォーレン有機化学があります。

 

日本語では第1版を、英語で第2版を読んで、今ではウォーレン有機化学というと英語のイメージが強いのですが、医薬品化学・有機合成化学の研究室に行こうと思ったきっかけとなった本です。

 

大学レベルの有機化学はこの1冊(日本語では上下の2冊)でマスターできます。

 

この本の知識があると、有機化学の論文を読むのが楽しくなりますし、研究室のボスと化学構造式だけで熱い議論ができるようになります。

 

 

そして、もう1冊。

 

 

 

 

これは、有機反応機構の演習書ですが、個人的にはウォーレン有機化学との相性が良い気がします。

 

将来、有機化学関係の大学院への進学を考える学生には必須の書でしょう。

 

難易度は初級・中級・上級の3段階ですが、初級を完璧にするだけでもかなりの実力がつくと思います。

 

中級からはかなりレベルが高いですし、院試対策なら上級は不要でしょう。

 

僕は初級を見た瞬間に解けるまで反復し、中級や上級は回答とセットで知的好奇心を満たす目的で読んでいました。

 

これにより、有機化学については薬学部を超えて、他学部でも通用できる力がついたのではないかと自負しています。

 

ありがとうございました。

 

 

手っ取り早く大学教養程度の数学(大学1、2年で習う数学)を知りたいと思ったら、マセマの「スバラシク実力がつくと評判の キャンパス・ゼミ」をオススメします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上記の本は、厳密な証明による正統派スタイルの数学書ではありませんが、大学教養程度の数学の全体像・概要が把握でき、重要な定理を理解でき、必要な計算力が身に着くように書かれています。

 

説明はかなり懇切丁寧で、計算における途中式もしっかり書いているので、自分で計算してみなくても目だけで計算式が追えます。

 

図による説明も多いので、高校数学の簡単な参考書をやっている感覚で大学数学の勉強ができてしまいます。

 

僕個人の感想ですが、1冊2週間~1か月で十分マスターできるので、1年で微分積分、線形代数、統計学、微分方程式、ベクトル解析、複素解析、フーリエ解析、ラプラス変換、偏微分方程式をマスター可能かと思います。

 

手っ取り早く大学教養レベルの数学の概要、要点、計算を身に着けられるマセマは、数学力を付けたいが、難解な数学書は読む自信がない全ての人々にオススメできると思います。

 

ありがとうございました。

メンタリストDaiGoのいわゆるホームレス発言の炎上については、インターネット上及びSNS上で多くの記事、投稿、コメント等がされている。


僕個人の意見は、メンタリストDaiGoの発言に大きな影響力があることは否定できないものの、当該内容の発言に関する権限がある訳ではないので、飽くまでも個人の意見と言わざるを得ないだろうということだ。


メンタリストDaiGoの発言に影響を受ける自由もあるが、個々人が理性的に論理的に考え判断するべき問題であり、僕から言わせれば、本気になって炎上させている方も幼稚といえる。


メンタリストDaiGoは社会福祉の専門家ではないのだから、DaiGo本人の「個人の意見」と捉えて、これを批判したいのならば、これを機に社会福祉関係の本などで勉強すれば良いだけの話だ。


SNSの問題からいえば、若い世代ほどSNSの情報リテラシー能力があり、極端な思想、意見等に他の世代よりも比較的影響を受けないとされており、メンタリストDaiGoの発言から極端な優生思想に走る若い世代は人は少ないであろう。


他の世代は若い世代よりSNSを利用しないから、同様に影響は少ないと思われる。


僕の考えを最後にまとめる。


メンタリストDaiGoの発言は個人の意見であり、また、本件を炎上させることに有意義な意味はない。この件に関心がある人々は、これを機に社会福祉関係の本で勉強すれば良いだけのことである。


ということで、僕はホームレス問題についての本を読んでみようと思います。


ありがとうございました。

マッカーリ・サイモン物理化学。

 

これは、僕が薬学生時代に読んだ教科書で愛着があるもののベスト5に確実に入ります。

 

 

 

量子力学を土台としたアプローチで、物理化学を記述するところが特徴的です。

 

また、物理学の教科書と比べればそこまでではありませんが、しっかりと数学の言葉(数式)で現象を記述しようとしています。

 

これにより、有機化学の教科書などで登場する概念のバックグラウンドには物理学に基づく理論(数学の言葉で記述された理論)があることがよく分かるようになります。

 

数学や物理学が好きな人はこの教科書で物理化学を勉強されることをおススメします。

 

ありがとうございました。