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Coffee of Cusie

薬剤師ですが、仕事内容は行政です。学生時代は、数学、物理学、化学、生物学に特に興味がありました。

薬学部の学生時代に読んだ熱力学の本は図書館で借りてきたものも含めるといろいろあるが、その中でも物理学や熱力学に対する世界観が変わったものを紹介したいと思います。

 

 

 

まずはこの1冊、「田崎熱力学」です。

 

大学2年生の時に当時行きつけだったコーヒー店(時々ジャズの生演奏を行う。)で、むさぼるように読んでいました。

 

「熱」という概念を「得体の知れないよく分からないもの」と捉えているところが目から鱗で、理解できないものを無理に理解するのではなく、理解できる概念から捉え直せば良いことを教わりました。

 

また、この本のおかげで、完成された物理学は論理的に整合性が取れた美しいものなのだと知りました。

 

 

 

続いてこちらです。(僕の持っているのは古い版です。)

 

数学的な要請(公理系)から、熱力学を再構築しており、軽い気持ちで本書を読むといきなり意味不明な異空間に放り込まれてしまいます。

 

しかし、本気で熱力学という分野を理解したいと方には避けて通れない本となるでしょう。

 

また、物理学的な思考方法や、他の物理学の分野と熱力学との関わり、熱力学の応用範囲の広さなどが丁寧に説明されており、これらだけを読むだけでも価値があると思います。

 

僕はこの本に出会うまでは、量子力学(量子化学)こそ物理学の花形であり、意欲的な薬学生はこれをしっかり勉強するべきだと考えていました。

 

しかし、この本に出会い、量子力学よりも熱力学に興味を持つ薬学生となりました。

 

この2冊は、薬剤師国家試験に合格できさえすればそれで良いという薬学生の方々には正直オススメできませんが、もともと数学や物理学に興味がある薬学生には無償で配布したいくらいにオススメしたいものです。

 

世界観が変わる本にはそう滅多に出会えるものではありませんし、世界観が変わることこそが読書や勉強の醍醐味でもあるはずです。

 

まずは、図書館で探してみてはいかがでしょうか。

 

ありがとうございました。

 

以前から「スマホ脳」(アンデシュ・ハンセン著)が話題になっているが、ほとんどSNSをやらず、LINEもすぐ返信しない僕にとっては、これからの社会を予想するヒントにはなれども、直接的には関係がない本だなあと感じられた。

 

逆にスマホ依存症が増え、本を読まない人が増えれば、仕事における競争相手が減ったようなもんだなあといったものか。

 

とは言え、情報収集や勉強のツールとしてYouTubeは良く利用するのだが。

 

実際、YouTubeの数学や物理学の講義動画は勉強になるし、特定のテーマで複数の動画を見ると様々な視点が得られる。

 

とは言え、基本は本だと思うが。

 

インターネット検索で十分で本は不要という意見を全否定するつもりはないが、まともに本を読めない人はインターネット検索をしてもまともな情報は得られないと思う。

 

なぜなら、読解力、論理的思考力が読書を通して鍛えられていないから。

 

そういう人は、真偽の程が定かではない情報を鵜呑みにして、多くの場合騙されるし、断片的にしか知識を得ることができないため応用がきかない。

 

インターネット検索はまだ、TwitterなどのSNSで情報を得ようとするよりは初心者向けかもしれない。

 

Twitterは玉石混交過ぎる。

 

知性を感じるツイートの割合はどれくらいだろうか。

 

文章も文学的に美しいとは言い難いものばかりだし。

 

だから僕は、週1回5分Twitterを開くかどうかだし、Twitter以外のSNSは放置している。

 

ただ、SNSも使いようだとは思っている。

 

上手く使えば情報強者になれるし、人脈だって作れるだろう。

 

実際、今の時代、情報以上に価値があるものはない。

 

ただ、僕みたいな99%の凡人にとっては、SNSはあまりやらないで、本を読んでいた方が、騙されず、切り捨てられず、搾取されない人生を歩みやすいように思える。

 

ありがとうございました。

社会人7年目になり、ようやく心から納得しかけていることがあります。

 

それは、お金は本当に使う必要があるとき以外では、徹底的に使わないことの大切さです。

 

まず、コンビニと自動販売機での買い物は論外です。

 

飲み物は水筒やペットボトルに入れて持ち歩けばいいんです。

 

食べ物は、家で作った方が安く食べたい量を食べれますし、自分好みの味付けを楽しめます。

 

図書館などの無料の公共サービスは利用しないと損です。

 

youtubeなどの動画配信サービスは無料でも結構楽しめるので、ほとんどお金をかける必要はないですし。

 

スマホも最低料金のプランで十分ですし、タブレットはwifi環境でしか通信できなくても不便はないでしょう。

 

服や鞄なんて必要最低限あれば十分なので、買っても年に1、2着です。

 

腕時計だって、1つあれば足りるし。

 

お酒は家で飲んだ方が美味しいお酒を安く飲めるので、コロナは関係なく、外で飲むことのメリット・デメリットをよくよく考えるべきです。

 

その上で、口座自動引き落としで積立をやってます。

 

こういう僕ですが、高級シャンパンを何本もあけて散財した経験だってありますし、他にもいろいろと社会人になってから散財しました。

 

逆にその経験があるからこそ、散財に意味もメリットもないことが分かるんです。

 

高級シャンパンより、ボトル1本2000円前後で売っているのウイスキーの方が僕は好きです。

 

話を戻しますが、僕がここで主張したいことは、お金の余裕があっても節約生活をするべきだということです。

 

そして、自動引き落としで積立や低リスクの投資をしましょう。

 

節約生活も慣れるとストレスは感じなくなっていくものです。

 

むしろ、貯蓄という余裕がいざという時の武器になるでしょう。

 

ただし、本代や勉強代は自己投資となるので、惜しまず使いましょう。

 

ありがとうございました。

日本や地元に留まらなければいけない理由がないのであれば、そこに留まらず、自分の行きたい所へ行くべきだ。

 

最近僕はそう考えるようになってきた。

 

英語の勉強でもして、英語圏の国に行くのもありだと。

 

とは言え、海外にこだわる必要もない時代なのだが。

 

要は、暮らす場所、働く場所を自由に選択するべきだということだ。

 

ただ、どちらにせよ世界を相手にできるに越したことはないから、英語ができることは最低条件だろう。

 

そして、仕事についても、型にはまる必要などないのだ。

 

フリーランスで自室でパソコン1台でできる仕事だってある。

 

無理して起業する必要もないが、自分の能力をしっかり年収として評価してくれる企業に行った方が良いだろう。

 

とりあえず、薬剤師になり、地方公務員にはなった。

 

これを最低保障という意味での土台に、そろそろ次なるステージに進んで行こうと強く思う。

 

そのためにも、知るべきと思った内容はしっかりと勉強していこうと思う。

 

日々、楽しく勉強し、読書しよう。

世の中とは非常に残酷で容赦のないものです。

 

良く子供の時に、「社会は厳しいものだ」などと耳にしたものですが、それは、「力がなければ、騙され、切り捨てられ、搾取される」ということだと僕は考えています。

 

そしてその力とは、知能、学歴、社会的地位、経済力、所得の安定性、雇用の安定性のことです。

 

だから、本当は、本質的にはそういうことではないのですが、

 

『知能、学歴、社会的地位、経済力、所得の安定性、雇用の安定性を身に着け、騙されず、切り捨てられず、搾取されずにこの社会を生きていくために勉強しなければいけない』

 

のです。

 

また、被雇用者として所得を得ようと思うなら、大卒と高卒の違いは非常に大きいのが現実です(被雇用者として所得を得る人がほとんどなので、それ以外については書きません。)。

 

生涯所得の大小もありますが、一番は雇用の安定性と所得の安定性の違いです。

 

雇用と所得が安定している場合、1年先、5年先、10年先、・・・のライフプランを考えられますが、これは非常に多きな強味です。

 

また、それだけではく、雇用と所得が安定している場合、アパート・マンションの賃貸借契約や、銀行等でローンを組むときに非常に有利になります。

 

半年先の所得が分からない人にお金を貸せますかという至極単純な話ですが、これも大卒・高卒の違いだけで生じてしまうのです。

 

今回は、学歴(大卒・高卒)、所得の安定性、雇用の安定性が社会から切り捨てられるか否かを決めてしまうという残酷な話をしました。

 

次回は、騙されることについてお話しようと思います。

 

ありがとうございました。