カラ
幸せな夜明けも
感じとれる温もりも
泣きたいくらいの安らぎも
寄り添える心も
本当の事も
何も与えてくれないのに
何一つ差し出してくれないのに
何故そんなにあたしに求めるの?
空っぽになったあたしの心に
孤独だけが広かっていく
それにも気付かずに笑ってる
張り付いた笑顔に
無性に腹が立って泣けてきた
この空間には
乾いた嘘と
渇いた欲望と
悲しいお金が渦巻いているだけ
ドツボ
何もかもやり直せたらいいのに
その場の感情で流された
行為じゃないのが
余計に厄介だった
ちょっとした事で
ヤキモチ焼いて
ちょっとでもいいから
ヤキモチ焼いて欲しくて
意味のない行動で君を盗み見る
好きだ
痛感する
この気持ちが手に入らない物への
ただの執着心だとしても
好きでもない物に
こんなに執着したりしない
何を考えてる?
今君の前からあたしの
存在を消しても
本当の事は見えて来ない
会わないでいるのだって
きっと無理だと分かってる
素直に好きと言えたら
終ってしまうあたしの恋は
いびつに続いてく中で
形を変える事すら出来ず
大きな塊になって
重く苦しく心を支配してる
どーしたいんだろ
どうすれば元のあたしに戻れる?
昔の恋人と電話しながら
見上げた中洲の空は
低く灰色によどんで
あたしを見下ろした
どんな昔話を聞かせてくれても
あたしの心は晴れないよ
ただ誰かに好きって
言って欲しくて
いつも誰かを愛してる
そんな事に気が付いた
少し明るくなりかけながら
雲をはらった空が眩しくて
うつむきながら早足で歩いた
消えてしまいたかった
朝の光に包まれて薄れた
あの灰色の雲みたいに
