有難いことです。


毎日、毎回、あの日、この日、宿題を出されています。



誰に?



ある時は選手から。


ある時は友人から。


ある時は自分自身から。



考えようによっては、社会や地球そのものから、ということもあるかもしれません。



つまり、毎日のように宿題を出され、試され、毎日のようにその時その時の答えを見つけようとしているのが、「毎日」の姿なのかもしれません。



さて、今週中に見つけ出す宿題もすでに課せられています。


わたしひとりでは解決出来ない宿題でもあるので、U-18メンバー全員を巻き込んでこの宿題を考え中です。


その回答は日曜日にならないと分かりません。


考えに考えて、いくつかの回答も用意して、迷い悩んで、そして当日には自信を持って披露したいと思います。



さて、それで宿題は終わりか?



いやいや、それ以外にも、次から次へと宿題は山のように。


宿題を出される度に、最近はこんなふうに思うようになりました。



「ありがとうございます!」



いや、流行をアレンジして、


「(宿題を)出すよねー☆」、か。




いつも飽きもせず、代わる代わる宿題を出し続けてくれる(全カテゴリー)選手のみんな、ありがとう。


そして、常にわたしを試してくれる社会のみなさま、ありがとうございます。



宿題が、キツクテ、そしてそれが楽しくてしようがありません。


やっぱり、有難いことです。



さて、今日の宿題は?

4月19日、日曜日。


U-18クラブユース選手権第2戦。


このメンバーでは、初めてであろうタフな内容での勝利。



その帰り道。


本厚木駅から会場まで、バスでの移動なのですが、そのバスの本数は1時間に1本☆


つまり、帰り道、本厚木駅へ向かうバスも1時間に1本なのです。



試合後、本当に短いミーティングを終え、大急ぎでバス停へ。


バスに乗り込むと、わたしよりも大急ぎでバスへ向かったINACのメンバーたちが乗っていたのですが、一様に笑顔笑顔。


この日の試合の様子を、あれこれと話し込んでいるようです。


タフな試合を、最後の最後まで貪欲にプレーして、勝利を掴んだ充実感を感じることが出来るバスの中。



出発まであと少し。


外を見ると、対戦相手のメンバーたちがバスへ向かってきました。


彼らも同じようなルートでこの会場へ来たのです。


そのメンバーたちが、バスへ乗った瞬間、INACのメンバーは、話題をJリーグに移していました。


「(INACのメンバーも)ちゃんと相手の悔しさとか理解しているんだな」とわたしは心の中で思いました。



さて、バスは山の中をゆっくりと、本厚木へと向かいます。



わたしの座っている座席の前に、対戦相手のメンバーのひとりが立っていたのですが、気付くとその彼はバスの中でずーっと涙を流していました。


声には出してませんが、号泣です。


「大丈夫? 座るかい?」


「いや、大丈夫です」



そんなやりとりをしていたら、対戦相手の若いコーチがその選手に寄って来ました。


「(その選手は)純粋で良いですね」、とわたし。


「すいません。相当悔しいみたいで。でも、すごく純粋で良い奴なんですよ」、と若手コーチ。



バスは山を越え、どんどんと進みます。



わたしはこんなことを思っていました。


この試合、どっちが勝っても負けてもおかしくない内容だった。


つまり、小さなディテール次第で、帰りのバスの風景は全く逆になっていたかもしれない、と。


INACのメンバーが疲労感だけ残して、誰かがずーっと悔し泣きをしていて。


対戦相手が笑顔笑顔で。


その可能性もあったのです。



つまり、号泣の彼は相手であり、味方の誰かであったかもしれないのですね。



何でそう思ったか。


一年前、初参戦のこの大会。


試合毎に必ず誰かが悔し泣きをしていたなぁ、と。


あれから一年。



バスは街には入り、本厚木駅へと向かいます。

「えっ、もうゲームですか?」


「えっ、やりたくないの?」


「やりたいです!」


「じゃあ、いいじゃん。やろうよ」



先週の土曜日の、U13メンバーとのやりとりです。


U13トレーニングのこの日、Fコーチは所用で不参加。


ということでわたしが担当することとなりました。



ウォーミングアップは、このメンバーのデイリーワーク的なドリブルから。


10分ほど行なった後、「自分に対するパス」というイメージのリフティング。


10分ほど行なった後、ふたり組みが協力するサッカーテニス。


ここまでで25分。



「よし、給水して。そのまま紅白戦やるよ☆」


で、冒頭のやりとりがここから。



チームを2チーム分けて、整列。


「このグラウンドの広さの中で8人対8人のゲームをやるわけだけど、どんなことが起きると思う?」


「ボールに集まっちゃうと思う」


「なるほど。攻撃側(ボール保持側)はそれでいいと思う?」


「だめ」


「なんで?」


「ごちゃごちゃして終わっちゃうから」


「どうする?」


「スペースを創る」


「創ればいい?」


「スペースを創って、それを使う」


「なるほど。じゃあ、このゲームでそれだけは意識して取り組もう」



「守備側はこの広さだと、どんなことが出来る? 守備がやり易いかやり難いか?」


「やり易い!」


「なんで?」


「狭いからボールにどんどん行ける」


「さすが。じゃあ、ボール保持者に近い選手からガンガン獲りに行こう。それだけはしっかりと続けること」



そんなやりとりからゲーム開始。


実は広いとはいえないコートの中で8人対8人なので、ごちゃごちゃしてドタバタして進むかと思っていたのですが、予想以上にゲームとして成り立っていました。


ボール保持側がしっかりとボールを扱おうとすることと、スペースを使おうとする意識が高かったことも要因でしょうね。


守備側もしっかりとボール保持者に圧力をかけ続けていたので、試合としての要素はしっかりと保っていました。



途中、給水や選手が自発的に話していた試合での取り組みを確認するくらいのミーティングをはさみ、終了時間までひたすら紅白戦。


疲労も出てくる中でプレーの質や運動量が落ちる選手もいましたが、集中力は保ったまま終了。



終了後。


「今日さ、何分間ゲームをやったと思う?」


「・・・・・?、25分くらい?」


「えぇー? アップは何分やった?」


「25分くらい」


「でしょ。残りの時間は何をやった?」


「ゲーム」


「でしょ。だから75分だよ」


「そんなにやったの?」



というわけで、この日の紅白戦はトータル75分でした☆