pianist成田瑞季♪久我山ピアノ教室

pianist成田瑞季♪久我山ピアノ教室

東京学芸大学芸術スポーツ文化課程ピアノ専攻、同大学院修了。ラフォルジュルネin新潟、荻窪音楽祭など演奏活動も行っている。http://mizuki-pianolesson.jimdo.com演奏動画https://youtu.be/a4G6eOnE0Rk
連絡先mizyukki@gmail.com

♪ピアノ体験レッスン随時受付中♪
成田瑞季 久我山ピアノ教室
メール:mizyukki@gmail.com
ホームページhttps://mizuki-pianolesson.jimdofree.com/

演奏動画
https://youtu.be/a4G6eOnE0Rk

発表会が近づいてきました。


レッスンをしていく上で、様々な子供たちと接していて思うことを書いていこうと思います。


レッスンをしていると、気分が乗らない時や、生活の中で他の何かが気になって集中できない時、練習ができなかったのでネガティブになっている時などに遭遇する時がよくあります。


そんな時、子供がどこにフォーカスしているのかを見極めていきます。レッスン以外で起きたことを引きずっているのか、練習がうまくいかなかったのか、できるけどめんどくさがっているのか、など理由は様々です。


自分の感情を整理してレッスン室に入り、レッスンの中例えできなくても感情があまり揺らぐことなく(悔し泣きは良く見ますがこれは良い例だと言えます)淡々とこなしていくことはとても難しいことです。


一喜一憂せずに、楽譜と向き合うこと。


週一回のレッスンでは、感情のコントロールや楽譜を注意深く見て確認することはできないので、レッスンを受ける姿勢は、日々の生活がそのまま出ていると思います。


「書かれてあることを確認して、行動に移し、その行動をもう一度確認する。人のいうことは一度飲み込みやってみる。習うということはどういうことかを感じる」


子供のうちにこれが習慣になれば、成長していく中で困ることは減るのかなと思います。








投稿が滞っていましたが、この投稿をする頃に、ロシアによるウクライナ侵略は終わっていると良いなと思いました。

ピアノの発表会を終え、熱を帯びる生徒さんも増えている様子です😊


塾や卒業などで、一旦辞める人や戻ってくる人、本当に色々です。


他の習い事に比べると、週1回もしくは月3回のレッスンしかない中での目に見える成長はとても見えにくいのがピアノ。例えば身体を使う習い事は週に2回以上あったりします。私の考えですが、学校も週5日あるように、週に行く日数が多ければ多いほど定着しやすいのだと思います。そういう意味で、ピアノはかなりハードルが高いと言えます。


まず楽譜を正確に読み、自分の意のままに弾くことができないことを受け入れることから始まります(この時点ですでにハードルが高い💦)。勉強と同じで、ただ楽しいだけではなく常に頭を使う必要があります。そして作品への尊敬は常に持っていなければなりません。

そして音楽の流れに沿った音を出すためにはどうすれば良いかを探し、身体の使い方や重力の掛け方などを学んでいきます。

自分がどうしたいか、どうすべきかをいつも自分に問いかけ、先生のアドバイスも常に思い出しながら、少しずつ自分のものにして進めていきます。


ここまででも本当にこなすことが多いですね。

この繰り返しが定着していくとどんな楽譜が来ても、しっかり向き合うことが可能になります。


これを月3、4回の中で習得するにはとても無理があります。


私が昔、恩師から言われたことで今でも思い出し、自分が教えていて感じることがあります。


「音を聴いていれば、生活が全部わかるから」


という言葉。


レッスンをしていると、まさに生活の仕方や何気ない仕草や態度が、音に現れます。それはよく指が回る生徒でもそうでない生徒でも変わらない部分です。

伸び代があるかないかも含めて、レッスン時の音や反応でわかります。


ピアノはこのように、アナログ的であり、全て手作業で構築していかねばなりません。


今の時代ですとまるで修行のようです。


久我山ピアノ教室 体験レッスン募集中 久我山クラシックデュオ 高井戸区民センターうたごえサロン講師

https://mizuki-pianolesson.jimdofree.com/


発表会が近づき、生徒たちは毎週たくさんの気づきと向き合った成果を伝えてくれています。


形のないもの、勝敗がないものはまるで修行のようなもので、常に己と向き合いながら逃げることはできません。自分を少し許しながら、課題を見つけていく、これを小学生の頃から続けていくわけですから本当に大変だと思います。弾く気分ではなくても、レッスンがあれば切り替えて向き合わないといけない、練習が思うようにできていなくてもレッスンの日が来てしまう、常に自分の感情やコンディションと向き合い、コントロールせねば先はありません。逆にそこを柔軟に受け止めることができればどんどん先に進めることができるということです。


子供は勉強と並行して重要なことの一つに、遊びがあります。それはいわゆるアナログ的な遊びです。自分の頭で考えて、友達と小さい社会の中で自分がどうするべきかを考える。これは人間形成をしていく上でとても重要なことだと思います。勉強やピアノよりももしかしたら大切かもしれません。


専門性と社会性は切っても切り離すことはできず、その距離が離れているほど、特に専門性においての意味は薄くなる。専門性は社会性を支えるために存在しているのではないかと考えるからです。


そして専門性と社会性を繋ぎ止めるものに、教育があると思います。様々な教育的思考を元に、専門性や社会性が作られ、それらを見る角度がより多角的なものになるのではないでしょうか。

身近なところで、その教育は私1人ではできず、トライアングルのように、ご家庭での教育的な配慮が同じように大切になってくるのかなと感じています。



Mizuki久我山ピアノ教室

久我山クラシックデュオ



コンサートのお知らせを少し🇺🇦


ウクライナ音楽コンサート

2023年3月12日(日)17:00-17:45/18:00-18:45

2回公演

場所:武蔵野公会堂

入場無料:カンパ制

(NPO法人日本ウクライナ友好協会KRAIANYを通して全額寄付します)