公認心理師 過去問研究[1029] 第7回悉皆検討〈2〉チーム医療診療計画手法 | こころの臨床

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心理学は、学問的な支えも実践的身構えも、いずれも十全と言うにはほど遠い状況です。心理学の性格と限界を心に留めつつ、日本人が積み重ねてきた知恵を、新しい時代に活かせるよう皆さまとともに考えていきます。

第七回公認心理師国家試験問題(2024年3月3日実施)

問 2  チーム医療において、治療効率のよい診療行為を時系列で並べた工程を作成し、それに基づいて診療や評価を行うことで、質の保証をしながら効率的に患者の診療を行う手法に該当するものを 1 つ選べ。 

1)  クリニカルパス
2)  ブリーフィング
3)  メディエーション
4)  パーソンアプローチ
5)  スタンダードプリコーション 

 

 

 

解は、1

 

1)  クリニカルパス clinical path:(標準的)診療計画(表)

 🐱  厚労省サイト:以前は輸入用語そのままクリティカルパスと呼ばれていたようです。

  (⇩13枚目のスライド参照)

https://www.mhlw.go.jp/wp/seisaku/jigyou/05sougou/dl/1-11-1a.pdf 


2)  ブリーフィング Briefing :事前確認・打ち合わせ。一般用語。
 

3)  メディエーション  mediation:(法律用語 調停・仲介)

   患者・病院間で生じたトラブルを、両者の間に立って仲裁する制度

  (「医療メディエーション(対話仲介)」)。
 

4)  パーソンアプローチ  person approach

         過誤を起こした個人を譴責することで再発防止を目論む方法。

         無論、実効性に乏しい。😹
 

5)  スタンダードプリコーション Standard Precautions

         標準(感染症に限らない)予防策。

https://www.kango-roo.com/work/451/ {看護roo! わかり易い。随時参照をお勧め。}

 

🐱  出題意図

すべて医療領域の用語、公認心理師法42条は、医療現場を想定されたものであることの再認。

 

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