6/1(土)
昨日ランニングしたせいか、地元の町の中を走るマラソン大会に出場している夢を見た。途中歩いたのに大会新記録で優勝した。やったね。
去年の12月に初めてマラソン大会というものにエントリーし、妹と一緒に10㎞の部に参加した。
それまで私はマラソン大会といったら、東京マラソンとかホノルルマラソンとか大きい大会でハーフかフルかという選択しか頭になくて、今の自分には無理だと思っていたのだけど、いつも行っている美容師にいろいろな大会があるし5㎞でもいいんだよと教えられ、調べると小規模な大会は毎週のようにどこかで開催されていることを知った。
私が出たのは埼玉の彩湖という湖の周りを周回する大会。
妹には敵わなかったけれど(彼女は高校まで陸上部の長距離選手だった)、多少の緊張感の中走るのは懐かしい感じがしたし(私は中学まで臨時で作られる陸上部の長距離選手だった)、目標としていた1時間も切れたので大満足だった。
が、フルはこれの4倍かぁと考えるとビビる。
そしてダメージは4倍じゃ済まないだろう。
ちょうど最近読んでいる村上春樹の昔のエッセイにマラソンのことが書かれていた。
ところでマラソンというのは、ある意味ではかなり不思議な体験である。これを経験するのとしないのとでは、人生そのものの色彩もいくぶん変わってしまうんじゃないかという気がするくらいである。宗教的体験とまでは言わないけれど、そこには何か深く人間存在にコミットするものがある。四十二キロを実際に走っているときは「まったくなんで好きこのんでこんなひどい目にあわなくちゃいけないんだ。こんなことをしたっていいことなんか何もないじゃないか。というか、かえって身体に悪いくらいじゃないか( 爪がはがれる、まめもできる、翌日は階段をおりるのが辛い)」とかなり真剣に自問するのだけれど、それでもなんとかゴールに飛び込んで、一息ついて手渡された冷たい缶ビールをごくごくと飲み、熱い 風呂につかりながら安全ピンの先で膨らんだまめを潰す頃にはもう、「さあ次のレースは頑張らなくちゃな」と鼻息も荒く考え始めている。
『村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた』村上春樹
ビビるけど、痛そうだけど、やっぱり体験してみたいなぁ。
フルマラソンに出るのが今の私の夢の一つ。
6/2(日)
『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』全23巻(泰三子)読了。おもしろかったー。
交番勤務の女性警察官を主人公にした日常コメディ漫画。
作者の泰三子さんは10年勤務した元警察官で、漫画家に転身した理由が、漫画で描かれているようなどうしようもないような人たちがあれやこれや考えながら何とかやっているという警察の生の仕事ぶりを伝えたいから、というのだからすばらしい。
基本的には笑って読めるけど、事件を扱っている以上シリアスな展開もあり、そのバランスもとてもいい。登場人物もそれぞれキャラが立っていて魅力的。
腰から下げている拳銃は気軽に取り外せないため、女性警官は山狩り(山中に逃げ込んだ犯罪者などを捜すこと)のときなどはトイレに行かなくて済むように水分をとらず脱水になりがちだとか、生理2日目でも訓練で長い時間走らなければならず出血を気にしてケツチェックしてもらう次の描写なんかはリアルなんだろうなーと思う。
不祥事が起きたときだけニュースで取り上げられ、マル暴刑事がヤクザの事務所に家宅捜索に入る「どっちがヤクザかわからん」動画がバズったりするばかりで、日々の奮闘の成果はなかなか報道されない警察。人気番組『警察24時』でさえ今やらせ疑惑で話題になっている。
でも「警察は一体何をやってるんだ!」と文句を言う前に一度読んでもらいたい。笑わせられながらも、警察の仕事がいかに大変かを痛感する。私は読んでから、散歩のとき挨拶してくれる交番前の警察官への「こんにちは」に、深い「ありがとう」の気持ちを込めるようになった。
ちなみに、同じ作者が今連載している『だんドーン』(既刊3巻)もものすごくおもしろい。
こちらは舞台は幕末、後に「日本警察の父」と呼ばれる実在の人物、川路利良を主人公としている。川路を描こうと思った理由が「ウンコ」「金玉」というのだからすばらしい(作中のコラムを読んでください)。
みんな大好き西郷隆盛も出てくるが、何よりまずは島津斉彬に惚れる…(泣)
笑って泣けて歴史の勉強にもなるというすばらしい漫画。続編が早く読みたい。
6/3(月)
昨日ヒュー・ジャックマンとレベッカ・ファーガソン主演の『レミニセンス』という映画を見たので(ストーリー自体はそこまで心動かされるものではなかったけど、二人が美しくてそれだけで眼福だった)、今までも何回か読んでいたヒューのWikipediaを何気なく開いたら、「元妻はデボラ」とあったのでおったまげた。
またまたー!Wikipedia間違ってるゾ。
あの超がつく愛妻家のヒューがデボラと離婚するわけないじゃん。
つい最近もインスタで、デボラとのツーショット載せて、「27年目の結婚記念日おめでとう!あなたの笑顔や精神や寛大さやユーモアや勇気や誠実さは僕にとってすばらしい贈り物だよ!もうめっちゃ愛してるよ!」(私の超訳です)的メッセージ書いてたやん。
と思って調べたら去年の9月に離婚してた!マジかー!
つい最近と思ってたインスタは、去年の4月11日の投稿だった。
そういえば最近はライアン・レイノルズとの写真ばっかりだったな。(『デッドプール&ウルヴァリン』が来月公開するため)
昔からヒュー・ジャックマンが大好きだけど、その好きの理由の中には、(ハリウッドスターなのに)長年連れ添った奥さん(しかも13歳年上)と養子にしたお子さん二人を大切にしている(ように見える微笑ましいパパラッチ写真多数あり)という要素も大きかったから、やっぱり離婚って聞くとショックではある。
が、まぁ、本当の理由なんて本人たちにしかわからないし、外野がどうのこうの言うことじゃないよね。愛といってもいろいろな形があるし、愛してたって別れることもあるかもしれないし、米津だって「愛してるよビビ さよならだけが僕らの愛だ」って歌ってたし(『vivi』)。
たとえ本当に愛してるのは実はライアン・レイノルズだったんだ!ってカミングアウトされてもずっとファンでいるよ…(いやむしろその理由の方が納得できたりして)。
とか考えてたら、ヒューの友人が、新しいパートナー探しが今のヒューの優先事項で、最初に彼の目を奪った女性と恋が始まるかもしれない、なんてことをのたまっているという記事を見かけた。
…そうだ、渡米、しよう。