こんばんは。
雫石雪乃です。
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カウンセリングをしていると、
「ああ！！そういうことなんですね！！わかりました！！もう大丈夫です。
これがこうで、ああでこうなんですよね。そしてこうすればいいんですよね
」
と、本人の気づきによってどんどんエネルギーが軽くなる瞬間があります。
それを感じると、
「よし！この人はもう大丈夫だ」
と思うのですが、ところが物事はそう上手くはいかず、そのクライアントさんがまた色々なことを考え始めると、大きな引き潮に攫われていくかのように元の状態に戻ることがたまにあります。
「え？ほんの10分前まであんなに希望に満ち溢れてやる気満々だったのに！？待って！！そっちに行かないで！！戻ってきて〜
」
と心の中で叫ぶのですが、その時にはもう後の祭り。
何を言っても戻ってくることはありません。
では、その「引き潮」の正体は何かというと、
私は可哀想なままでいたい
私は誰かに可哀想だと思われたい
という願望（欲）です。
この願望が幸せになることをすごーく邪魔します。
恐ろしいほどいい仕事をしてくれます。笑
「そんな願望私にはないです！！私は本当に心から幸せになりたいんです！！」
と、みんな言うんですけど、
「あ、私にもあるかも・・・」
と気づいてしまうかもしれないやりとりを今日、強迫性障害のYさんとしたので皆さんにもシェアしますね。
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Yさん
こんにちは😃
Yさんにピッタリかな？と思うことが書かれていたのでシェアしますね。
私には「あ！分かったかも！」と一瞬閃いても、また思考の沼にはまって元の状態にすごい力で戻っていくYさんの姿が、
「私はまだ被害者で可哀想なYちゃんのままでいたいの！
私は可哀想なの！
可哀想だって思われないと私は誰にも相手にされないの！」
と主張しているように見えてしまうんですね。
それも別にいいとは思うんですけど、でもそれを続けていても光は見えてこないといいますか、Yさんが本当に望んでいるものは得られないのではないかな？とも思っています。
思い通りの結果を得るために頑張ることをやめると、思わぬ素晴らしい結果に導かれるという体験を私も何度もしています。
ですから、最善の結果を頭で捻り出そうとするよりもただただ自分自身も自分の未来も信頼して、委ねてみてはいかがでしょう？というご提案でした！
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これに対するYさんの返答
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雪乃さん
こんにちは
「もし数分後に死んでしまうなら…」という質問を初めのカウンセリングで受けました。
今考えると…
正直に言うと
私が死ぬ事でみんなにずっと後悔して欲しいと思ったんですね。
お恥ずかしながら。
でも聞かれた当時、もっとお利口さんだったので夫や周りの人達に感謝を述べると言ったんです。
で、その感謝の気持ちで今も生きていけばいい…という事だったんです。
でもそう言われても苦しいままで…。
今「みんなに後悔して欲しい」なんて思った私にショックも受けましたが…そうかぁ私、被害者でいたいとはこの事でやっとそれがわかったよ…とも思いました。
そして文にもありました「強さ」がまだ分からずにいます。
私が今まで思っていた強さは他者をコントロールするもので強さを勘違いしたまま生きてきました。
今、自分が信じて生きてきた
いい人、強い人…他にも色々な良いと思っていた事がどうやらそうではなかったらしい…
と知り、どんなふうに生きたいか何を望んでいいのかもよく分からなくなってしまいました。
たくさん「良くあるために」を考えてきたのに全てお門違いで思考すらストップ…とは…
もう大混乱だったんです。
今までの生き方全否定？と思ってしまった時期もあります。
最近「委ねる」という言葉が気になっていたのですが雪乃さんからも「委ねる」という言葉がありきっと今、大切なのはそれなのだろうと思います。
でもまだ委ねる事もよくわからない！となってしまうのですが
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Yさんがお利口さんのままじゃなくて、本当によかった✨
もし私が同じ質問をした時に、Yさんが
「夫や周りの人に感謝を述べる」
と答えたとしたら、私はYさんを導くのを諦めていたと思います。
「あ、この人、まだ時期じゃないわ」
と思って。
そういうお利口さんの答えじゃなくて、本当の答えが欲しいから。
自分が死ぬことでみんなにずっと後悔をしてほしい。
その願いを叶えるためには、ずっと可哀想な自分でいなければなりません。
ずっとずっと、可哀想で惨めでしんどそうな自分でいることで死んだ後に
「ああ、もっと優しくしてあげれば良かった。あんなことをしなければ良かった。ああ、ごめんなさい。ごめんなさい」
そうみんなに言ってもらうために、生きている間ずっと辛そうにしなければいけない。私、可哀想なままでいなくっちゃ。
それって・・・・
とんだ復讐劇ですよ！Yさん！笑
自分が死んだ後にその願いが叶うことと、その願いを捨ててて今幸せに生きていくこととどちらを選ぶかは自分で決められます。
死んだ後に
「ごめんなさい」
と思わせるよりも、死ぬ瞬間に
「ああ、すごくいい人生だった。あなたたちのおかげで私の人生は素敵なものだった✨」
と言える方がいいのでは？
人生最後に復讐劇を遂げるために全ての人生を棒に振るなんてもったいないですよね。
死んだ後に
「いい人だったね」
と思われたいという人も同じで、その人は死んだ後に良い人だと言われるために、ずっと自分を殺して良い人を演じて生きなければならない。それは本人にとってちっとも幸せな人生ではないのではないでしょうか？
死んだ後にまで自分が他人にどう思われるかを気にしながら生きるなんて！！
人に悪く思われない人生はいろんな意味で安全かもしれませんねぇ。
その安全を得るためになんとしても「いい人」にしがみつきたい人もいるでしょう。
可哀想な自分でいることで攻撃されない！と信じている人もいるでしょう。
そんな人にはバーソロミューのこの言葉を送ります。
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あなたの求めている安全は、あなたの内側にあります。
自分の意識が集中するものが、あなたの人生の現実となるのです。
精神的強さや心の平安、愛、そして人間の理解を超えた叡智などを持ちたいと思うのでしたら、それを得るための努力を毎日する必要があります。そうした資質を自分のものとするための努力など、したくないという人がいます。それならそれでけっこう、何もしなくても構いません。ただし、自分が不幸だとか、絶望したとか、不安だなどと
泣き言は言わないでください。
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