幼なじみのK君のこと | 裏庭のないしょ話

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こんにちは。

リーディングカウンセラーの雫石雪乃です。

 

昨日、今日とキネシオロジーの講座はお休み。

久しぶりにゆったりした気持ちでブログを書いています。

 

今朝NHKのニュースで、

 

「殺処分されるペットの57パーセントが施設や病院に入った高齢者の飼っていたペット」

 

というニュースを聞きました。

 

それを聞いてこの間読んだほぼ日の対談にこんなことが書かれていたのを思い出しました。

 

人間に酷い目に遭わされペットがそれでも人間に心を開いて生きていこうとする姿を

 

「なんて動物って素晴らしいんだろう」

 

と、感動する女性に対して、

 

「そこで“なんて惨いことをする人がいるんだろう”というところに目を向けるのではなくて、動物の素晴らしさに目がいくあなたが素晴らしい」

 

というようなことをたしか糸井さんが言っていて、私も

 

「ほんとだわ!」

 

って思いました。

 

動物は可愛い。

だから、なにも考えずに動物を酷い目に遭わせる人は許せない。

そう思う人はいっぱいいると思うのです。

 

でも、そうやって目に見えない誰かを攻撃していたら、自分自身も同じように攻撃されるのが怖くなって何も出来なくなってしまいます。

 

きっと、施設に入るためにペットを手放した高齢者の方々の中にも、

そういう理由ではなくペットを手放した方々の中にも、

拒絶されるのが怖くてそういう手段に出た方がいるのではないかな?

と私は思います。

 

「私は施設に入ってペットを飼うことが出来なくなってしまうから、お願い出来ませんか?」

 

そのひと言が言えない人が。

人様に迷惑をかけてはいけないという想いが強い世代の人たちが。

 

それを言う勇気がある人もいるでしょう。

 

でも、それまでの人生でいろんなことを拒まれ続けた人にはそのひと言が言えないと思うのです。

 

「どうして最後まで頑張って飼おうとしないんですか!?動物が可哀想だとは思わないんですか!?」

 

そんなことを強く言われるぐらいなら、こっそり保健所に連れて行こうと思ってしまうのでしょう。

 

そんなことを言って誰かを否定するぐらいなら

 

「私も一緒に飼ってくれる人を捜してあげますから、最後まで諦めずに頑張りましょう」

 

と言ってあげた方が良いのに、そうする人があまりいないし、そう言ってくれる人を知らない。

 

だから、保健所に連れて行くという選択をする人がいてもおかしくはないと私は思うのです。

 

先日、キネシオロジーの講座で「ノーが言えない人」「頼み事が出来ない人」の恐怖を取り除き、言える自分、頼める自分になるためのワークをしました。

 

ほとんどの人が何かしらの理由でこの2つが出来ません。

 

ノーと言えない人は、近しい人にほど嫌われるのが怖くて言えない、

迷惑をかけて拒絶されるのが怖くて言えない、

相手が繊細な人であればある程、傷つけるのが怖くて言えないなど様々な理由がありました。

 

頼み事が出来ない人も同じ。

嫌われたり、拒絶されたりするのが怖くて言えない。

 

自分が一番苦手なパターンを想定してノーと言ったり、頼み事をしたりするワークをするのですが、やればやるほど怖くなって、終いには涙が出てきます。

 

それほど人にとって拒絶されること、否定されることは怖いことなのです。

可愛いペットのためとはいえ、その恐怖を克服できない人も世の中には存在します。

 

人は否定されること、受け入れてもらえないことを一番恐れるのです。

 

この間、ふと30歳になる前に死んでしまった同級生のK君のことを思い出しました。

 

彼は幼稚園の頃からとにかく暴れん坊で、同級生をいじめる、誰から構わず手下にして言うことを聞かせようとする、恐喝してお金を持って来させようとする、そんなことを繰り返すものだから、私が知る限り1人も友達と呼べる人がいませんでした。

 

でも、

 

「友達が欲しい。誰かに認めて欲しい」

 

という気持ちだけは痛いほど伝わって来るのです。

 

小学校の先生も、中学の先生も暴れて手に負えないとは思いつつも、その気持ちだけは分かっていたらしく、とにかく彼の自尊心をあげるためにあらゆることをしていたように私には見えました。

 

けれども、同級生の反感は高まるばかり。

もちろん誰も彼と仲良くなろうとはしません。

 

帰り道がいっしょになる彼に何度か

 

「そんなんじゃいつまで経っても嫌われ者のままだよ」

 

と声をかけましたが、その時はシュンとするのだけれど、きっとどうすれば人に愛されるのか分からなかったのでしょう。ずっと彼は自分の態度を変えることが出来ませんでした。

 

野球が得意で、高校野球の強豪校にスカウトされ新しい生活を始めた彼はそこでも人間関係がうまくいかず、結局野球はやめてしまいます。

 

高校卒業後、地元を離れた私は実家に帰るたびに彼の実家のお寿司屋さんに呼ばれ、彼の握るお寿司をごちそうしてもらいました。

 

そのたびに

 

「いつかアルファロメオを買って、雪乃ちゃんを迎えに行くからね!」

 

と彼は言っていました。

 

けれども、それから数年して彼が仕事用の包丁で父親を刺しました。

 

彼は幼い頃から厳し過ぎる父親に反抗することも許されず(今考えると彼の父親はおそらくアル中だったのです)、人格を否定され続けたために、学校や社会で暴れ回っていいました。

 

その彼がついに我慢の限界を超えて、父親を刺してしまった。

 

その父親がどうなったのかは分かりません。

 

けれども、それからしばらくしてK君はお酒の飲み過ぎで肝臓がんになり、トイレで血を吐きながら1人孤独に死んで行ったと人づてに聞きました。

 

私を迎えに来ることもなく。

 

 

あの人は酷い人。

そんなことを簡単に言ってしまう人に程、知ってほしい。

 

意地悪に、酷い人に見える人程、実は傷つきやすくもろいのかもしれないということを。

 

なにもそういう人を変えなさいと言っているのではないのです。

ただ、否定したり批判したりだけはしないで欲しい。

 

もちろん、私だってそうしてしまうことはあります。

でも、そうしない努力だけは続けたいと思います。

 

 

それだけで世界は優しい方へと変わって行くと思うから。

 

今日は2年前に亡くなった先住猫ムッチュッチュの命日

 

日に日にムッチュッチュに似て来るユキちゃんを抱っこしながら、

様々な思い出に浸ろうと思います。

 

 

否定するよりも、受け入れることで

人も社会も優しくなって行く。

 

そうだよね、ムッチュッチュ。

 

 


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