信じることは何かにすがることではない | 裏庭のないしょ話

裏庭のないしょ話

心の中のこと

こんにちは。
リーディングカウンセラーの雫石雪乃です。

昨日書いた記事のことを反芻していたら、20代の中頃に職場で出会った同い年の女の子のことを思い出しました。

彼女の父親は海外のビックアーティストの日本公演をプロディースするような仕事をしている方で、ライブDVDのエンドロールを最後まで見ていると必ず名前が出て来るような、その業界ではとても有名な方でした。

つまり、お金持ちのお嬢さまです。
しかも謙虚なお嬢さまではなく、鼻がどこまでも天高く登っているようなお嬢さまでした。

ま、嫌いだったんですね(笑)

私の人生で出会った人の中で大嫌いだった人を3人あげろと言われたら、2位にランクインするぐらい大嫌い。

なぜ嫌いかと言うと、物事の判断がすべて「お金」だったから。

金持ちそうな人と付き合い、
お金のなさそうな人は蔑み、
持っている物をひけらかし、
世の中全体を上から見ては、上から目線の発言を繰り返す彼女に当時の私は

「げええええええ〜」

と思っていました。
今のわたしなら、そういう世界があるというのも理解は出来ます。理解は。
でも、嫌い(笑)

そんな彼女がある日、

「これこれ、こういう漢方のお茶があってね〜。特別に取り寄せなくちゃいけなくって〜。○万円するんだけど〜。肌にいいからもう半年飲んでるの〜」

というので、

「でも、お茶の効果全然出てないじゃん?もっと自分の肌にちゃんと合うヤツを飲んだ方が良いよ」

と言って場の空気を凍らせたことがありました。
凍ろうがどうなろうが気にしないんですけどね☆

彼女は、そのお茶の効果を信頼していました。
だからこそ、半年も飲み続けていた。

けれども、私が見る限り彼女の肌は全く改善されていなかったのです。

昨日の記事で「信じることはとても大切だ」ということを書きました。
けれども、信じる対象を間違えてしまってはそれは全く意味がないのです。

私たちが信じなければいけないのは、あくまでも自分であり、自分の可能性です。

この彼女の例で言うならば、信じなければいけないのは彼女自身の自然治癒力であって、お茶の力ではないのです。

彼女に限らず誰にでも体を改善する自然治癒力が備わっています
それを最大限に引き出してくれるものを見つける力も持っているし、
それが本当に自分にとって必要な物であるかどうかを判断する力もみな持っているはずなのです。

にも関わらず、彼女の肌が改善されなかったのは、それらすべての判断を他人に委ねたからです。

「誰かがいいと言っていた」
「誰かが効果があると言っていた」
「肌が改善されたと書いてあった」

これでは、自分で判断したのではなく「誰かが良いと判断した」ものを選んだだけであって、自分では全然選んでないんですよね。

彼女が「お茶」ではなく「自分の自然治癒力」を信頼していたら、効果がないと気がついた時点でもっと自分の自然治癒力を引き出してくれるものを探そうとしたと思うのです。

けれども、彼女は自分自身よりも「誰かが言うお茶の効果」を信頼したからいつまでも何も変わることはありませんでした。

信じる者は救われます。
けれども、信じる対象を間違えてはいけないのです。

同じような例で、先日来られた方が、

「私なりに考えながら生きて来たつもりです」

と言っていました。

けれども、彼女が言っている「考える」とはつまり

「なにか良いものはないかな〜。あ、見つけた。レビューも良いことがたくさん書いてあるし、よしよし」

という程度の考えるであって、

「レビューでこの人はこう言っているけれど、これはこの人の主観がかなり入っているな」

とか

「この商品の費用対効果は本当にこの値段に見合うものだろうか?」

と真剣に考える姿勢がまるで見えないのです。

誰かがいいと言っているからすぐに飛びつくという感じ。

これも自分で判断したのではなく、他人の判断にただ乗っかっただけ。

私たちにはちゃんと自分に合う物・必要な物を選択する判断力(直感力)があり、治る力も備わっています。

逆に言うと、自分に合う物、必要な物は自分にしか分からないのです。

にも関わらず、自分の直感や判断力よりも他人の意見を信頼し、他人の意見を取り入れて、思い通りの結果にならずに憤ったり、結果が出ていないのにも関わらずにそのことに気づかずに搾取され続けている人のいかに多いことか。

いくら他人が良いと言っている物だとしても、それで結果が出ないのならばそれは自分に合わないということ。

「こんなにみんなに効果があったものを使っても治らないなんて、私はやっぱりダメなのね」

じゃなくて、みんなには合ってたけど自分には合わなかったって言うただそれだけ。


「治らない」とか「自分はダメなんだ」をベースに考えるのではなく、
「治る」とか「自分もやれば出来るんだ」をベースに考える。


すると、治る方法や自分でも出来る方法が見つかります。

先日、子どもたちと『思考の現実化』について話をしていた時のこと。
次男くんが

「じゃあさぁ。”100点取るぞ”って思ってたら取れるの!?」

というので、

「うん。取れるよ。ただし“100点取るぞ”って思いながらお勉強をして、”100点取るぞ”って思いながらテストを受ければ取れるってことだよ」

と伝えました。

100点を取るぞ!と思いながら勉強する子と、
なーんにも考えずに勉強する子、
どちらがいい点数をとるでしょう?

明らかに前者ですよね。
記憶の定着度がまるで違うと思うのです。


ベースの違いとはこれと一緒。
病気や肌が治ると思いながら治療法を模索する人、
治らないと思っているから治療法すら模索しない人。

治ると信じているから頑張れる人、
治ると信じていないから頑張れない人。

答えが見つけられると信じているから探し続ける人、
答えなんてないと思っているから探そうともしない人。

人は信じて疑わない方に強い力で引っ張られて行きます。
だとしたら、あなたが本当に信じなければいけないのは一体何でしょうか?

昨日、ココロプロジェクト継続中のKさんがこんなことを話してくれました。

「もう可哀想な私を演出するのを止めたら、いろんなことがすんなり出来るようになりました。
先日、旦那の実家の山口に飛行機で帰省したんですが、帰りがけに毎年、滞在費としてお心づけを置いて来るんです。

いつもの年なら”ここまで来る往復の飛行機代とか外食代だけでもかなりお金がかかっているから、これを差し出すのはな〜”って思いながら後ろ髪惹かれる気持ちで遠慮する義理両親に渡していたんですが、今年は

”遠慮しなくて大丈夫です。旦那さんは、上司にも信頼されててガンガン稼いで来てくれているし、これからもどんどん収入が上がると思うので遠慮しないで下さい”

って言いながらものすごくスムーズに渡せたんです。
もう心からそういう気持ちになっているので、そこに嘘は全然ありませんでした。

後日、旦那の方に義両親から電話があって”息子から大丈夫って言われても、自分達を心配させないように嘘をついているんだろうと思ってしまうけど、お嫁さんに言われると本当に大丈夫なんだろうなと思って安心したよ”って言われたって言っていました」

もうそれを聞いて私もウルウル。
ご主人はKさんがきっぱりとお金を渡した様子をみてなにも言わなかったそうですが、きっと自分は妻にこんなにも信頼されていると言う自信が芽生えたと思うのです。

それにより、ご主人は今後Kさんが預言した(?)通りにどんどん収入が上がって行くことでしょう。(kさんの前回のセッションの様子はこちら

Kさんがここまで変化して行く中で気づいたことを聞いたら、こんな風に答えてくれました。

「私は今まで困ったことがあるとすぐに母親とか友達とか誰かに相談してそのとおりにしていました。

でも、それって結局は自分で考えてやったことが失敗したら怖いから、失敗した責任を取らなくて済むように他人にばかり意見を求めていたって言うことに気がついたんです。

それでそれをやめて、ちゃんと自分で考えて行動するようになったら、失敗することもあるけれど、失敗したことも、成功したこともすべてが自分のデータとして自分の中のデータベースに残って、また何かあった時にちゃんとそれをやっちゃダメだとか、それで大丈夫だとかそういうデータを取り出せるってことが分かりました。

他人に意見ばかり聞いていたら、そのデータがいつまで経っても増えないんです。

データが多ければ多い程、自分の自信に繋がって行くんだと思います」

彼女がココロプロジェクトを始めてから2ヵ月。
この2ヵ月で彼女のデータベースの情報量はどんどん増え、日々データも新しいものへと更新され続けています。
そしてそれに比例するように彼女は自分を信頼し、他者に安心感を与えることが出来るようになりました。

あなたのデータベースにはどれぐらいの「あなただけの」データが詰まっていますか?


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