”ワクワク”という言葉に騙されない

こんにちは。
リーディングカウンセラーの雫石雪乃です。

３日間のファスティングが終了しました。
４日やろうと思っていたのですが、今回は病み上がりのせいかなんとなく前回よりもキツく感じたので、もっとコンディションのいい時にやろうと思い3日で止めちゃいました。

回復食で徐々に戻して、遠征先で美味しい物をたくさんいただきたいと思います♡

さてさて。
私には前からずーーーーっと疑問に思っていることがありました。

それは「ワクワクしない」こと。

というか、世の女子がしているらしい妄想旅行とか妄想デートとか、そういう妄想しているうちに胸の鼓動が高鳴って、

ムキャーーーーーーー♡♡♡

ともんどりうって転げ回る。。。みたいな状態になったことがないということ。

これはおばさんだからではなく、昔からそうだったと思う。
でも、薄々感じていたことが今回確信に変わりました。

ワクワクしなくても良いんです！！

先月の終わりにご新規でKさんという方がやってきました。

Kさんは、結婚・出産を機にお仕事を辞めて家事と育児に専念していたのですが、そろそろ仕事に復帰しようと思った時に、本当にしたい仕事は何かが分からなくなってご相談に来られました。

これまでしてきた仕事は看護師と女優さん。

看護師のお仕事は嫌いではないのだけれど、なんとなく戻るのをためらう自分がいる。
私は本当は女優に戻りたいのかしら？？そんな葛藤を抱えていました。

そこでお話をじっくりと聞いた後に、彼女の過去世を見せてもらいました。
すると、彼女の魂はこれまでに実に多くの「表現する人生」を選んで来ているようでした。

ある時は、ヨーロッパの宮廷音楽家。
ある時は、タヒチアンダンスの踊り子。
またある時は、カルメンの踊り子。

なかでもとりわけカルメンの踊り子時代に彼女は「自我を捨てて魂を表現する」ということに魅入られ、一心不乱に踊る姿を見えます。

内側から沸き上がって来る情熱を、自我と言うフィルターを通さずにただ沸き上がるままに表現する。
そういうことが出来るということを彼女の魂は知っていました。

ですから、そういうことをまたしようと思えばすぐに出来る状態にあったのです。

先日、『憧れの人のようになるには○○する』という記事を書きましたが、彼女の場合、この記事に書いたような「エネルギーを降ろす」とか「憑依する」ということがいとも簡単に出来る人なのです。

ですから、たとえばお芝居の役になりきる・・・というようなレベルの話ではなく、もうその役の人物そのものになれるというか、もうお芝居のレベルを超えた役作り（？）みたいなものが出来る方だということが分かりました。

とはいえ、出来るかどうかとやりたいかどうかはまた別の問題。

でも、とても静かな情熱が彼女の中にわき水のように溢れ続けていることだけは分かります。
彼女にそのことを伝えると、

「そうなんですね。そういう静かな情熱みたいなものが自分の中にあるのは分かっていました。でも、やりたいことってもっとワクワクしている物だと思っていたんです」

というようなことを彼女は話してくれました。

そう。今、世の中では「ワクワクすることを仕事にしよう」とあまりにも言われ過ぎていて、こういう勘違いもたくさん増えていると思うのです。

人には「楽しい」という言葉一つとってみてもいろいろな感じ方があります。

キャー楽しい！！と感じる人もいれば、
もっと静かに噛み締めるように楽しさを感じる人もいる。

みんなでワイワイが楽しいと感じる人もいれば、
１人で本を読むことが楽しいと感じる人もいる。

にもかかわらず。
世間一般的な「ワクワク」というイメージに騙されて、自分の中の「ワクワク」を

「これではないのかもしれない」

と否定してしまい、自分のやりたいことが本当にこれなのかどうか分からなくなってしまっている人が少なからずいます。

ワクワクって別に

キャーーーーーー！！♡♡♡

とか

キュン♡

ってなることではありません。
そういうパターンの人もいるというだけの話。

もし、ホロスコープやアーユルヴェーダのグループ分け（？）のようにわけるなら、水のように静かな情熱が胸の内でゆっくりと流れる人もいるし、木のように揺るがない信念としてどっしりと構えるような存在を感じる人もいます。

そして、風のようにさーっとやって来てふんわりとその思いに乗れる人もいるのです。

以前、フリーのウェディングプランナーさんが来て下さったことがあるのですが、彼女も本当にやりたいことは静かな情熱として現れて来るタイプ。

そのことを彼女に話したら、

「確かにその通りです。この仕事でフリーになろうと思った時も、”どうしてもなりたい””と強く思った訳ではなく、”そうだ、フリーでやろう”とフッと思いつき、そのままの流れでフリーになったらすごく上手く物事が流れました。その時は確かに静かで強い情熱みたいなものが自分の内側にあったと思います」

と話してくれました。

だから、みなさんにも「ワクワク」という言葉に惑わされずに、静かに自分の心の内側をのぞいて見て欲しいのです。

もしかしたら、あなたが想像しているよりももっと静かな、しかしもっと力強い情熱がこんこんと湧き続けているかもしれませんよ。

以下は、Kさんからいただいたご感想メール。

先日はありがとうございました。
言葉をまとめるのに時間がかかりました。

雪乃さんとお話したかった目的は、私は本当はなにがしたいのか？
今までしたいと思っていたことは正しかったのか？

もしも、現状のままそれをしなくても私は幸せなのか？といった辺りを整理したかったから、だと思います。

でもきっと、なにがしたいかなんて、分かっていました。
本当は分かっているけど、ではなぜそれをしないのか？の部分に目を向けたくない（向けられない）から、雪乃さんに会いに行ったのだと思います。

雪乃さんと順序だって話をして、したいことをなぜしないのか、なぜ…の部分が納得出来たように思いました。
私の心が決まってからは、呆気ないほど簡単に、復帰することになりました。

私がしたいことをすること、要は復帰することに対して、きっと主人はこう思うだろう、きっと家族はこう思うだろう、きっと知人はこう思うだろう、、

私が勝手に作り上げて、心に染み込ませていた問題は、

なにも存在しませんでした。

あまりにもあっさりと応援されるので、主人に話すときだけ、なぜか少し泣いてしまいました。

それしか、したくなかった。
それだけでいいから、していたかった。

色々な理由を探し出しては躊躇する材料にして、遠ざけようとしていたけれど、心のごちゃごちゃをそぎ落とすと、ちゃんと、まだ居てくれました。

また、したい事が出来る。
と思った時に、すっと安心したような気持ちになりました。

復帰といっても、慣らし運転？で自分にとって無理なく出来るものから始めています。
自分に出来ることなら、死ぬこと以外なんでもする！という程にストイックになることをまだ少し恐れています。

でもきっと、進むべきところに、進むのだろうし、なんとかなる。と思います。

自分で上手く出来ないことは、それぞれのプロに任す。カウンセリングに行ってみて、良かったです。

雪乃さんが、私を視て、苦しいや辛い、詰まってる…などマイナスなことを仰ったとき、私がとってもハッピーで、雪乃さんまでハッピーが伝わればいいのになぁ、私はマイナスなのか。申し訳ないな、とかよく分からないことを考えていました（笑）

いつか、ハッピーなのに雪乃さんと会う機会があったら素敵だなと思います。
ありがとうございました。

Kさん復帰、心からおめでとう。
ね？ちゃんと腹を括って決めたらすぐに復帰が出来たでしょう？
Kさんは「実力派」と呼ばれる人になるのではないかなぁ？と思っています（お顔ももちろんとても綺麗ですが）。

私が見たKさんの中の苦しさは過去の未消化の物。
これからKさんらしい、静かな喜びや幸福感が少しずつ増えて行ったらその幸福感によって過去の苦しさは浄化されて行くと思っています。

幸福感で満たされた心から輝くKさんをテレビや映画を通して、また実際にお会いしてこの目で見る日を心から楽しみにしています。

いよいよ火曜日から関西北陸ツアーです！
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