「思うこと」と「感じること」

先日、私の白オーラを視てくれたMちゃんから『解放×チベット体操』についてこんな感想メールが届きました。

気づいたら四六時中解放ワークをやってます。無意識に。
というのも、私は今、カウンセラー養成講座に通っているのですが、
その課程で、自分の幼少期に受けた心の傷を思い出しつつあるんです。

その傷を思い出して、頭で理解しようとすると、
大人になった私でも耐えられないような作業でして……。
そんなときに、感情やダメージをハートで感じてあげて、感じきって、体の外に出す、ということがすごく救いになっています。

一つの出来事に、いやな感情とか、思い込みとかが複数くっついているんだな、っていうのを、文字通り体感できたりして、雪乃さんの「解放」ってすごいなぁ、って思いました。

雪乃さんの対面カウンセリングの申し込みに戸惑ったのは、雪乃さんがあまりに「白い」から、自分のゲスさやコスさ、腹黒さを見られるのが恥ずかしくなったからです。

カウンセリングには一般の方だけではなく、セラピストさんやカウンセラーさんもたくさんいらっしゃいます。

みなさん、セラピストとして活動して行くにあたって自分自身の問題をしっかりとクリアーにするためにやって来るのですが、その過程でどうしても自分自身の触れたくない傷に触れなければいけない時がやってくるようです。

ようです・・・というのは、私自身がそのような学校に通ったことがないもぐりのカウンセラーなので、ハッキリとしたことは言えないのです（笑）

さて、多くの人が過去の問題に触れたくないのはなぜでしょう？
それは、過去に感じた心の痛みや苦しみを追体験したくないからではないでしょうか？

また、あの苦しみを味わうのか・・・。

そう考えただけで、親の問題、過去のいじめ、離婚の問題などに触れるのをためらう方はたくさんいらっしゃると思います。

でもね。
その時の体験を思い出して、あれはもしかしてああだったのか、こうだったのかと解釈を変えてみても、心の傷が癒えるということはありません。

なぜなら、感情と思考は別の物だからです。

ここがみなさんが勘違いしている所。

良いですか？

「感情」と「思考」は全く別なのです。

だから、M さんが言うように頭で理解しようとしても耐えられなくなってしまうのです。
何度も言いますが、人間は体だけで出来ているのではありません。
「心・体・魂」の三位一体です。
この3つのバランスが取れて初めて「健やか」ということが出来るのです。

ですから、頭だけで考えて物事を解決しようとしても、感情も一緒にケアしないことには、その問題がすっきりと解決したとは到底思えないのです。

皆さんにも経験がありませんか？
何か問題が起こって、その問題自体は解決したのになんだか心がスッキリしないこと。
それは、思考レベル（現実レベル）で物事が解決していても心のレベル（感情レベル）で問題が解決していないからです。

頭で理解していても、心は全く納得していないのですよ。
だから「思い出したくもない」ということになってしまうのです。

先日、ココロプロジェクトに参加中のKさんからこんな内容のメッセージが届きました。

お子さんの保育園の発表会の様子を観に行ったKさん。
お子さんの様子を観て「とても悲しい気持ち」になり「不安」だったと綴られていました。

けれども、その後お子さんに

「今日、楽しかった？」

と聞いたら、

「うん。楽しかった！！」

というので、これで良いんだと思った。子どもが楽しかったのならこれでいいんだと思うことにした。と書かれていました。

これが、自分の感情を置き去りにして思考で蓋をするということです。

分かりますか？

Kさんは、「とても悲しい気持ち」になって「不安」だった、と感じているのに、「でも子どもが幸せならそれで良いんだ」と思うことにしたのです。

これでは「悲しい気持ち」も「不安」も心の奥に押し込められたままですから、なにかまた同じようなシチュエーションにあった時にまた「悲しい気持ち」と「不安」に押しつぶされてしまうのです。

そのことをKさんに指摘したら、全く無意識にそうしてしまっていたとお返事が来ました。

Kさんは今まで何度もカウンセリングを受けています。
「感じる」ことと「考えること」の区別はついていたはずなのです。
それでもこのように無意識に自分の感情を押し殺してしまうことがあります。

だから、何度も繰り返し

自分の心と丁寧に向き合いましょう

と言っているのです。

「この子はこれでいいんだ」という本当の安心感（感情）は、この「不安」や「悲しい気持ち」をしっかりと感じきって解放して末に、自然に湧いて来る感情です。

湧いて来るのを待たず、「これで良いんだ」と思考で蓋をしてしまっては、結局「不安」や「悲しい気持ち」にいつまでもつきまとわれることになります。

誰かに裏切られたり、傷つけられたりした場合もそう。
頭で

「もう終わったことなのだ」

と決着を付けず、憎むなら憎む、悲しむなら悲しむでしっかりとその感情を感じきって解放しましょう。

そうすることで、自然と相手を許す気持ち、感謝する気持ちまでもが湧いてきます。

どうか、自分の感情を置き去りにしてしまわないで下さいね。
傷ついたまま放置してしまうなんて、あまりにも可哀想です。

労りましょう。
自分を大切にしてあげましょう。

嫌な感情、苦しい感情は白オーラで一緒に漂白してあげるから大丈夫☆

キッチンハイター雪乃でした✨

あ！えいちゃんには雪乃神（ゆきのしん）というあだ名を付けられましたｗ