ミッションを生きたいあなたへ

毎日毎日、学習発表会で披露する合唱の歌を声がかれる程一生懸命練習していた長男君。

今日はいよいよ本番。

母も意気揚々と馳せ参じ、ドキドキしながら長男君の学年の合唱が始まるのを待っていました。

始まって３分

「・・・・・？」

聞こえて来るメロディーが

長男君が家で練習していたメロディーとは明らかに違うことに

長男君、音痴疑惑が浮上したリーディングカウンセラーの雫石雪乃です。

いや、音程は合ってるんですよ。
合ってるんだけれども、１人だけ半音下がったマイナーコード（？）みたいな微妙な違和感があって、よくもまあこんな器用なズレ方を！とある意味褒めてあげたい気も！笑

これも才能ですね★

さてさて。
昨日は自分を掘り下げて行く過程で、

「もうこれ以上、掘り下げられなくなっちゃいました～！！」

とヘルプ要請が出たSさんのセッション。

自分が無価値観に囚われていると気がついたSさんは、その無価値観がどこからやってくるのか？

どうすれば、自分にも価値があると思えるのかを考え続けて無限ループに陥っていました。

自分の無価値観から

資格を取れば、
人の役に立つことをすれば、
ミッションを生きれば、

自分にも価値があると思えるだろうと考えていたのです。

だから、いつも早くそのミッションを見つけたくて、掃除をするのも、自分の趣味を楽しむことも

「こんなことをしている暇があったら、ミッションに見つけないと！」

という思いに駆られて、きちんとやることが出来ませんでした。

でもね。

ミッションを生きるってなんでしょう？

どうしてみんなミッションを見つけたがったり、ハイヤーセルフと繋がりたいと願ったりするのでしょう？

その先に何があると期待していますか？　　　　　　　　　　　　　　　

Sさんにはこんな質問をしてみました。

「Sさんにミッションが見つかったとして、自分のミッションである仕事をしている未来の自分はガッポガッポ稼いでいるんですか？」

「いいえ。ガッポガッポ稼いでるとかそういうイメージではないんです。ただ満たされているという状態であって、お金があれば満たされるという感じではありません」

多くの人にとって、お金があるということは「安心感」をもたらし、未来への不安をかき消してくれます。
けれども、自分の中に常に「不足感」があれば、預金口座にいくらお金が入っていても不安をぬぐい去ることは出来ません。

そういえば以前、資産家の家に生まれてなに不自由なく生活して来た女性がセッションを受けに来てくれたことがありました。その彼女の悩みは

「私に近寄って来る男性は、私の実家のお金が目的なのであって、私に価値を見いだしてくれている訳じゃないと思ってしまう」

というものでした。彼女の中にあったのもまた無価値観でした。

つまりお金があっても、社会的なステイタスがあっても、無価値観をぬぐい去ることは出来ないということです。

では、人は何があれば充足感を得られ、幸せだと感じることが出来るのでしょう？

実は、私たちは毎日、さまざまなことに幸せを感じています。

「お腹がいっぱいで幸せ」
「いつもより早くおうちに帰れて幸せ」
「今日はあの人に会えて幸せ」
「素敵な物が買えて幸せ」
「子供がニコニコしてて幸せ」
「お風呂が温かくて幸せ」
「ゴロゴロしていられて幸せ」
「お天気が良くて幸せ」

つまり幸せとは

「嬉しい」「楽しい」「大好き」を感じている状態

であって、それは

仕事をしている、していない、
パートナーがいる、いない、
子供がいる、いない、
お金がある、ない、

という条件に関わらず、誰もが感じることの出来る感情なのです。

それって、仕事やパートナーを得た後にしか感じられない感情ではないですよね？
そう考えると、人はいますぐにでも幸せになることが出来ます。

でも、

「お風呂が温かくて幸せ～♡」

なんて、その時だけで終わってしまうよね？
私が欲しいのは一時的な快楽ではなく、恒久的な幸福感なのに・・・
そう考える人もいるでしょう。

でも、果たしてこの幸福感は一時的なものでしょうか？

例えば、「お風呂が温かくて幸せ」だと感じる人。
この人は、お風呂がとても好きなのでしょう。
だとしたら、もっとお風呂タイムが大好きになる方法を考えたら、幸せがもう少し続くと思いませんか？

新しいバスソルトを買おう！とか、
明日はアロマを一滴たらそう！など、

お風呂タイムをもっと楽しむためのアイデアが次々と沸いて来るはずです。
アイデアが沸けば沸く程、ワクワクした気持ち、楽しい気持ちは継続します。

そして、このワクワクするような気持ちをもっと体験したい！
もっと感じたい！！

と思った時に、頭の中にさらに様々なアイデアが沸いて来たり、思わぬところからとても良いお話が舞い込んできます。そのアイデアや良いお話が、仕事や新しい出会いに繋がり、どんどん新たな人生を開拓して行きます。

これこそがハイヤーセルフと繋がっている状態であり、ミッションを生きている状態なんですね。

ワクワクは次々と良いアイデアをもたらしてくれます。
そのアイデアを実行することこそ、宇宙の計画、宇宙の波動に調和した生き方なのです。

つまり、ミッションを生きるというのは、ワクワクを探求し続けること。
どうしたらさらに楽しくなるかを考えること。

だから

幸せになりたかったら、いますぐ楽しいことをしましょう。
大好きなことにのめり込みましょう。

それがお笑い番組を見ることだっていいし、恋愛映画を見ることだって良いのです。

今すぐ、自分が幸せになってワクワクの波動を出したら、それに呼応して次のワクワクがやって来るのです。

「嬉しい」「楽しい」「大好き」という純粋エネルギーが私たちを満たしたとき、自分に対する無価値観は消えてなくなります。

いくら人に「可愛い」と言われようが「そのままで大丈夫だよ」と言われようが、自分でそうだと思わなければ、いつまでたっても自己卑下を続けたままです。

では、誰が自分を認めてくれた時に満たされるのかと言ったら、自分自身です。
自分自身が「幸せになって良いよ」とオッケーを出してあげて、自分を楽しませてあげようと努力をし始めた時から、たくさんの幸福感を見いだして行きます。

自分が追い求めていた物の正体が分かった時、Sさんはワッと泣き出しました。
そして

「自分だったんだ・・・」

とつぶやきました。

この台詞、いままでのクライアントさん達からも何度も何度も聞いてきました。

どんな不幸も苦しみも、自分が原因だったと気づいた時、人は言葉を失います。
そして、良いことも悪いことも自分次第でどうにかなるのだということが分かると、人に嫌われるのを恐れて行動しないことよりも、自分の人生を楽しむことの方が大切だということを理解して行動し始めます。

Sさんは、

「私、作家の人が“筆舌に尽くしがたい”という言葉を使うのが嫌いだったんですよ。書くのが仕事なんだから、ちゃんと全部言葉にしろよ、と思って。

でも、今回、本当によく分かりました。深い感動を味わった時、その感動を言葉にすることなんて本当に出来ないんですね」

そう言って足取り軽く帰って行かれました。
きっと、その瞬間からワクワク探しが始まっていたことでしょう。
これからの彼女の人生がどれだけ楽しいものに変わって行くか、とても楽しみです。

もう彼女がなにかに深く悩むことはないはず。
ですから、これからは友人として一緒にいろいろなことをたくさん楽しんで行きたいと思います。

さあ！次はあなたの番ですよ～♫

『ずん♫』