自分を好きでいるために出来ること

NHK朝の連続ドラマのヒロインまれちゃんが、実は『花子とアン』の桃ちゃんであったことにいまさら気がついたリーディングカウンセラーの雫石です。

みなさん、気づいてました！？
桃ちゃん役があまりにも黒かったから（笑）、真っ白美肌＆天真爛漫なまれちゃんが桃ちゃんだとは全く気がつきませんでした。

女優さんってスゴいですね。

さてさて、今朝はなんとなく叶恭子さんの『知のジュエリー』を読み返していました。

叶恭子の知のジュエリー12ヵ月 (よりみちパン!セ)/理論社: ￥1,404; Amazon.co.jp

何度読んでも本当に素晴らしい名著です。
テレビで見かける彼女に憧れを抱いたことはなかったのですが、この本に出会って彼女の内面の半端ない輝きに触れ、叶美香さんがなぜ彼女にあのように尽くすのかがよく分かりました。

目をそらすことなく自分の内面を見つめ続けると、こんなにも魂が輝き出すのかといつもハッとさせられます。

彼女はいつだって、興味の対象が自分自身なのです。

自分自身の欲望に忠実でありながら、他人をコントロールしようとしない。
その姿はまさに女神だと思うのですよ！！

だってね。あれだけ毎日多くのメンズに囲まれている彼女であれば、

「愛が全てよ。みなさんも愛に溺れなさい」

などと言いそうなものだと思いませんか？

実際、そんなことを言っている人はたくさんいます。
女は恋愛しなければダメだと言うようなことを。

そんな彼女が本の中で、こんなことを言っています。

全ての人が求めているかのような「恋愛」ですが、
本当は、誰もがしなければならないものではありません。
その人にとって興味がなければ、一生しなくても、
まったくかまわないのです。

恋愛の権化と呼ばれてもおかしくはない叶恭子さんがこれを言うってスゴいと思いません？

彼女は、全ての人にその人の生きる世界があって、それはちゃんと尊重されるべきだということが分かっているのです。

だから、自分の考えを人に押し付けたりはしない。
これこそが他人を思いやった究極の愛だと私は思います。

彼女はきっと人に対して中途半端な情けをかけたりはしないでしょう。
そして、そのことによって傷ついたり、ひとりぼっちになったりもするでしょう。

でも、そのことで自分の信念を曲げたりしないところが、彼女の強さであり、美しさだと思うのです。

彼女の言動には、人に好かれようとする打算がない。
かといって、私は素晴らしいけれど、あなたはダメね、といった人を蔑む心もない。
自分の意に添わない価値観があったとしても、それを尊重しそこに近寄らないだけで、決して批判したりはしないのです。
ああ、本当に強いな～、素敵だな～と思うのです。

人から素敵だね、と言われるためのおしゃれ
人からいいね、と言われるためのお出かけ
人から素敵なお母さんだね、と言われるためだけの努力
人から評価されるための仕事

そんなものから離れて、自分を楽しませるためだけの努力が出来ていますか？
本当の意味で自分を愛せていますか？

自分を磨こう。
誰かのためじゃなく、自分が自分を一番好きでいられるように。
そんなことを強く思った月曜日でした。