人のしていることを尊ぶということ | 裏庭のないしょ話

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心の中のこと

昨日のカウンセリングは

「私、実は雪乃さんのことが嫌いだったんです!」

という衝撃の告白から始まりました(笑)

それならなぜ私のところに来たんですか!?

そのクライアントさんとは今まで一度もお会いしたことがなく、強いて言えば、他のクライアントさんのFacebookに上がっている名前を何度か見かけたことがあるという程度のお方。

それなのに、嫌われる理由はなに?
全く意味が分かりません(笑)

でも、私の方もFacebookでこのクライアントさんを見かけるたびに何となく

「私、この人にすっごい嫌われてるな~」

って思ってたんです。なんとなくね。そしたら案の定

「あなたが嫌いよ~っていう念を送っていました」

と(笑)


だからなんで私のところに来たんですか!?

いや、
よく話を聞いたら、焼きもちだとか色々あったようでそんな自分の気持ちを素直に認めて、ゴメンナサイって感じで私のところに来たらしいのですが。

いろいろな人がいるものですね(笑)

結局、とっても仲良しになってたくさん笑って帰っていかれました。

でもね、この一件でも思ったのですが、私、本当に心が強くというか、何事にも全く動じなくなりました。

嫌いだったんです!

って言われても、ぜーんぜん、なんとも思わないんです(笑)

そして、気がつけば人を嫌うとか、好きになるとかいう感情すらなくなりました。
人に対して感じる思いを強いて言葉にするならば

人を尊ぶ

ということです。

毎日いろんな方に会い、いろんなお話を聞いているとどんな方にもちゃんと

正しい

と思っているものがあるということが分かります。
そして、自分の正しいさを守るために一生懸命生きています。

それが、間違っていようが正しかろうが、そんなことはどうでも良いんです。
とにかく自分が正しいと信じた道を一生懸命。

そういう姿を見ていると

何が正しくて、何が間違っているのかなんてどうでも良いよな。

と思えて来て、誰かを批判するよりも尊ぶ気持ちが生まれてくるんですよね。

その「正しい」が本当に正しければ、人は苦しむことがありません。
でも自分の信じている「正しい」が、誰かの価値観に対してではなく、自分の思い描く人生に対して本当に正しいものでなければ、とてつもなく苦しい人生を歩むことになります。

「正しい」と思っているうちは、なにも変えることが出来ません。
だから、私はその「正しい」を軌道修正するお仕事をしているんだと思っています。

20代の半ば頃のこと。
電車に乗って立っていたら、ちょうど前の座席に座っていた同じぐらいの年代の男性が足を前に投げ出して座っていたました。

それで、私はその足が邪魔で上手く立っていることが出来なくて、その男性に

「少し足をどけてもらえますか?」

と声をかけました。
すると、足はよけてくれたのですが、その後から聞こえよがしに隣に座っていた男性にわたしのことをグジグジ文句言い出したのが聞こえたのです。

そのとき、私も応戦して隣の友人にグジグジと文句を言おうとしました。
でも、ふと

「これで同じことをしたら、同じ穴の狢だ」

と思ってやめたんです。やられて嫌なことはしない。小学生で習いますもんね。

でも、この当たり前のことに気づかない人が結構います。

「悪口いう人って嫌だよねー」

これも悪口(笑)

「あの人、うわさ話ばっかりで嫌だよねー」

これもうわさ話(笑)
結局ね、自分がやっていることを相手にもされているだけなんですよね。

こんな時こそ、魔法のキーワード

氣にしない
好

ことです。応戦する必要もないし、反応する必要もない。
とにかく「氣」というエネルギーに変換しないことです。

文句を言いたいのは相手の問題であって、自分の問題ではない。
相手の「文句を言いたい」という気持ちを尊べば良いのであって、それ以上でもそれ以下でもないのです。

だから、上の例で言うと、

「あの人悪口言ってるね」
「あの人うわさ話ばっかりだね」

それだけで良いんです。そこに自分のジャッジを含めない。
事実だけを述べるということ。

心と毎日きちんと向き合っていると、自然とそういう風に考える癖が身に付いてきます。
人に対しても、自分に対しても批判をしない。
そうすると生きていくのがとても楽になりますよ。


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