最近のカウンセリングの傾向として、カウンセリングに来る前に自分の現在についてしっかりと自己分析をされてからいらっしゃるクライアントさんが増えてきました。
自己分析して
「自分のこういうところが良くないから、こういうことが起こるだと思うんです。どうすれば治ると思いますか？」
そんな風に聞かれます。
たしかにみなさんしっかりと自己分析されているんですが、これにはちょっとした罠があります。
それは
元の思考が変わっていないから、自己分析してもなにも変わらないということ。
どういうことかというと、こういう方は大抵の場合何かが起こった時に相手のせいにするのではなく、自分のせいにして自分を責め続けます。
自分のせいにして反省するのはわるいことではありません。
ですが、もともと何かが起こった時に自分のせいにしてしまう人がこれをするのは、はっきり言って意味がないのです。
だって、いままでだってそうやって自分のせいにして来てうまく行かなかったんだもの。
うまくいかないのは、うまく行かないやり方をずっと続けているから。
同じことを続けたって意味がないですよね？
どこかでちゃんと変えないと。
昨日のブログに書いたユッコちゃんが良い例です。
彼女はずっと自分を責め続けて、でも自分でどうにか出来ると思って、ズルズルと自分を責める生活を続けてきました。
でもね、ユッコちゃんも気づきましたが、自分を責め続けたってどうにもならないんです。
同じ習慣を繰り返したって、また同じことが続くだけでしょ？
かといって、こういう人に
「では逆に思い切って相手のせいにしてみましょうよ！」
と言っても、大抵の方は出来ません。
誰かのせいにするなんてすごく悪いことだと思っているから。
相手のせいにしないメリットはなんでしょう？
自分が悪い人にならなくて済むから？
自分が周りの人にいい人だって思われるから？
では、自分が悪者になりたくないのはなぜ？
人に愛されたいから？嫌われたくないから？
自分のせいにして
「私がダメだから・・」
って考えるのってすっごく楽チンなんですよね。
だって、自分のせいにしてからに閉じこもってじっと我慢していればいいんだもの。
でも、我慢ってどんどん辛くなってきますよね。
そうしたら、どうすればいいのか。
誰のせいにもしないんです。
ああ、私の勘違いだった！えへへ。
それでいいんです。だーれも悪くない。
先日、モニターリーディングのクライアントさんでとても面白い結果が出た方がいました。
「主人となんでも気軽に話し合える仲の良い夫婦になりたいと思っているのに、実際は話もしません。どうやったら解決できますか？」
というご相談でした。
それで、
ご主人と何でも気軽に話し合える仲の良い夫婦にならない状態を続けるメリットはなんですか？
と質問してみました。
その答えが・・・
なんと・・・・
ご主人とセ×クスしなくてすむから！でした（笑）
ご本人も書いていて自分で気づいて自分で笑ってしまったそうで、
別にご主人が嫌いな訳ではなく、なんとなく毎日疲れているのに嫌だな・・・という気持ちがあったようです。
それで、そういう雰囲気にならないように、
頑張って、
頑張って、
頑張って、
ご主人に冷たくしていました
そりゃあ、仲良くなれないわ～:*:・(￣∀￣)・:*:
そりゃあ、仲良くしようったって無理よ～奥さん（笑）
はい。
この方、リーディングする前にお悩みの８割が解決（笑）
「あなたが悪い訳じゃないんだけれど、なんとなくそういう気持ちになれないの。そういう気持ちになるまで待ってくれる？」
って旦那さんに話してみてくださいねってお伝えしました。
皆さんもね、あいつのせいだ、自分のせいだ、と考える前にまずは、
「この状況（悪い状況）が続くことのメリットはなんだろう？」
と考えることから始めてみてください。
そこからスルスルと答えが見つかっていくものですよ。
ああ、カウンセリングの秘伝を教えちゃったな（笑）
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