こちらは2011年の11月に書いたものの再掲載です。
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松浦弥太郎さんの『あたらしいあたりまえ。』という本に「悪口は毒薬」というお話が出てきます。
- あたらしいあたりまえ。/松浦 弥太郎
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松浦さんが幼いころに「人の悪口を言ってはいけない」ということを、おばあちゃんが悪口を毒薬にたとえて教えてくれたお話です。
松浦さんの解釈とは違うのですが、私も悪口は毒だなと思います。
それも自分の幸せを蝕む猛毒です。
たとえば自分の旦那さんに対して些細なことで
「こいつムカつくな」
と思ったとします。こう思った時点では、この毒はほんの小さなシミです。
でも一旦このシミをつくってしまうと、ムカついているので、もっともっと相手の悪いところを指摘してやろう、私のほうが正しいということを証明してやる!という気持ちが出てきて、心がどんどんどんどん相手の悪い部分を探し出そうと動き始めます。
そうなると、
「あ、そういえばこの間こんなことも言われたな」
「私だって疲れてるのに、なんでひとりでゴロゴロしてるの」
などなど次から次へと相手に対する不満や悪口が溢れ出します。
悪口が出てくれば出てくるほど、自分の心がどんよりして不機嫌になってきます。
「あー、嫌だ、嫌だ」
と思うけれど、この「嫌だ」は本当は相手に対する「嫌だ」ではなくて、こんな気持ちでいる「自分が嫌だ」なんじゃないのかな、と私は思います。
仮に、その悪口を相手に伝えずに自分の頭の中だけに留めておいたとしましょう。
そうすると、相手には一切打撃を与えず、自分の心だけが相手を嫌だという気持でいっぱいになります。
いくら相手を嫌だの嫌いだのと思ったところで、相手は屁とも思っていません。
それなのに自分だけが「嫌だ」という気持ちで、自分の心を黒いペンキでペタペタと塗りたくっています。
自分で自分の心を真っ黒にしています。これって何か意味があるんでしょうか?
しかも塗りたくってしまったペンキはなかなか落ちないし、全身に回ってしまった毒も簡単には解毒できません。掃除が大変になるのは自分ひとりで、相手は何一つ変わっていません。
では、相手に対して、もしくは相手以外の誰かに対して口に出して悪口を言えばいいのかというと、そうでもありません。
だって、よほどの聖人でない限り、
「あんたのこういうところがムカつくのよ!直しなさいよ!」
と怒りを含んだ言葉で言われたところで、素直に自分の非を認めて直そうとする人はいません。
それどころか、新たな怒りを生むに過ぎず、相手に打撃を与えることなく自分の中の毒をさらに増やすことにしかなりかねません。
人から悪口を聞くこともそうです。
自分は何とも思っていなかった人でも、人から聞くと
「そんな嫌な人もいるんだ。いやだな。世の中怖いな」
って思ってしまいます。そうなると、自分の住む世界にいやな人が一人増えたことになります。
>せっかく自分が作り上げた幸せな世界に、いやな住人を自分で増やしてしまったようなものです。
だからね、人の悪口はなるべく言わないほうがいいんです。
人からも聞かないほうがいいんです。聞きそうになったら、話題を変える、もしくは逃げる(笑)
人に良い人だと思われるためじゃなくて、自分自身が平和で安定した心で一日を過ごすためです。
全く言うなと言っても難しいですよね。
だから、「ムカつく」と思ったら、その瞬間の悪口だけでおしまい。
そのほかの嫌なことまで探しに行かなくていいんです。
あとは「今晩のおかず何にしようかな?」とか「今度のお休みはどこに行こうかな?」とかそういう幸せなことをのほほんと考えていればいいんです。
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