小さな社会貢献 | 裏庭のないしょ話

裏庭のないしょ話

心の中のこと

子供たちの夏休みももうすぐ終わり。
来週には幼稚園が始まります。

朝、バスを待つ10分の間、バス停の前を通る人に必ず挨拶をさせることにしています。
挨拶をするうちに顔見知りになった人2割。
全然知らない人8割。


東京の人は冷たいなんて言うけれど、そんなことは全くなくほぼ9割の人がちゃんと

「おはよう^^お利口だね」

と挨拶を返してくれます。
返してくれないのは中学や高校ぐらいのお年頃の女の子が多いですね。
とんがっていたいお年頃(笑)

ほとんどが会社をリタイアし、健康維持のためにウォークングをしている男性で、あいさつの他にちょっとした立ち話なんかもしてくれます。

子供たちはそれが嬉しくて、いろいろと最近会ったことを教えたり、時には頼まれてもいないのに歌を歌ってあげたり(笑)

一度、名前を聞かれたので答えたら

「知らない人に名前を聞かれたら、むやみやたらと教えたらいけません!」

と怒られてびっくりしたこともありますが、それはそれでそういう人もいるんだな、という勉強になったでしょう。
私自身は人と社会を信頼できる人になって欲しいので、そういうことは子供たちには言いませんが、そういう価値観の人もいるということも知っておくのは大切な事だとは思います。

子供たちが今、生きているのは半径500mの世界。
その500mの世界を生きやすく楽しい場所にするかどうかは、この挨拶にかかっているんじゃないかな、と私は考えています。

半径500mの中に100人の人がいるとして、そのうち99人は良い人だと私は思っています。
残りの1人はちょっとだけ悪い人で、本当の悪い人というのは1万人に一人ぐらいなんじゃないかなぁと思います。
だから、その1人のちょっとだけ悪い人におびえて暮らすのではなく、残りの99人の人に愛される暮らしをする方が、自分の住む世界はとっても住みやすい世界になるはずです。

もしかしたら、うちの子供たちと毎朝言葉を交わすのが楽しみで、ウォーキングを続けているおじいさんもいるかもしれないし、子供たちの変な歌を聴いたおかげで、その日の朝が少し楽しくなったお婆ちゃんもいるかもしれません。

孤独な老人が増えないように、これは小さな子供が出来るちょっとした社会貢献かな、とも思っています