色だけで、商品やブランドを特定できるか
「色彩のみからなる商標」の登録受付が開始されたのは、2015年4月。
「この色と言えば、これ！」
と言える、輪郭も文字もない色だけの商標。
(フリー画像)
出願は500件位あるようですが、登録へのハードルは高く、現在わずか4件。
昨年登録された、国内初の2件。
トンボ「ＭＯＮＯ」消しゴムカバーの青・白・黒
セブン-イレブンの白地にオレンジ・緑・赤
今年2月に、やっと、3件目(4件目）が登録されました。
*色は同じ。違いは色の配分（比率）のようです。
記事にしようと思いながら、ずいぶん経過してしまいましたが…。
その色使いは、
株)三井住友フィナンシャルグループの緑・黄緑
＊画像はイメージです。実際の登録の色ではありません。
色再現は、特許情報サービス「特許情報プラットフォーム」の「商標出願・登録情報」の値を参照。
この2色には、色名もありました。
黄緑は、フレッシュグリーン
緑は、トラッドグリーン
コーポレートカラーのフレッシュグリーンは、若々しさ、知性、やさしさを、マーク背景色にも使用するトラッドグリーンは、伝統、信頼、安定感を表しています。
(三井住友フィナンシャルグループ サイトより）
企業グループのイメージを視覚的に表現した色使いが、厳しい特許庁の審査をパスしたんですね！
金融機関は、合併が繰り返され、どこだっけ？
名称も長く、なんだっけ？
と思うこともしばしば。
色で見分けていることもあります。
さて、次はどこの、なんの、どんな色が登録されるのかな？
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