「誕生色(*)」とは、
生まれた季節にふさわしい和の色。
8月の誕生色は、
「夢見昼顔(ゆめみひるがお)」
~真夏にまどろむ昼顔の淡い紫紅色~
ご縁あって読んでいただいている
8月生まれの方に、誕生色の言葉を
借りて、色からの連想を贈ります。
昼顔は、日中のひとときの花。
私、朝顔と昼顔の区別を初めて
知りました。
早朝に咲き昼前にしぼむ朝顔。
早朝に咲き、昼も咲き続けて
夕方にしぼむのが昼顔。
さらに、夕方咲いて翌朝しぼむのが
夕顔。
夜になってから咲くのが、夜顔
なんだそうですね…。
朝顔には、青、青紫、藤、赤、白、ピンク、
赤紫などの花色がありますが、
昼顔は淡紅色。
だから、夢見昼顔は薄い紫赤色なんですね…。
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私のイメージする
「夢見昼顔(ゆめみるひるがお)」の色は…、
◆眩しさでぼんやりする儚い色
◆夏空を仰いで咲く爽やかな色
◆定めを受け止めた穏やかな色
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日を継いで、次から次へと咲いて
いるように見えますが、花一輪の
命はたった一日限り。
うだるような灼熱にも萎れることなく咲く
強さは、夕方には終える短い命を、
太陽に見守られて咲く一日花だから
なのかな…。?
真夏の真昼に、その一番美しい姿を
見せてくれる花。
「夢見昼顔」からは、暑さをひと時
和ませてくれる、どこかなつかしい
色合いを感じます。
みなさんなら、どんな色や言葉に
なるのかな…?
8月生まれの方、おめでとうございます。
素敵な色に染まる1年をお過ごしくださいね。
(*)『誕生色』とは
新潟県の十日町織物工業協同組合が
1981年に制定した12ケ月の季節の色。
他の誕生月の色はこちらへ。
「夢見昼顔」のイメージを配色で表現してみました。