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流れ星

今、立山の山小屋にいます。
☆彡流れ星をみました。

生まれて初めて確かな流れ星をみました。

まるでアニメに出てくるような絵に書いたような太い尾っぽでした。

ただただ見とれて、お祈りしている暇はありませんでした。

UFOには会えなかったけど、嬉しかった!

もう消灯です。
おやすみなさい。

先生の貧血を改善する会

先生のブログに書いたコメントをここにも添付し、記録し、宣言する。

先生はロートルではありません!!

胃の術後ケアが足りないだけです。
胃の内因子のおかげでビタミンB12や鉄が吸収されますが、胃がないと鉄は少ししか、ビタミンB12はまったく吸収されません。これらがないと赤血球が作れなくなります。息をすると空気中の酸素が赤血球の中のヘモグロビンにくっついて全身に酸素を運びます。ヘモグロビンは酸素を全身組織に送るトラックです。
酸素が沢山ある平地では、少し位トラックが少なくても、なんとかなりますが、今回のように酸素が少ない所では充分酸素を全身組織に供給できません。頭も心臓、腎臓などすべての臓器が働けなくなります。(トラックが沢山があれば、回転よくどんどん運んでくれます。)

さて、私のようなロートルは、下山するほど疲れはてますが、

先生は、下山して酸素が増えるほど元気になられた!!
足の筋肉、もりもりです!!
よって、
先生はロートルではありません!!

真面目に病院に行って、毎月(できるだけ二回)、ビタミンB12の注射を受けて、毎日、鉄剤飲まれたら、富士山山頂なんて楽勝ですよ。

お友達並びに門下の皆さ~ん!!
“一世先生の貧血を改善する会”
を結成して、マグロ美味しくたらふく食べて頂き、手をひっぱって病院にお連れし、注射を受けてもらって下さ~い!!

お婆の私には、富士山は辛いですが、来年のリベンジには立ち合いたいです。

こんな山の登り方をしたこともあったけど・・・

ピアノ仲間のブログに串田孫一さんの詩が引用されていたのを読んで、若い頃にワープした。

私は二十代前半の数年、山岳部の仲間と沢山の山に登った。

初めての山行でいきなり20キロのザックを背負わされて、両手がマヒしてしばらく不自由したため山をやめていたが、その後、同級生が別のクラブを立ち上げ、荷物を持ってくれ、再び山に行けるようになった。少しずつ重さを増やし一年がかりで重いザックを背負えるようになった。荷物を持ってくれた友達の恩は忘れない。今も大事な友である。

ある夏は、30キロの荷物を背負って北アルプスの稜線を立山から穂高まで一週間縦走した後、柄沢をベースキャンプにして穂高の岩を登った。岩に1センチの出っ張りがあれば、足を乗せた。垂直の壁は面白いがやはり恐くて、私の性にあわず、その合宿を最後に岩登りはやめた。
夏の縦走では、満天の星におはようの挨拶を、夕日におやすみの挨拶をした。雷を避けるため、午前中に活動を終えるわけだ。

ある五月の連休は、雪の後立山を縦走した。雪の稜線で雪を切って作ったブロックを風よけにしてテントをはった。雪の上に発泡スチロールのバスマットを敷くと温かい。雪を溶かして入れた紅茶にたっぷりの砂糖を入れて何杯も飲んだ。。疲れてむくみ、お岩さんのようになった。くたくただった。でも雪を踏みしめての下山は心地よかった。

ある冬、笛吹川の凍った滝を登った。氷は少し青みがかって美しい。両手に持ったアイスピッケルを氷に叩きつけてひっかけ、足にはいたアイゼンの前歯を蹴りつけてひっかけて一気に登る。
ピッケルを引き抜いてできた穴は青(碧)い。エメラルドブルーに近い青で美しい。
冬山の稜線で風が吹くと、ピッケルを地面にさして、身体を低くして風が過ぎ行くのを待つ。風よもっと吹け!私は負けない!と心の中で叫んだ。カムイ強くなる!を真似て、綾子強くなる!の一心だった。

詩人のように美しい言葉で表現できないが、泥の中を這うように生きてきた。

こうした体験は、串田孫一の詩のように、その後の暮らしの中で、ある時はそっと、ある時は、烈しく私を力付けてくれた。岩肌や緑深い森や山並みに、また激しい風やそよ風に、癒されてきた。

今でも、最初に登った乾徳山の頂上から見た富士山が、冷たく気持ちのいい風と共に、疲れた私を癒しに来てくれる。(慌ただしい実習を終えて帰宅して、勉強する前に、この風景をイメージしながら自己催眠してから勉強するとよくはかどった。富士山にはお世話になった!)

遅くから目覚め、訓練不十分の脳を持つひ弱な私は、こうした体験なしには、厳しい勉強を乗り切れなかったと思う。とっくに肉体を離れていただろう。私には必要な体験であった。

高校一年生の時、私は天に誓った。
私は、強くなる!
と。

山は、そのためのトレーニングの手段であり、決して大好きなことではなかった。

それでも、山は、いつも私に寄り添い、力付け、慰めてくれた。

今は、頂上を目指すことより、
森をゆっくり歩き、そこにいることが好き。
朝焼けや夕暮れをずっと観ているのが好き。
雨にに濡れた熊笹の輝きを観ているのが好き。
雨の香りを楽しむのが好き。

そして、自分の中から、音楽が涌いてきたら、最高の幸せ。

私の中の私、お願い、早く井戸のふたをとって!