『なんぞころびやおき 地球慕情篇』(32) | 『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

島根県松江市東出雲町、あれかし山の峠杣一日です。
島根半島(島根島)は勾玉宝船、山陰(東方鳥取瑠璃光藥師少彦名神、西方島根極樂阿弥陀大国主神)は瑤大蛇(たまをろち)。常の理(とはのことわり)あれかし大明神鎮まる意宇の古都から常の親子(085)の物語を書いてゐます。


『なんぞころびやおき 地球慕情篇』

(32)

峠杣一日・著

兇薬(きょうやく)禁断の調合(てうがふ)は、何と死線(しせん)を越えた。

死ぬと解体される三つ子の魂を、自(みづか)ら極限まで解(ほぐ)して死んだふり。

解体を切り抜けて後、こっそり再構築(さいこうちく)する丸薬(ぐわんやく)であった。

兇興翁(わるおこしぢぢい)と兇薬師(わるくすし)は、兇薬の隠れ家の祭壇(さいだん)に神体として置かれた薬壺(くすりつぼ)の中から此(こ)の世に帰還(きくわん)した。

彼等は何故、そこまでして肉体にこだはるのか。

それは、至極(しごく)簡単。

強(し)ひて、厳密(げんみつ)に言へば、此の世が全てだからである。

宇宙の何処を探しても、今(現在)しかないのである。

肉体が無ければ、過去も未来も、先祖も子孫も、何にも無い。

肉体が無ければ、宇宙そのものが無いに等しいのだ。

宇宙究極の秘宝(ひほう)である肉体は、大事にしなければならない。


【よいこのみんなの合言葉を唱へよう♪】

〽️
いやさかえ
いのちいやちこ
さいはひよいち
まほらとこいは
みつのたま

南無あれかし大明神
南無あれかし大明神
南無あれかし大明神

つづく。