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峠杣一日・著
私達を有(あ)らしめてゐる力、命。
私達の呼吸を為(な)さしめてゐる力、命。
私達は生かされてゐる事でのみ、生きてゐる事が出来る。
命はひとつなので他を生かす働きによってのみ生きられる、即(すなは)ち生かし合ふ働きが生きる事であるといふ私達(人間)の本質を示してゐる。
命は
内にあっては意(い・おもひ)(心に昇る太陽)となり、
外にあっては早(さ)(頭上に昇る太陽)、また眞(さ・まこと)(自然の姿)となる。
即(すなは)ち、常の理(とはのことわり・永久の理)(三つ子の魂)をひとつに含み生きる掛け替へのない常の命(とはのいのち・永久の命)、常の今(とはのいま・永久の意眞)がある。
利己心(りこしん)を振り翳(かざ)す(に振り回されてゐる)病状には、はい、安本丹(あんぽんたん)。
意祖(いのかみ)早祖(さのかみ)は、意眞祖(いまのかみ・意眞神いさのかみ)なりいざなんぞ。
意(い・おもひ)の味(あぢ)はひが、人世(人生)の意味。
眞(さ・まこと)を祝(いは)ふのが、人世の幸ひ(さいはひ)。
「幸」の文字も父母(土・中央の命)に育まれる生命(八)で三つ子の魂を示してある。
また古来、生かし合ふ事を幸せ(しあはせ・為合はせ)と表してある。
さて、精神(いざなぎ)と肉体(いざなみ)はひとつの生命である。
そんな生命の大黒柱(だいこくばしら)を心棒(しんぼう)(室原山むろはらやま~意宇の社おうのもり)と持つ瑤大蛇(たまをろち)こそは、山陰大権現(さんいんだいごんげん・島根県鳥取県の化身)とも云(い)ふべき存在なのだ。
【よいこのみんなの合言葉を唱へよう♪】
いちよあれかし、さいはひよいち。
まほらよいちそはか、南無あれかし大明神!
いのちいやちこ、いやさかえさいはひよいち。
つづく。