③
峠杣一日・著
さて私達の命は心に昇る太陽の意(おもひ)、意乃霊(いのち)。
そして其(そ)の顕現(けんげん)のひとつが、瑤大蛇(たまをろち)であった。
瑤大蛇の心棒(しんぼう)は、室原山(むろはらやま)(出雲国三井野原いづものくにみゐのはら~備後国熊野神社びんごのくにくまのじんじゃ)から出雲国意宇の社(おうのもり・意宇の杜)(揖夜神社いやじんじゃ)となる。
生命の大黒柱(だいこくばしら)であり千歳飴(ちとせあめ)、瑤大蛇が宝船形態に変化(へんげ)した時には帆柱(ほばしら)となる。
室原も意宇も命の家、故郷の意味を有(いう)する。
「神社」また「社」は「もり」と読む(萬葉集、出雲国風土記等)ので意宇の社の核は言屋社(いふやのやしろ・いふのやしろのもり)(揖夜神社)。
言(いふ・命が示す道)、揖(いふ・礼ゐや・ゐやまふ)、意(い・おもふ)、熊野(ゆうや)、黄泉(よみ・よも・いや・命の泉)、祖谷(いや・親の道)……。
瑤大蛇の心棒は命の道、常(とは・永久)の0八五(おやこ・親子)の瑤蛇街道(たまちかいだう)、瑤蛇軌道(たまちきだう)なのだ。
其の御柱(おおんばしら)に鎮(しづ)まるのは母なる地球の化身、熊野大神こと女神伊邪那美命(いざなみのみこと・伊弉冉尊)に他ならない。
【よいこのみんなの合言葉を唱へよう♪】
いちよあれかし、さいはひよいち。
まほらよいちそはか、南無あれかし大明神!
いのちいやちこ、いやさかえさいはひよいち。
つづく。