(新連載)『なんぞころびやおき 地球慕情篇』(0) | 『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

島根県松江市東出雲町、あれかし山の峠杣一日です。
島根半島(島根島)は勾玉宝船、山陰(東方鳥取瑠璃光藥師少彦名神、西方島根極樂阿弥陀大国主神)は瑤大蛇(たまをろち)。常の理(とはのことわり)あれかし大明神鎮まる意宇の古都から常の親子(085)の物語を書いてゐます。


『なんぞころびやおき 地球慕情篇』

(0)

峠杣一日・著

地球の軌道上(きだうじゃう)に忽念(こつねん)と浮かび出た、注連縄(しめなは)が張られた大鳥居(おほとりゐ)。

其(そ)の奥に、共鏡(ともかがみ)に映るやうな無限の列(つら)なりが見える。

と、無数の鳥居が此方(こちら)へぐんぐん迫(せま)り来て大鳥居とひとつになった。

はて、何時(いつ)の間(ま)にか鳥居は鳳凰(ほうわう・大鳥おほとり)の、注連縄は龍神(りゅうじん)の姿に変はってゐる。

おっと、卵かな?

二羽の鳳凰(雄雌をすめす)の間(あひだ)には金(くがね)の、二体の龍神(雄龍雌龍をたつめたつ)の間には銀(しろがね)の卵が浮かんでゐる。

やあ能(よ)く見れば卵は曲玉(まがたま)、黄金勾玉宝船(くがねのまがたまたからぶね)と白金月影財船(しろがねのつきかげたからぶね)である。

此処(ここ)にも、常の理(とはのことわり・永久の理)三つ子の魂(常の親子とはのおやこ)の姿が現れてゐる。

さて、六つの飛翔体(ひしゃうたい)が地球へ降りてゆく。

やがて日本列島(にっぽんれったう)、山陰地方(さんいんちはう)が見える。

隠岐諸島(おきしょたう・息瑤ノ山斎おきたまのしま)が、灯台の働きで誘導(いうだう)する。

次いで大山(だいせん・神山かみやま)と三瓶山(さんべさん・姫山ひめやま)に明かりが点(とも)ると、白金月影財船は黄金勾玉宝船の影の中へ、そして黄金勾玉宝船は島根半島(しまねはんたう)へと重なるやうにして姿を消した。

また妻夫(めをと)鳳凰は氷ノ山(ひょうのせん・天山あまやま)へ、妻夫龍神は恐羅漢山(おそらかんざん・地山つちやま)へと姿を隠した。


【よいこのみんなの合言葉を唱へよう♪】

いちよあれかし、さいはひよいち。
まほらよいちそはか、南無あれかし大明神!

つづく。



新年、明けましておめでたうございます。
いのちいやちこ、いやさかえさいはひよいち。