(夢日記) | 『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

島根県松江市東出雲町、あれかし山の峠杣一日です。
島根半島(島根島)は勾玉宝船、山陰(東方鳥取瑠璃光藥師少彦名神、西方島根極樂阿弥陀大国主神)は瑤大蛇(たまをろち)。常の理(とはのことわり)あれかし大明神鎮まる意宇の古都から常の親子(085)の物語を書いてゐます。


初登校、今日から高校一年生だ。

窓の大きな、明るい教室。

脚がぐんと伸びた高枕みたいな机と椅子、笑っちゃふ。

着席といふても膝は伸びたまんまだし、教科書も置けないよ。

何と、ぼっとんトイレだ。

股間の幅が広く、深さも屋上レベル。

思はず目眩、頭から落下しさうなスリル。

担任の底抜けに明るい女先生に「傘が無いならこれを使って」と、山吹色に赤文字で学校名が入った傘を渡される(なかなかかっこ好い傘なのだ)。

授業で外へ出るのかな。

だが持参のビニール傘が傘立てにあるのだ………誰かに持ち去られて無いのだ。

校内の喫茶スペースで、先生達が楽しさうに談笑してゐる。

布袋法師体型のオバサン先生、ソファにめり込み乍らばうんばうん弾んで呵々大笑。

教室に帰ると、授業が始まってゐて焦る。

敢へて堂々とゆっくり歩き着席、後ろの席の女子衆が指を差して無言で笑ふてゐる。

女先生が黒板に何やら書きつつ元氣一杯に話してゐるが、さっぱり以てちんのぷんかんのぷん。

さうなのだ。

授業とは清々しいほどに理解不能、かういふものであったなあと思ひ出す。

「そもそも何で又高校に通ふてをるのだったかなあ」と疑問が湧き、至極阿呆らしくなり初日にして退学を決心。

花壇のある校門を出たが、見知らぬ田園風景。

道路は右か左の二択、はて帰り道はどちらかしらんと苦笑ひ。

此処で目覚めて、何ぢゃらのぽい。


おしまひ。