『なんぞころびやおき 大極楽本尊郷篇』(22) | 『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

島根県松江市東出雲町、あれかし山の峠杣一日です。
島根半島(島根島)は勾玉宝船、山陰(東方鳥取瑠璃光藥師少彦名神、西方島根極樂阿弥陀大国主神)は瑤大蛇(たまをろち)。常の理(とはのことわり)あれかし大明神鎮まる意宇の古都から常の親子(085)の物語を書いてゐます。


『なんぞころびやおき 大極楽本尊郷篇』

(22)

峠杣一日・著

「此畜生(こんちくしゃう)っ!」

三途の川(さんづのかは)から執念(しふねん)の跳躍(てうやく)、死力(しりょく)を尽(つ)くして最後の迷妄噴流(めいまうジェット)を破裂(はれつ)させつゝ大空へ飛び上がる迷妄宝船(めいまうたからぶね)。

がらゝゝと外装(ぐわいさう)であった贋宝船(にせたからぶね)と迷ひの大蛇(まよひのをろち)の姿が崩壊(ほうくわい)すると、迷妄宝船(めいまうたからぶね)の正体である禍々(まがゝゝ)しい巨砲(きょはう)、其の名も迷妄灰燼砲(めいまうくわいじんはう)が空中に止(とゞ)まってゐるのだった。

「なにもかもっ!」

「消え果てるがいゝっ!」

「迷妄灰燼砲(めいまうくわいじんはう)、発射っ!!」


(♪挿入歌:まよひのをろち)(三番)

(男女)
われらはをろち まよひのをろち
けふもごちそう のみこむぞ
(男)
うきよのなさけ ほしかった
(女)
ひとのぬくもり ほしかった
(男)
かわくのどから てがでるほどに
(女)
かけらでいゝの ばらいろじんせい
(男女)
ゆめもなさけも かれはてた
われらはをろち まよひのをろち

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つゞく。