『なんぞころびやおき 大極楽本尊郷篇』⑨ | 『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

島根県松江市東出雲町、あれかし山の峠杣一日です。
島根半島(島根島)は勾玉宝船、山陰(東方鳥取瑠璃光藥師少彦名神、西方島根極樂阿弥陀大国主神)は瑤大蛇(たまをろち)。常の理(とはのことわり)あれかし大明神鎮まる意宇の古都から常の親子(085)の物語を書いてゐます。


『なんぞころびやおき 大極楽本尊郷篇』



峠杣一日・著

骨肉小屋(こつにくごや)の物見櫓(ものみやぐら)から三途の川(さんづのかは)を眺めてゐると、かにかくに悲喜交々(ひきこもゞゝ)の迷ひの衣(まよひのころも)が流れて行く。

其れを見ながら骨肉眼鏡(こつにくがんきゃう)とお錦(おかね)が、賽の河原(さいのかはら)の子供達に御伽噺(おとぎばなし)を読み聞かせる様にして世の理(よのことわり)を語ってゐるのである。

殊(こと)に多いのが矢張り、人間(ひとあひ・人付き合ひ)と金(かね)に関(かゝ)はるものである。

解決法は共に、三つ子の魂たる一(いち)、常の理(とはのことわり)を育む事の他は無い。

言はずもがな、両者とも其の本質は同じものだからである。

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つゞく。