『なんぞころびやおき 女神御前篇』
(21)
峠杣一日・著
平和とは、常の理(とはのことわり・平)に和(やは)らぐ事である。
平:三つ子の魂(父×母=子)の姿で、常の理(とはのことわり)。
(※人間は常の理の化身である)
和:調ふ・ハーモニー。
(※自他共に三つ子の魂が育まれてゐなければ和合し得ない)
言はゞ平和とは三つ子の魂といふ文化の産物であり、常の理(とはのことわり)の現し世(うつしよ)を言ふのであらう。
人世(人生)の核心(かくしん)は三つ子の魂であり、即ち家の命を育む事こそが和(やは)らぎを産み出す基(もとゐ)となる。
惑(まど)ふ人から生きる私へ、漂(たゞよ)ふ国からまほら(まほろば)の国家へ。
其処に芽出度(めでた)く、順行の精神が芽生える。
本当の和(やは)らぎは、三つ子の魂を育まなければ得られないのである。
父×母=子
精神×肉体=生命
神武理念×女神信仰=常の現し世(トハノウツシヨ)
国家×個人=人世(人生・世界)
世に聞こえる世一(よいち)の七福神が全て弁財天女の化身とも言はれるのも、此の間の消息(せうそく)を現してゐるのだらう。
![190704_190943.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20190704/19/cocochiyosa/82/99/j/t02200165_4128309614491639363.jpg?caw=800)
つゞく。