『なんぞころびやおき 女神御前篇』⑲ | 『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

島根県松江市東出雲町、あれかし山の峠杣一日です。
島根半島(島根島)は勾玉宝船、山陰(東方鳥取瑠璃光藥師少彦名神、西方島根極樂阿弥陀大国主神)は瑤大蛇(たまをろち)。常の理(とはのことわり)あれかし大明神鎮まる意宇の古都から常の親子(085)の物語を書いてゐます。


『なんぞころびやおき 女神御前篇』



峠杣一日・著

豆鼕翁(とうゝゝをう)の姪っ子(めひっこ)お豊(おとよ)の豆鼕変化(とうゝゝへんげ)、豆鼕四輪(とうゝゝよんりん・でんゝゝぶうゝゝ)が姫山(ひめやま)の弁天御殿(べんてんごてん)に到着。

豆鼕変化を解(と)いたお豊(おとよ)を頭の上に乗せた蓮権現転何(はちすごんげんころびなんぞ)と、ころちゃんを抱っこした鬼火のお鈴(おにびのおすゞ)、やって来たのは此の四人であった。

「あら、まあ、本当に瑤大蛇(たまをろち)なのね」

姫山弁天御殿には、世にも珍しい瑤大蛇(たまをろち)の児瑤大蛇(このたまをろち)の小蛇(ころち)のころちゃんの話を聞き付けて興味津々、近江國(あふみのくに)の弁財天と侍女(じぢょ)のお島(おしま)も駆け付けて居た。

姫山(ひめやま)の弁財天とお市(おいち)を筆頭(ひっとう)とする三十二人の侍女も集まり、きゃっゝゝゝと囂(かしがま)しく盛り上がる弁天御殿である。

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つゞく。