『なんぞころびやおき』(44)『なんぞころびやおき』(44)峠杣一日・著黄金大黒天(わうごんだいこくてん)、又の名をにこゝゝ大明神。倶(とも)に美(うるは)しき、和心(にこ)の神である。四人の子供達は初めての対面で興味津々、くりゝゝ爛々(らんゝゝ)皿眼(さらまなこ)となって居る。黄金大黒天の腹の上に豆鼕翁(とうゝゝをう)がちょんと乗ると、にこゝゝ談義(だんぎ)の始まりはじまり~。つゞく。