『なんぞころびやおき』(43) | 『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

島根県松江市東出雲町、あれかし山の峠杣一日です。
島根半島(島根島)は勾玉宝船、山陰(東方鳥取瑠璃光藥師少彦名神、西方島根極樂阿弥陀大国主神)は瑤大蛇(たまをろち)。常の理(とはのことわり)あれかし大明神鎮まる意宇の古都から常の親子(085)の物語を書いてゐます。


『なんぞころびやおき』

(43)

峠杣一日・著

でんゝゝぽっぽ、豆鼕列車(とうゝゝれっしゃ)のご一行(いっかう)。

大黒屋敷駅(だいこくやしきえき)の改札を出て、松並木を進む。

涌(わ)き立つ八重雲(やへぐも)の空へ、天(てん)を衝(つ)く階(きざはし)が誘(いざな)ふ。

すると、おゝ高いたか~い、此処は天空の見晴らし台。

黄金の宝船(くがねのたからぶね)の舳(へさき)、弥帆(やほ)の柱(はしら)である。

島根半島で言へば、出雲の日御碕(灯台)に当たる。

「良う来た、待って居(を)ったぞ」

杲々(かうゝゝ)とお天道様の様に眩(まばゆ)く姿を現したのは、黄金大黒天(わうごんだいこくてん)であった。

190523_180745.jpg

つゞく。