『なんぞころびやおき』③ | 『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

島根県松江市東出雲町、あれかし山の峠杣一日です。
島根半島(島根島)は勾玉宝船、山陰(東方鳥取瑠璃光藥師少彦名神、西方島根極樂阿弥陀大国主神)は瑤大蛇(たまをろち)。常の理(とはのことわり)あれかし大明神鎮まる意宇の古都から常の親子(085)の物語を書いてゐます。


『なんぞころびやおき』



峠杣一日・著

本当の倖(しあは)せとは、人間の本質がよしとするところにある。

生きてゐる内に常の理(とはのことわり)を得たい、其の味はひに睦(むつ)みたい。

といふのが人間の願ひであり、本当の倖(しあは)せであらう。

何故ならば、人間とは常の理(とはのことわり)の現れであり、常の理(とはのことわり)そのものゝ命であるからだ。

さて、遂に何も掴(つか)む事なく其の生涯を終へた転何(ころびなんぞ)。

今や阿弥陀仏とひとつになった蓮権現(はちすごんげん)ではあるが、壺舟和尚(こしうをしゃう)の許(もと)で常の理(とはのことわり)を学んだ日々は忘れられぬ思ひ出である。

あの頃と変はらず、二人の持つ月の杯に桜の花片(はなびら)が舞ってゐる。


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<本の紹介>

甦れ日本古来の人生観。
常の理・三つ子の魂。
世は常の親子なり。

『扨抑双紙 以千代安礼賀志』(峠杣一日・著)
送料込1,980円

(詳細は1/6の記事を見て下さい)

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【転何】(ころびなんぞ)

(死後、阿弥陀仏の化身・蓮童子と甦り浄土舟を導く船頭となった白装束姿)

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