私がワークショップデザイナーを目指す理由について、
受検時に書いたエッセイを一部抜粋して載せておきたいと思います。
迷ったり悩んだりするときは、ここに戻ってこられるようにしよう。
*****
私は今“一人ひとりの潜在力を顕在化する”をテーマに企業の人材育成に携わっています。
研修講師として、今までに学んできたキャリアカウンセリングやコーチングなどの知識を活かしながら、
働く人のキャリア開発、リーダーシップ開発などの支援をしています。
私が大切にしているのは、
「誰もが自分にとって最善な答えを自ら見つけることができる」という思いであり、
“教える”立場ではなく、受講生と一緒に“学びあう”というスタンスで
各自の学びをサポートしています。
私はつくづく研修の現場が好きだと思います。
研修開始時には明らかにやる気のない態度だった受講生が、
研修が進むにつれてどんどん心がほぐれていき、目が輝きを放っていく。
いつの間にか自分の可能性に気づき
「もっと成長できる!」というパワーを得ていく。
そういった瞬間に立ち会えることは大きな喜びであり、
そのためにもっと貢献したいと強く思っています。
また、
受講生たちが、たまたま居合わせただけの関係性から、
徐々に“チーム”になり、一体感やつながりが生まれていく。
そういう場面も数多く見てきて、クラスが“人格”を持つと感じてきました。
受講生がお互いにつながることで、何倍ものエネルギーが生まれ、
エネルギーの循環が起こり、学びや気づきが促進されていく。
そういった経験を通して、私は“場”のエネルギーに魅了され、
どうしたら学びや成長を促進する“場”がつくれるのかを現場で試行錯誤してきました。
そして、研修にはもっと“楽しむ”“没頭する”という要素を増やすことが必要だと感じ、
“受講生がいつの間にかその気になってしまう場”を目指し、
どんな仕掛けが効果的かを探るようになりました。
その中で出会ったのが“ワークショップ”でした。
「これだ!」という衝撃が自分に走ったのを覚えています。
それからは研修を“人と人とのエネルギーの循環の場”としてもっとパワーアップさせたいと考え、
どんどん“ワークショップ”の持つ力や可能性に惹かれ、
しっかりと専門的に学んでみたいと思うようになりました。
ワークショップデザイナーについて学びながら、
これからも研修を
受講生の学びや気づきを促進させ“人とつながる場”としてより機能させるとともに、
“自分の可能性に気づく場”にしていきたいと考えています。