こんにちは、
心理カウンセラーのりんこです。
13回に渡り、私の人生の振り返りとして
改めて、幼少期から辿りながら
自分を見失っていくプロセスと
アダルトチルドレンからの回復の様子を書いています。
こちら↓からの連続となっています。
今までのあらすじ・・
子どもの頃に、何度も繰り返された
両親からの暴力と支配で
いつの間にか自分を見失っていたことに
気づかないまま大人になり
15年のブランクがありながらもまた
親の言葉に支配され翻弄され
結婚し出産し、更に自分を見失っていきました。
やがて、言うことを聞かない息子に
手を焼いては、こみ上げてくる怒りが抑えきれなくなり
たまたま心理学を知り学んでいくのですが、
それでも、母からかかってくる電話に
おびえる様になっていったのです。
・・・
そして、更に、
夜には、何度も怖い夢を見ては
冷や汗をびっしょりかき
破裂しそうな心臓の鼓動で
目が覚める様にもなっていたのです。
それは、
決まって同じ夢で
「突然、父に部屋の隅に連れていかれて
叩かれる寸前に泣き叫ぶ」というもの
夢だけど、
過去、子どもの頃に頻繁にあった現実と同じで、
目が覚めても暫くは、
それが夢なのか現実なのかが
解らなくなってしまう程になっていました。
このままでは、
私が、壊れてしまう、
壊されてしまう・・・
そう思い、
自分を守るために
息子を守るために
私には、危害を与えるだけの親はもういらない
と決め、縁を切ると固く決心し
一切、連絡をしないと伝えたのです。
本当に、苦渋の決断でした。
けれど、縁を切った時には
もう、これで苦しみから抜け出せると
思っていたのですが、
日を追うごとに、
得体の知れない重苦しい気持ちが増していき
時折、この世から消えてしまいたい・・と
思う様になっていきました。
そして、ある日の土曜日、
家族で、昼食をとっていた時に
急に消えたくなってしまったのです。
消えたい・・
死にたいんじゃなくて、
消えたい・・
死ぬということは、
こんな私が生きていたことになる・・
生きていた証拠なんていらない・・
私が生きて来た形跡すら残らず
誰かの記憶にすら残らず
このまま泡の様に消えてなくなったら
どんなにいいだろう・・・
そう思っていると
「消えたい・・・」その言葉が
無意識に涙とともに口から溢れ出てしまったのです。
もう、
限界でした。
すると、
それを聞いた息子が咄嗟に身を乗り出して
私の顔を覗き込みながら一生懸命に
「ママ、僕じゃダメなの?
僕がいるだけじゃ、ダメなの?」
そう言ってくれたため
その言葉で我に返ったのです。
そうだ・・・
息子にだけは、悲しい思いをさせてはいけないんだ
絶対に、悲しい思いだけはさせてはいけないんだと
その思いだけが、
唯一、私を繋ぎとめてくれました。
けれど、
日ごとに増していく苦しさで
精神のバランスが取れなくなり
綱渡りの日々・・・
本当に、唯一息子の存在が、私を、
かろうじて、繋ぎとめている
かろうじて、生きさせてくれている
そんな状態でした。
それから数日をやり過ごしながらも
この苦しさから抜け出すためには、
心療内科を受診するしかないと思い始めるのですが、
どんなに頑張っても頑張っても頑張れなかった自分が
また「ダメの烙印」を押されてしまう様な気がして
たまらなく嫌で嫌で、何日も葛藤しました。
けれど、
やはり、息子にだけは悲しい思いをさせたくない
この苦しみは私が悪いんじゃない
そう思い直して、
その二つだけを支えにして向かったのです。
ーあとがきー
両親と、このまま関われば
私の心は壊れてしまう、そう思い
縁を切ると決めたのですが、
簡単には、いきませんでした。
何故なら、
子どもの頃から、完全に支配されてきたため
無意識に依存していたのですから。
物理的に無理やり離れたとしても
心の奥底では、愛されたい認められたいという欲求で
一杯だったのです。
だから、余計に壊れていったのです。
満たされていてこそ
愛されていると解っているからこそ
本当の自立が出来るのです。
そして、
「ママ、僕じゃダメなの?
僕がいるだけじゃ、ダメなの?」
と息子が言ってくれたその言葉は、
僕がいるじゃない!僕がついているじゃない!
そう力強く言ってくれていると同時に、
こんなダメな母だけど
暴力をふるってしまう母だけど
消えたくなってしまう母だけど
それでも、どんな母でも愛してくれているという
絶対的な言葉だと思い、
本当に心から救われた思いでした。
この一言がなかったら、
私はどうなっていたのだろうと思います。
思えば、子どもは、
私や私の両親の様に
親だからと権力と暴力を振りかざしている
歪んだ大人よりも
ずっと大きくて大人で無条件の愛。
本当は、
誰もが、ただそこにいるだけで愛される
愛される価値がある・・・
それを、小学3年生の息子が
教えてくれていたのだと思います。
そんな息子を
私は、たくさん傷つけてきてしまいました。
【第8話】に続きます。

