震災後のこころのケア【1】
毎日のようにテレビで「がんばろう」というメッセージが流れます。
前向きなメッセージで奮起する人はよいと思うのですが、それによってさらに落ち込むパターンもあります。
しんどいと感じる人もいるかもしれません。
さらにこれが長期化してくると、がんばることができていた人もエネルギー切れになり、落ち込むパターンもあります。
うつ症状を表す人もいることでしょう。
さらに被災地の人が苦労しているのを見て「もっともっとつらい思いをしている人がいる。頑張らなければ」と思うのは日本人の美徳であるかもしれません。
「自分は苦労していない」と自分を責めて落ち込む人もいるそうです。
このような時期に不安定になることは当然の反応といえます。
震災直後は「何とかしなくては」とがんばれても、時間が経つと疲れてがんばりがきかなくなってくることもあるのです。
がんばれるときもあれば、「がんばれない」時もある自分を認めてあげましょう。
被災した人はもちろん、たとえ被害が軽く済んだとしても、恐ろい思をしたことに変わりはありません。
恐怖は、人との比較でその大きさが決まるのではありせん。
どれほど、遠い地域でも、どれほどの軽微な被害でも、恐いものは恐いです。
それは、子どもも大人も同じだと思います。
自分を責めず、「今」自分に起こっている気持ちを、受け入れてあげてください。
(COCOAカウンセラー KANA)
【被災者の皆様へ】お子様のメンタルケアについて(2)
日本臨床心理学会のHPに、被災地の人への心のケアについての資料がありました。
中でも「保護者の皆さんへ」と書かれた、松澤由佳さんの絵の付いた資料はとても暖かで、分かりやすいものでした。
突然の事態に、大人もどのように対応したらよいのか分からない中、とても分かりやすい資料だと感じました。
阪神淡路大震災での記事に「地震から1ヶ月経ち、大人たちは被災体験を、ものすごい勢いで話すようになった。そして子ども達は、遊びの中で表現するようになった。」とありました。
地震の揺れそのものを遊びで表現したり、火事の様子を絵で描いたり、ごっこ遊びをしたり・・・。「こんなことをして!!!」と驚くかもしれませんが、叱らないで、遊びを見守って下さい。
「たくさん描いたね」などの言葉を子どもにかけてあげてください。
守られた環境の中で、遊びとしてで再体験することが、大人なら話すといった行為にあたると思われ、PTSDの症状化を回避できる可能性は高いと思
います。
子ども達の気持ちに少し安心感が出てきたからこその表現です。
ただ、子どもが辛そうなのにその遊びをやめられないときは、子どもの気持ちをくんだ言葉をかけて、別の遊びに誘ってあげるとよいでしょう。
それを受け止める大人も疲れてしまうときがあります。抱え込まず、専門家に相談しましょう。
大人も自分のストレス反応を把握して積極的な休養をとってください。
休養は甘えではありません。1日1回はリラックスタイムを取って下さい。
(COCOAカウンセラー KANA)
COCOA運営事務局より
この度の東日本大震災による被災者の方々に、
心からお見舞いを申し上げます。
メンタルケア「COCOA」は、こころの病を抱えている方を対象にカウンセリングサービスを行っている組織です。
今回の震災によって、今後も様々な不安材料が予測されます。
私も阪神淡路大震災の際に、長田区のホテルで被災に遭いました。
しばらくは情緒不安定な精神状態が続き、現にいまにおいても揺れを感じると、
当時を思い出し、心身ともに不安定になってしまいます。
震災によるメンタルの問題は一生、治らないかもしれません。
ただ、大切なのはその自分自身の気持ちとどう向き合うかだと思います。
私たちは相談者の方の立場にたち、親身にご相談させていただけるカウンセラーが揃っています。
被災者の方に私たちが出来るのは、こころのケアしかありません。
ご自身、お子様、家族、友人のどなたのことでも構いません。
是非、ご相談したい内容をコメントしてください。
COCOAのカウンセラーが一人でも多く、返答させていただきます。
「あなたはひとりではありません」
(運営事務局 NISHIMOTO)