アンニョンハセヨー。
暑い。日本の夏、始まってしまいましたね。
まじで暑すぎる。皆さんお元気でしょうか。
夏になると痩せるとダンスの先生に言われ続けていつつも、全然痩せなかった私ですが。
パーソナルで鍛えてみたら、痩せるようになりました。
全ては筋肉の成せる業。カムサハムニダー。
夏になりましたが、相変わらず平日は仕事、土日は韓国活動に浸っている私です。
そんな中、最近久々に、超DEEPに一つのドラマにはまってしまいました。
この春夏は、かなり良質なドラマが揃っていて、それぞれに最高を感じるドラマなんですけど。
一個だけ別格のドラマに出会ってしまいました。
『弱いヒーローclass1』です。
鑑賞するに至ったきっかけは、
Twitterで、自分が好きなドラマに同じくいいねしている人が、
めっちゃお勧めしてくれていたから。
絶対に面白いなと思いつつも、大して期待せず、フランクに見始めた感じです。
Hulu独占配信っていうのもなんか限定的で惹きにならなかったのと、
俳優さん、全然知らなかったりして。まったく期待はしてなかったんですよね。正直。
でも、お勧めしている人たちが、好きなドラマ10個の内、8個ぐらいが合致していたので、
絶対に好み合うなとは思っており、まずは見てみよう!で見てみたら、
私の評価点見たらお分かりの通り。最高のドラマでした。
まじで日常が変わるぐらい、というか変わった作品でございます。
もう十分すぎるぐらい大好きすぎて、
これ以上韓国エンタメを好きになる余白は無いと思っていたのですが、
また更に好きになってしまいましたね。
実はこのドラマを見た後、すぐに海外旅行にいっていたのですが。
がち楽園みたいな所に行っていたにもかかわらず、
このドラマにすっかり沼ってしまって、
このドラマをリピートするために、早く帰国したいと思ってしまったぐらいで。
キャスト、脚本、原作、演出、演技、アクション、音楽、全てが最高レベルの超良質ドラマです。
本当に韓国はすごい。
何度もこのワード使ってすみません。
→ここまでで1セット。
『弱いヒーローclass』は、男子高が舞台の学園バイオレンスドラマです。
主役は3人の男の子。
メインは超秀才、学校でも家でも、ずっと一人で黙々と勉強をしているシウン。
両親が小さい頃に離婚したため、シングルファーザーの家庭で育ち、
忙しい父は常に家にいないため、家に帰ってもいつも一人。
誰よりも早く学校に行って、教室でイヤホンをして周囲の世界をシャットアウトして、
ただただ勉強をしている子です。友達とか、他人、人間に興味が無い感じですね。
暗い。とにかく暗い男の子です。
でも運動とかも不得意なんですけど、なんだろう、弱弱しい感じではなく。
内に秘めた強さというか、やばさは序盤から醸し出しています。
ただの秀才ではない。
ちょっと人を下に見ている、バカにしている感じのオーラをまとっている感じ。
故にクラスのいじめっ子に目を付けられてしまいます。
でも、サイコパス気質で、
きれたらまじでやべーやつです。1話からキレッキレです。
パクジフンが演じています。
次なる主役は二人いまして、
クラスでも一目置かれているスホと、転校してきたメガネのボムソク。
スホは学校に来ても、ただただ寝ている男の子なのですが、
格闘技をやっていたという経歴があり(みんなも知っている)
だがら、ものすごーーーーーく喧嘩が強いです。
学校で一番みたいなくだりもありましたね。
とにかく喧嘩が強い。
でも、そもそも自分からは喧嘩はしないんですけどね。
会話で解決しましょうよ、っていう明るい平和主義なタイプの男の子。
でもやったら、めちゃくそ強いんですよ。
このドラマの特徴ですけど、アクションシーンが本当にすごくリアルで残酷でかっこよくて。
やっぱり喧嘩が強いやつが一番かっこいいって思っちゃいましたよね、改めて。
両親がいなくて、祖母と生活をしているので、
バイトに明け暮れて、学校では寝るだけの生活。
そのため、固定の友達はいないです。
一匹狼ですね、シウンとはまた別の意味で。
別にコミショーじゃないから、適宜クラスメートと会話はしてるようですけど。
このドラマは執拗ないじめがでてくるお話なので、
スホの喧嘩の強さは超重要でしたね。
まじでかっこよすぎで最高でした。
チェヒョヌクが演じています。
そしてもう一人が超重要キャスト、ボムソク。
ホンギョンが演じています。
ボムソクはメガネをかけた長身細身の転校生。
前の学校で、いじめにあっていたことで、転校してきた子でした。
見るからに弱そうで、おどおどしている感じの子で、
転校早々、シウンを陥れようとするいじめっこに利用されて(脅されて)
シウンにちょっかいだしちゃって、最初はマイナスからのスタートでした。
でもその事件をきっかけに、その後、シウンを助けるようになって、
スホの力も借りたりして、シウン、スホ、ボムソクの3人組になっていきました。
この3人組最高。
でも一番深いというか、可哀そうなのがボムソクで。
実は二人には言えない闇を抱えていて。
ドラマの後半にその闇がさく裂して、とんでもない展開をしていくドラマでした。
可哀そうだよね。ボムソク。
家庭環境が一番悪いのがボムソクでしたね。
お金持ちの家の子でしたけど。
シウンも、スホも、ボムソクも家族愛に飢えていたこともあって、
お互いの事情を知っていたわけではないですけど、
なんとなく惹かれ合った気はします。
最初は執拗にシウンをいじめてくる子たちとのいざこざでスタートして、
そこからどんどん争いの規模感が広がっていって、
そうしていくうちに3人の仲深まっていく感じでした。
3人が仲良くなって、友情が芽生える様は、色々あってという前提がありつつも、
とても幸せな姿で、心がほんわかしたのですが。
そこからジェットコースターのように変化して、崩壊していく様は、
友情の繊細さと儚さを物語る、残酷なバイオレンス。
これも韓国ノワールかも。
思春期だからこその止められない、溢れてしまうとめどない感情。
本人たちのせいだけではなく、家庭環境やその他色々あっての状況もあって、
追い詰められて、精神がぐちゃぐちゃになっていく様は、もう可哀そうでしかなかったですね。
後半は見るものも辛いシーンの連続で。
友情もこじれるとここまでこじれるかって感じでしたね。
愛情に飢えてただけなんだよ。
その表現やぶつけ方が分からなくなってしまっただけ。
これ以上は大分ネタバレになるのでもう書きませんが、
全8話で1話あたり40分と短めのドラマですが、
重厚で見終えた後の充実感が半端なかったです。
色々賞賛すべきポイントはあるのですが、絞って書きますね。
既に超ロングなブログになってしまってるのでw
まずはキャストと演技です。
主役のパクジフン。
まじで演技上手すぎて、これは本当に何か賞をあげないとおかしいレベル。
元々子役だったらしいのですが、私は初めて彼の演技をみました。
パクジフンはWannaOneというアイドルグループで活動をしていたのですが、
解散後はソロアーティストとして活躍しつつも、ドラマに出演していました。
めちゃくちゃ可愛いルックスなので、弱いヒーローより前は、好青年役が多かったようで。
私はドラマで出会ったことが無かったです。
この作品で初めて出会って。
まさかアイドルだったとは思いませんでしたし、
あのキラキラしたアイドルWannaOneの子だとは全く思いませんでした。
いや、よく見たら、とんでもないイケメンですよ、このドラマ内でも。
なんですけど、もうほんと、演技が上手すぎて、
想像ができないぐらいなんですよ。
それぐらいのギャップです。
1話からもうキレッキレです。
最終話はもう伝説です。
いや、1話からずっと伝説かも。
パクジフンの演技力を見るという目的でもいいから、このドラマを見て欲しいです。
本当に上手い。
何かの記事で読んだのですが、
現場でもカットがかかった後、自然と周りから拍手がでることがあったとか。
納得です。
こりゃ拍手しちゃうよ。
なんならもらい泣きしちゃうよ。
ご本人も、最終シーンを番宣の番組で見てた時に、泣いてましたね。
それぐらい心が入ったシーンだったんでしょうね。
あのシーンは本当に神。
このドラマを見た後に、パクジフン検索して欲しいです。
全然違う、キラキラした可愛い男子が出てきてビビりますよ。
わたしはファンクラブに入りました。
そして、スホ役のチェヒョヌク。
既に結構有名作品にでているので知名度あるようですが、
イケメンかつ爽やかで、アクションめちゃくちゃうまくて最高でしたね。
顔がチャンギヨンそっくりですね。
ちょっとかわいくて、若い、チャンギヨンって感じ。
スホはシウンと比べると、そこまでイカれてないんですけど、
力が強い分、その意味では、中々リミット外さないけど、
後半のとは言えのブチギレ感はやばかったですね。
まあにしてもアクションが上手すぎるよ。
あれ見て惚れない女子いないよ。
男子校でよかった。
これは3人共ですけど。
でも特に、まじで、チェヒョヌクって、スホみたいな人だろうと思ってしまいました。
それぐらい役にハマっていた。
天真爛漫で、だけど正義感が強いあの感じ。
会ったことないけど。
そしてボムソク役のホンギョン。
ホンギョンは最近では珍しい見た目の俳優さんですね。
超かっこいい!というよりも、塩・うす顔の、よくよく見たら綺麗なお顔、的な俳優さん。
ボムソク役は超重要な役柄でしたが、
名シーンをたくさん作ってくれていましたね。
前半は優しくてかわいい感じでしたが、
後半の変化は本当に見ていて可哀想だった。。。
スホとジムで対峙するシーンと、ラストシウンと対峙するシーンの、
ホンギョンの演技は素晴らしかったですね。
もう演技に思えなかった。本当に自然なんですよ、演技が。
もらい泣きしまくりました。
あそこまでの家庭環境だと、
もうそんなすぐにどうにか気持ちを入れ替えられるほど、心の余裕も無いですよね。
繊細で透明感のある、儚い演技がとても魅力的。
このドラマを見た後に、他に出演している映画も何個か見ましたが、最高でした。
出演作品もセンスあって、推せる。
そして今はキムテリ主演の『悪鬼』でいい役を演じています!
こういう種類の俳優さんがいるのも韓国すごいなあと、改めて感じた私でした。
はあ、伝えたいことが多すぎて長すぎる。
あとこのドラマは演出と音楽も素晴らしかったです。
全体的に青味の強い映像と、
素晴らしくも強烈なアクションシーン。
どこまでも残酷な展開。
適当なところで引かない。
そこを引くか引かないかで、かなり本物感が変わった気がするんですよね。
このドラマは行ききってるから、素晴らしくなったと思います。
そして音楽が素晴らしいです。
OPの音楽も映像も最高。
挿入歌も最高。
EDもラップの曲の回もあれば、OPの曲の時もあり、なんなら無音の時もあり。
とてもこだわりを感じました。
音楽ってドラマにとってめちゃくちゃ大事だよね。
OPは好きすぎて、毎回スキップしませんでした。
とにもかくにもこのドラマは見るべきドラマです!
Hulu無料体験できるはずなので、入ってない人も見てみて下さい!
全8話なので、一気に観られます!!
それではいい加減ペンを置きます。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
감사합니다.