エルネア人狼 うちの国の場合③ | エルネア王国モニカ国の暮らし。

エルネア王国モニカ国の暮らし。

エルネア王国の日々の備忘録です。妄想もかなりあります。モニカ国。他のゲームの事も気ままに書いていこうと思います。
多忙のためのんびり更新中です。アイコンは旧都なぎ様のきゅーとなクラシックメーカーより。

普段は任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。


今回は人狼ゲームの世界観をお借りして

キャラクターたちに人狼ゲームをしていただきます。


注意 

人狼初心者が書いています。

色んな人狼ゲームのルールが合わさっている可能性があります。

あくまで人狼の世界観をお借りして書いています。

人狼ゲームとしてちゃんとしたものを求めている場合には、そのようなものとはほど遠いのでプラウザバック推奨です。


人狼ゲームを元に書いていますがストーリー、キャラたちの掛け合いが優先となっています。多少おかしくてもご容赦ください。


初期国民はモニカ国のバルナバ・マルチネスがいます。うちの国のバルナバとして書きます。


無理そうならプラウザバックお願いします。




​役職
村人…なんの役職もない

占い師…1日1回占うことができる
霊媒…処刑した人が人狼かわかる
騎士…夜に1人だけ護衛ができる。
この村は連続ガード不可
共鳴者…お互い村人だと知っている。
この村は相方が死んでも後追いはしない。
パン屋…パンを焼く。毎朝おいしいパンが提供される。パン屋が死ぬとパンの提供がなくなるため騙りにくいのが特徴。
人狼…毎日1人を襲撃する。占い師に占われると人狼と出る。
狂人……人狼陣営。占い結果は村人陣営と出るが人狼陣営勝利のために動く危険人物。
妖狐……村人陣営でも人狼陣営でもない第三陣営。処刑されずに最後に生き残れば妖狐勝利。
人狼に襲撃されても死なず、占い師に占われると呪殺され死亡する。
てるてる……処刑されれば勝利。てるてるを処刑すると村人も人狼も妖狐も負ける。









*スピカ、チレーナは結婚前という設定です。


さてリンゴ視点の今の皆の印象です。








ガチャ


部屋のドアが開く音がした。


ゆっくりと近づいてくる足音は、ベッドの前で立ち止まる。


ギシ


ベッドが揺れる音がして、目を開いた。


暗闇で相手の顔がよく見えない。窓から差し込む月明かりでほんの少しだけ、相手の背格好が見えた。


そして、この爽やかな香り。


「——ティアゴ君?」


「………」


こちらの呼びかけに相手は答えない。

相手はベッドに片足をのせて、リンゴの様子を伺っている。


(まさか……ティアゴ君………じ……人狼……)


さーっと全身から血の気が引いた。


「……ど、どうしてなにも言ってくれないの」


「………」


「——ティアゴ君……人狼だったの?私を殺しにきたの?」


なるべく動揺を抑えながら聞いた。


もしこれが人狼の襲撃なら、逃れることはできない。


ティアゴ「まさか」


声を聞いてティアゴだと確信する。


リンゴ「へ?じゃあ……一体なにしに……」


ティアゴ「夜這い」


リンゴ「夜這い?」


ティアゴ「うん」


リンゴ

「——なんだ、そっかー………ってならないよ!こんな状況で!」


リンゴは軽くティアゴの胸板を叩いた。


ティアゴ

「ごめんごめん、怖がらせちゃったね」


リンゴ

「怖いよ!ティアゴ君のこと、疑いたくないのに……でも怖いよ……」


情けなほど涙声になって、実際に黒い瞳に涙が浮かんだ。


ティアゴを敵だなんてリンゴは絶対に思いたくない。でも敵ならば、なにがなんでも勝たなくてはならない。それがこのゲームに参加させられてしまった者の使命だ。


ティアゴ「ごめんって」


ティアゴがそっとリンゴを抱き寄せた。


そして


ティアゴ「ごめんな」


リンゴ「もう、謝らなくていいよ」


ティアゴ

「そのことじゃなくて」


リンゴの首筋に、ティアゴが顔を寄せた。


「リンゴの最初に言ってたことは当たっていたんだ」


首筋に当てられたのが鋭い歯であることに気づいた時にはもう手遅れだった。



゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――


——————



————————



「————なんて夢みてるの」


窓から朝日が差し込む。


今日は晴天だった。


(——心臓に悪すぎ……)


洗面所で顔を洗い、タオルで拭く。


「ティアゴ君は……

味方なのかな……敵なのかな」


その呟きの答えは、今日でるのだろうか。


リンゴは食堂に向かった。


チレーナがスピカと一緒に朝食を食べていたのでリンゴはほっと胸を撫で下ろした。


霊媒師のチレーナは狙われる可能性が高い。


騎士が守ってくれたのだろうか。


バルナバ、ローデリック、リリー、ヴェルンヘル、ティアゴ、イマノル、バーニー、バーニス、エドモンドもやってきてそれぞれの席に座った。


リンゴは今朝変な夢を見てしまったのでティアゴのほうをほとんど見ることが出来なかった。


自分の席につく。隣にあとからきたセシィーが座る。


セシィー

「あれ?今日はシチューだけ?」


怪訝そうに目の前の食卓を見つめる。


リンゴ

「ん?なにか変?」


セシィー

「今回はパンがないんだね


その一言に、皆が凍りついたのが分かった。


リンゴ「——ルイスは?」


部屋を見渡すがその中にルイスがいない。


夜にパンが出ていたなら、朝食のシチューにパンがついていないのはおかしい。


​皆様おはようございます。昨夜の犠牲者はルイス・スカイ様です。朝食後、議論を再開致します。指定の時間までに議論場にお越し下さい。


ティアゴ

「…確白を潰しにきたか」


言葉を発したのはティアゴだけ。


重苦しい雰囲気の中、朝食を終え………



再び議論の場へ。



​本日の議論を開始します。昨夜の犠牲者はルイス・スカイ様です。すでにスキップを使用しているため、スキップの使用はできません。


残り13人




議論開始



「占い師」


すっと手を上げたのは、ティアゴ・バーナード。


「初日のお告げはヴェルンヘル陛下が白、昨日はバーニスさんを占って白でした」


リンゴ

(ティアゴ君が占い師…!味方……!)


「待って。俺が真の占い師」


椅子から立ち上がったのはバルナバ・マルチネスだった。皆がざわついた。


「初日はチレーナ白、昨日はローデリックさんを占って白だったよ」


バルナバとティアゴ。


影響力のある2人が占い師COにざわめきは止まらない。

どちらかは村で、どちらかは人外陣営。


チレーナ

「占い理由を聞いてもいいですか?バルナバさんから」


バルナバ

「初日ずっと発言がなかったローデリックさんだけどそれを指摘された途端に話し始めた。吊られたくない人外かもしれないと思って占った。結果は白だった」


ティアゴ

「バーニスさんは初日とても緊張していました。誰よりも緊張している、と感じ黒塗りされた場合それを払拭するほど議論が出来るか不明だったため、占いました。」


リリー

「その物言いだとバーニスが白だと分かっていて、占ってるっこと?」


ティアゴ

「この位置が黒なら吊り位置になりにくいから占っておいた方がいいと思いました。グレーだと思って占いました」


リンゴ

(どっちかが真でその片方は人外……バルナバさんかティアゴ君、どちらかが敵だなんて……)



エドモンド

「バルナバさんのCOが遅れたのはどうしてですか?」


バルナバ

「ティアゴ君がまさか人外だと思ってなかったからだよ。少し驚いたんだ」


エドモンド

「なるほど……ありがとうございます」


ヴェルンヘル

「ティアゴさんに質問。占い位置に疑問がある。あの日最後にやり合っていたのはリリーさんとローデリックさんだった。あの2人を占いから外した理由は?」


ティアゴ

「占いたいとは思っていました………が、あの2人は怪しいので吊りで対処してしまえばいいと判断しました。それよりも発言か少なく精査が難しく吊りにくいだろうと思われる人を占うべきだろうと思いました」


ヴェルンヘル

「——ありがとうございます」


ヴェルンヘルの目が、僅かに変わったような気がした。


リリー

「占い師に聞く。お互いをどう思ってる?」


ティアゴ

「人狼なのか狂人なのか、まだ判断がつきかねますが、COタイミングの遅さから狂人寄りに考えています」


バルナバ

「………はじめから出ると決めてた人狼


リンゴ

(ティアゴ君のほうが饒舌だ……バルナバさんが真の場合は、マズイ……)


思考開示時間です。お一人ずつ今の思考をお話下さい。



リリー・フォード

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そうね……バーニーの表情が若干明るくなったような……それが気になる……占い師については真偽はつかない。ヴェルンヘル陛下とセシィーを初日から白く感じている。

イマノル・ボイド

バーニーさん?言われてみればそんな感じがするね。占い師についてはバルナバさんを真寄りで考えてるかなー。でもティアゴさんの真も切ってない。占い師から吊りたくはないと思ってる。リンゴとヴェルンヘル陛下は白くみえるかな

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バーニー・コルテス

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占いが2人出てきて盤面が動いたからそういう顔をしたのかもしれない。占い師は真偽はついてないかな。リリーさんを黒寄りに思ってる


セシィー・ランフランク

占い師の真偽はついてないかなー。どちらかと言えばティアゴさんを真寄りに考えてる。

 
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スピカ・ラウル

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まだ……考えがまとまってません


ヴェルンヘル・ラウル

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占い師についてはまだなんとも言えない。リリーさんとローデリックこの2狼はなさそう。今日はグレーから吊りたいと思う


チレーナ・ミラー

うーん……ティアゴさんとバルナバさん……どちらが真なのか……分からないけど……バルナバさんは偽がでてきて動揺した真にも見える…今言えるのはこれだけ。

 
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バーニス・ミラー

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占いはどちらもフラットかなー。エドモンドさんやスピカちゃんは発言が少なくて吊りたいかも


バルナバ・マルチネス

ローデリックとリリーちゃんの2狼はないと思っている……発言の少ない人、色をつけない人、精査ができない人は吊られる対象に入ってくるから精査して思考を開示してほしい。バーニーやリンゴちゃんあたりも発言してほしいな

 
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ローデリック・チチェスター

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初日からバルナバさんとティアゴは役職があると見ていたから占いで出てきたのは納得……真偽はついてない。リリーさんのことは継続して怪しく見ている。エドモンドさんは今日は質問のみ。発言稼ぎをしようとしている人狼にも見える。リリーさんかエドモンドさんを吊りたい


エドモンド・ランフランク

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俺以外にも発言ない人はいると思うんですが………バーニーさんだってたいした発言してないし、リンゴさんも寡黙位置でヘイト買わないようにしている人外に見える。仲間がいない妖狐の可能性もある。ローデリックさんを怪しむ人がいるけど片白だから吊りたくない。リリーさんかバーニーさんを吊りたい。占いはティアゴさんをやや真寄りで見ている」


ティアゴ・バーナード

イマノルは吊る気はない、村だと思います。リンゴやローデリックも人間っぽい……以上です

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リンゴ・ラウル

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——今後占い師が噛まれなければ吊り対象にするべきだと思っている。セシィーさんは人間らしい。スピカはなにも精査できない。誰か言ってたけどバルナバさんとティアゴ君は役職持ちに見えていたので役職COはやっぱりなと思った……どちらが人外か全く判別が出来ていない


13人

全員の思考開示終了



ヴェルンヘル

「……どうする?今日、絶対に誰かを吊らなければならない……」


この場にいるのは13人。

同票によるスキップもできない。


ローデリック

「リリーさんかエドモンドさんを吊りたい」


エドモンド

「俺は吊るほど怪しいですか?」


リリー

「リンゴは?寡黙位置だし吊る理由もある」


ローデリック

「リンゴは吊りたくないです」


エドモンド「理由は?」


ローデリック

「思考開示。占い師についての今後の処遇、誰からも怪しまれていなかったスピカ様についての指摘がありました。吊りの対象は他でいいと思います」


エドモンド

「ローデリックさんでもいいのでは?」


イマノル

「ローデリックさんは片白。今の時点では、吊りたくないなー」


エドモンド

「リンゴさんの指摘通り、スピカ様は思考開示の時でも考えがまとまってない……村利ありますか?」


バルナバ

「グレーであることには変わりない…」


リリー

「スピカ、なにか言いたいことはないの?」


スピカ

「ありません」


リンゴ

(言いたいことがない?

こんなに危ない状況なのに?吊り指定をいつ受けてもおかしくない状況なのに?

——もしかして、スピカはてるてる?)


一同、一言言って押し黙るスピカを見ている。

リンゴと同じことを考えているのだろうか、沈黙が流れた。



バーニス

「私はスピカちゃんよりエドモンドさんを吊りたいかなー。スピカちゃんはどちらかといえば白いし、まだ吊らなくていいんじゃない?」


沈黙を破ったのはバーニス。

残り時間は無情にも僅かとなっている。これ以上の沈黙はまずいと思ったのか勇気をだして意見を出してきた。


リリー

「リンゴはなにか言いたいことはないの?一応、寡黙で怪しい位置にいることに変わりないはない」


リンゴ

「うーん……。みんなの黒要素はわからないから自分のシロ要素話すね。寡黙でいたのは、自分が村だから、みんなを精査する側に回ってて、自分の発言まで頭が回らなかった。ヘイトを気にせず占い師の今後や怪しい位置を出したから今回の吊り位置にはもっと相応しい人がいるはず。私を吊るというなら対抗だして。リリーさんやエドモンドさんより白いと思うし、闇雲に黒塗りはしてないよ」


ヴェルンヘル

「——チレーナ」


残り時間をみて、ヴェルンヘルがチレーナに促す。チレーナの頭から汗が出ている。


自分が吊り位置を決めるというプレッシャーが、彼に多大な緊張とストレスを与えている。


チレーナ

「————————リリーさんとエドモンドさん、

このお二人に、人外だと思う方に投票して下さい。」


エドモンド「!」


エドモンドは表情を固くし、リリーは静かに息をついた。


チレーナ「——すみません」


チレーナはリリーとエドモンドに頭を下げた。


リリー「気にしないで」


エドモンド「仕方ないよ」


ダンジョンで無数の敵と対峙してきた近衛騎士隊。

2人は処刑を前にして気丈に振る舞っている。


セシィー

「そんな!やだよ!」


セシィーは半ベソになってエドモンドの腕にしがみついている。


ティアゴ

「——では……処刑されなかった方は占いにて白黒はっきりさせる、ということにしては?明日になってもきっと怪しい、処刑候補になったんだからといつまでも言われて議論がすすみません。」


バルナバ

「なるほど。議論の進行を妨げかねないしね。でも白黒つかなかったら?」


ティアゴ

「お互いの占い結果がパンダになった時のことですか。その時は吊るしかないでしょう。当然村の皆さんに決めてもらうことになりますが。」


リリー

「待って。私を吊って。」


バルナバ「リリーちゃん…?」


リリー

「エドモンドを占ったほうがいい。私を吊って」


​投票時間となりました。投票したい方に投票して下さい。投票を棄権することはできません。


円卓のテーブル、各自に渡さらているタブレット。


それを使って投票する。


リンゴは制限時間ギリギリまで考えて、投票した。



​投票結果がでました