227年 ゲロルド・ミラー そして引き継ぎへ。 | エルネア王国モニカ国の暮らし。

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エルネア王国の日々の備忘録です。妄想もかなりあります。モニカ国。他のゲームの事も気ままに書いていこうと思います。
多忙のためのんびり更新中です。アイコンは旧都なぎ様のきゅーとなクラシックメーカーより。

任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。



 数あるブログの中から閲覧ありがとうございます。

 

こちらのブログは

ワールドネバーランドエルネア王国の日々をプレイし、それをもとに書いています。

 

プレイした際のスクショをもとに書いておりますが創作(妄想)も多くございます。

 

創作話が苦手な方は閲覧お控え下さい。





セシリアとして過ごす最後の日。

リリアからの赤ちゃんの近況報告。

 

リリアが産むのは将来の国王か女王。

その日が楽しみ。

リリアの報告が嬉しくて顔に出ていたのか


スピカ

「姉さん、なんだか嬉しそう」


セシリア

「うん、リリアがねおなかの赤ちゃんが順調だって教えてくれたの」


スピカ

「出産、もうすぐかぁ。」


セシリア

「スピカちゃんはこれから畑仕事?」


スピカ

「あー……山岳の村に…」


スピカはそう言い、睫毛を伏せた。


セシリア「そっか……」


スピカ

「うん……色々お世話になったからお見舞いにいってくる」


セシリア

「私も後でお見舞いいくよ」


スピカ

「うん、きっと喜ぶと思う」


じゃあね、とスピカは手を振ると歩き出した。

多忙な魔銃兵のマルセルが声をかけてくれた。

彼ももう20歳。

時が経つのは本当にはやいものです……

20歳は、エルネアではいつ亡くなる日を迎えてもおかしくない年齢です。

20歳は書き手からすると短命だと思います。


この日、その短命な人がガノスに召されようとしていました。



アナちゃんとシルヴァン君の息子のステンカ君。

引き継いでも、セシリアと変わらず仲良くしてね。


アポロニウス?

神話に出てきそうな名前だ。

見覚えがあると思ったら「甥」らしい。

確かチェロの息子?

チェロとアルステーデちゃんの2人目の子供でした。

産まれた時に抱っこしたから会いにきてくれたようです。


ありがとう♪


こうして会いにきてくれるの何気に嬉しい。



そのあとは少しバグウェルのところへ。

ベゴラは使わず勝負です。

ハズレ……

カチカチ……

衣装!

だけど六着目〜

くそうカチカチだ……


ベゴラは使わずに勝負しているためリセットなし。

今回は衣装が出たから完全にハズレというわけでもないがアタリでもない……とおもう。これは感じ方に個人差あり?

 


そんなことをしていると

夕刻になった。



まずい。

こんなことをしている場合じゃない。

山岳の家6

ゲロルド・ミラー 危篤



ゲロルド・ミラー(20)

山岳の家6山岳顧問。チレーナの父。


セシリア

(この前のピクニックの時もチレーナ君がなんとなく元気がなかったのは、お父さんの余命が僅かだったのが気掛かりだったから…?)


神官のアモスはそれに気づいていたのかもしれないがセシリアには分からない。

お見舞いにいくとゲロルドの肩に黒い天使。


セシリア

(何度この天使を恨めしいと思っただろう。

でも……大切な人たちを迷わずガノスに連れていってくれる黒い天使……)

みんな最初は気を遣って明日には良くなるって言うんだね。


ゲロルドはまだ20歳。



母はバーニス。

彼女もまた20歳と短命でした。


セシリア

「ゲロルドさん」


横になるゲロルドに声をかける。


ゲロルド

「陛下……このような体勢で申し訳ありせん」


ベッドから起き上がれないことをゲロルドは詫びた。


セシリア

「そんなこと気になさらないで下さい。」


ゲロルド

「セシリア陛下にも、リンゴ様にも気にかけていただき……」


ゲロルドは苦しげに咳き込んだ。


セシリア

「大丈夫ですか??💦喋らなくていいです」


ゲロルドの背中をさすった。

それに効果があるのかセシリアには分からないがなにもしないではいられなかった。



セシリア

「私……ちゃんと謝りたくて。チレーナ君とスピカちゃんのこと……」


苦しい思いをしたのは当人たちもそうだが、見守っていたゲロルドも辛かったはずだ。心優しい寡黙なゲロルド。彼がチレーナに苦言を言うほどなのだからその前にどれほどの葛藤があっただろう。


「私が何も考えず、2人を連れ回したからあんなことに。本当に申し訳ありません」


頭を下げ謝罪するセシリアに、ゲロルドは首を横に振った。


ゲロルド

「陛下……そんなことを仰らないで下さい……

2人は自分たちの意思で、お互い惹かれて好きになったのでしょう。その感情を、否定しないでやってください」


セシリアは顔をあげ、ゲロルドを見た。

彼はとても穏やかで優しい表情をしていた。



ゲロルド

「あなたは何も悪くない」



セシリア

(あぁ……)


ゲロルドの前でセシリアはポロリと涙を流した。


長年の罪の意識から解放されたような、そんな気持ちになった。


最後まで恨み言一つ言わず、

セシリアのことを悪くないと言う。


セシリア

「ありがとう……ございます」


こんなにいい人が、どうして短命なのか。

やはり黒い天使が恨めしいと少し思ってしまうことを許してほしい。






枕元には孫娘のアリーチェ


家族と友人に看取られゲロルドはガノスに向かった。


ゲロルド・ミラー


享年20歳


山岳の家6ミラー家長子。


口数は少ないが、ファミリーや山岳を思う気持ちは強い。

チレーナとスピカの件ではとても心配し、時にはチレーナを注意するなど嫌な役目をしていた。

最近は孫娘とよく出かけており穏やかな日々を過ごしていたという。

母バーニスと同じく短命だったことが惜しまれる。



ゲロルドを看取ったあと、みんなどんより。


アモスは横目でチレーナを見たが、視線を落とし、そのままミラー家をあとにした。


下手に声をかけるべきではないと判断したのかもしれない。


チレーナ……



゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――

一段と冷え込むこの日……


セシリア

(あ……そっか、この日は義父さんの命日だ)


レドリーの誕生日を命日にしないようにしたように、26日危篤になったティアゴ。

寒さが増す27日の冬至は葬儀の日だった。


ゲロルドというよく知った人が同じ日に亡くなり、重なった。


゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――


セシリアとしての生活は今日で終わり。



セシリア

「アトラス君……あと、お願いね」



4代目セシリアから


5代目

アトラスへバトンタッチです。




あとがき

長かった、セシリア時代。

リアルで何年書いてた……??


216年 セシリア


と思って確認すると219年10月3日から……


え………マジで長い。

三年以上だと……??


もっと書く時間があればなー。

時間の使い方が下手で辛い……

寝落ちしすぎて辛い…


1番最初の画像は、セシリアが結婚するとき衣装を変えて何回かやったもので

ティアゴとヴェルンヘルの2人が映っていてとても気に入っています。