任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。
更新がこんなにあくとは思わなかった……
1日ってこんなに短いっけ??っていうくらいあっという間。
すぐにおばあちゃんになってしまいそう……
ゲーム三昧ということもなく、ステイホームで何故か突き指をした記憶しかありません。
ワタシはなにやってんだ?
ゆる女子メーカーで作ったリンゴです。
イメージは現代のリンゴ。下の背景が青っぽいやつはデート中ふざけている風です。
こんな事を考えながらメーカーで遊んでいます…
゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.
この日、朝からセシリアは山岳区にいた。
マルチネス家の後継である、セラフィーナちゃんの彼氏のゼヴランから差し入れ。
後ろ指をさされるセシリアに今も友好的に接してくれる友人の1人だった。
*追記
セヴランはセシリアの祖父ジェレマイアの兄フランシスコの息子。つまり親戚。
今日もロング君が朝一で会いにきてくれる……
プレイヤー的にロング君はゆるキャラのような存在……彼との恋愛はやはり考えられない……
*セシリアに引き継ぎした時、仲良しの男の子はレドリーとこのロングのみ。
2人の間に誰かが割り込むように入ってきたものがいる。
レドリーだった。ロングの方をチラリと見るといつもの優しげな笑みをセシリアに向けた。
「今日もセシリアと会えて嬉しいよ♪」
セシリア
「わたくしもだよ」
恋人の姿をみるなりセシリアの表情が輝いた。
ふわりとレドリーの匂いがして、セシリアの頰にキスをする。セシリアは、カチーンと身体を硬直させ顔を赤くした。
一瞬にしてレドリーに心奪われ、ロングと話していたことを忘れてしまう。
やりとりを見ていたロングは驚いた様子で、その場をあとにした。ロングの遠ざかる背中を見ながらレドリーは内心でぺろっと舌をだす。
昨日のデートでお互いの気持ちを話してからグッと心の距離が近くなったような気がしてセシリアは嬉しくなった。
恥ずかしさを抑えながらセシリアは微笑んだ。
セシリア
「明日の収穫祭、楽しみだね♪いっしょに楽しもうね♪」
レドリー
「もちろん!
マトラなんかよりセシリアと一緒にいる方が大切だよ♪」
2人の世界に浸っているので、山岳区に住む山岳兵団の人たちが
「なんでここでイチャついてんだろう?」という目で見ていることに2人はまだ気づかない…
レドリーと会話を終えるとイラリオに声をかけられる。
その時、仕事に向かうため山岳兵たちが家から出て歩いていることにセシリアとレドリーは気づいた。
ユズが少し意地悪そうに笑っている。
ユズ
(こんなところでなにイチャついてんの…w )
イラリオ
「これ差し入れ。どうぞ」
イラリオからマトラランチの差し入れ……
セシリア
「ありがとうございます♪」
イラリオは
「仲睦まじい様子でいいねー」
ニヤニヤ笑いながら去っていく。
セシリア
(見られた……恥ずかしい…)
セシリアはバルナバの姿を見つけて差し入れをする。ここにきたのはこれが目的だった。
ドルム山を降りようと歩いているとルイスに声をかけられる。なんだか悲しげに見えるのは気のせいだろうか。
セシリア
(フラれ続けて疲れちゃったのかな……)
本人には怖くて聞けない
ウロウロしていると……
バルナバとリリーが何か話し込んでいた。
2人は真剣な顔つきでその様子から、楽しい日常会話でないようだった。
セシリアは邪魔にならないよう2人が通り過ぎていくのを見送った。
゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――
幸運の塔を通りかかると見知った顔をみかける。
セシリア
(ま、マルティナさん…!)
マルティナは、誰かに告白してフラレていた。
マルティナはフラれたショックで周りが見えず、近くにいるセシリアの存在に気付いていないようだった。
なんとも居心地が悪く、複雑な気分になる。
グラディスちゃんから差し入れをいただきました。
差し入れまで可愛いー💕
仲良しのリディアちゃん(エドモンドとセシィーの次女 )は出産が近い。
赤ちゃんに会えるのが楽しみだね。
この子はイサーク。
グラディスちゃんと仲人をしている。
この時のセシリアはこのイサークが山岳キラーであることなんて知る由もない。
彼は山岳女子に大人気であることを数年後知ることになる。
セイは今日も元気に国民をしていた
馬鹿にしてる感じwニートでもいいとおもうよ!エルネアは!
お昼からは結婚式。
結婚するのはお母さん似のイマノルの妹さんアントネラちゃん。ボイド家が多いので、ガンス家の姓を保護します。ボイド家は山岳に二軒もあるので、山岳以外はなくていい感じかなー。
セシリアは結婚式を見届けてから街門広場に導きの蝶を使って転移魔法で向かう。
今日は自分から酒場に行きたいとレドリーに伝え向かうことに。
2人ともスープという軽食でした。
雑談をしながらあっという間に時間が過ぎる。
食事デートが終わるとセシリアは近衛騎士隊トーナメントの見学に向かう。
今日の一戦は
ローデリック vs ラナ
2人とも斧を武器としている。
鋭い斬り込みを放ったのはローデリック。
そのままローデリックが押し込み、ローデリックが勝利を決める。
セシリア
「あれ……お母さん…?」
なぜ、ここにいるんだろうとセシリアは声をかけるとリンゴは口の前で指一本を立ててしーっと言いながら
リンゴ
「こ、これはね、ラナの試合をちょこーっと見たくて……だから他の人には内緒にしててほしいんだけど」
ティム
「バレバレだよ…」
同じく試合を見にきていたティムが笑っていた。ラナはティムの奥さんなので応援にきていた。
リンゴ
「だ、だから外の人には言わないで……お母さんとか」
ティム
「リリーさんには言わないであげるよ。」
リンゴ「ほんと?!」
ティム「でも導師には言っちゃうかも」
リンゴ「ティム君〜💦」
*リンゴにとって、導師=ティアゴもリリーもこわい
2人のやりとりにセシリアはクスッと笑った。
セシリア
「ローデリックさん!今日の試合おめでとうございます!」
ローデリックの姿を見つけるとセシリアはローデリックの勝利を喜んだ。
ローデリック
「ありがとう………セシリア様のお母さんは何やってるの?」
ティムの後ろでコソコソしているリンゴの姿を見てボソリと言う。
*リンゴはローデリックに見つからないようにしているが、普通に見つかっている。
ローデリックはリリー、ティアゴに通じているので出歩いていることを告げ口されるかもと思っている。
セシリア
「………ここにきたことは内緒にしててあげて下さい」
ローデリック
「……了解」
娘にフォローされるリンゴにローデリックは呆れていた。
ラナちゃんは試合に敗れて悔しそうな顔をしていたけれど、
ラナ
「弱いから負けたんです。鍛錬してきます」
すぐに気持ちを切り替えていた。
セシリア
(前向きな姿勢、いいなぁ。)
今日のイムピョンへの貢物リストがやはりおかしい。私がほしいくらいだ。
カキ氷は絶対あげない……
(今の所スマホ版でイベントで出てきたもので作成不可のはず)
近衛騎士隊のトーナメント、現在はこうなっている。
このあと詳しい結果がどうなるのかメモリーカードクラッシュのため、多分こうなっただろうと妄想の話をする予定である……
強くなりたいラナちゃんと、たまたま空いていた導師をダンジョンのお供をしてもらうことに。
ダンジョンが終えて外に出ると、空には月が浮かんでいた。
評議会室の方に人影が見えてセシリアはなんとなく向かうと話し声が聞こえた。
バルナバとリリーだった。
蝋燭で照らされるだけの暗い室内で、バルナバがリリーの両肩を掴み真っ正面で向かいあい必死な形相で何かを言っている。
リリーはというと苦しげな表情を浮かべ首を横に振った。
流れる空気は重かった。雲で隠されていた月が顔を覗かせて窓から月明かりが降り注ぎ、2人を照らしてすぐに月は雲に隠れて室内は再び蝋燭の灯りだけになる。
ただらなぬ雰囲気に、セシリアは言葉も出ずその場に突っ立っていた。
「セシリア様」
背後から声をかけられ、肩にぽんと手が置かれる。全く気配がなかったのにとセシリアは驚き振り返るとティアゴが立っていた。
さっきまでダンジョンで一緒だっから近くにいて当然なのだが。
ティアゴ
「心配しなくても大丈夫ですよ。2人は仕事上の話をしているだけです」
落ち着いた様子で言うティアゴにセシリアは怪訝そうな視線を送る。
セシリア
「そうなんですか…?でも……」
温厚なバルナバがリリーに詰め寄るようなシュチュエーションに不安な気持ちになる。
ティアゴ
「バルナバさんが、バルナバさん自身の口でリリーさんを説得するしかないんです。」
セシリア
「ーー?」
ティアゴ
「こちらへ」
2人の邪魔にならないよう、ティアゴは評議会場から離れるため歩き出す。セシリアは心配そうに2人のいる方を見たあと、ティアゴの後ろについていった。
ティアゴ
「セシリア様とリン……王妃様を襲った魔獣は居合わせた者によって討伐され、後日ボス級の魔獣は次々と討伐されました。しかし、その後の遺跡調査でそれらを凌ぐ高レベルな魔獣が数体発見され、対峙した部隊は手も足もでず戻ってきました」
セシリア
「そんなことが…」
自分がデートで浮かれている間にそんなことになっていたなんて……自分たちの平穏は武術職の人たちが身体を張って守ってくれている。
何も知らなかったセシリアは己を恥じた。
ティアゴ
「近々、我々は部隊を率いて出陣します」
夜空に輝く月を眺めながらティアゴが言う。
セシリア
「そうなのですか……簡単な討伐ではないのですね」
ティアゴ
「対峙してみないとまだなんとも言えませんが……バルナバさんとリリーさんはその件で少し意見の相違がありまして。」
苦笑いするティアゴは哀しげな色を瞳に宿していた。
セシリア
「意見の相違、ですか」
僅かに感じる違和感。
ティアゴ
「………時間もありませんし、きっとリリーさんが折れると思います」
セシリア
「…大丈夫でしょうか?」
詳細をティアゴは話す気はないんだと思ったがこの人がベラベラと喋るのもおかしい。
ティアゴ
「なんだかんだいって、リリーさんはバルナバさんに弱いんです。大丈夫ですよ」
ニヤリと笑うと、
「今夜は風が強いですね。夜風に当たっていると身体に障ります。早くお部屋にお戻り下さい。」
セシリア
「……はい」
ティアゴは目と鼻の距離にある王家の居室までセシリアを送ってくれた。リリーたちがいる評議会場からセシリアを離したいのかなと思いつつ、従う。
飲み物を飲むためにキッチンにいたリンゴがセシリアと一緒のティアゴに驚く。
リンゴ
「おかえりなさい……ティアゴ君が送ってくれたの?」
セシリア
「そうなの、そこで会って」
そこで会ってなぜ送ってもらってるのか?と聞かるかと思ったがリンゴはクスリと笑うと、
リンゴ
「そうなんだ。私がティアゴ君に送ってもらってた頃を思い出すなぁ。ちょうど成人した年だったよね」
ティアゴ
「そうだね」
ティアゴもリンゴも懐かしそうに笑っている。そして思い出したように、
ティアゴ
「そうだ。明日の夜、リリーさんの騎士隊長の居室で話し合いがある。リンゴも同席してほしい」
と、リンゴに向かって言った。
目上の者や王家の人間には敬語を使うティアゴが王妃であるリンゴにはずっとタメ口を使う。
2人がお互いに気心が知れた関係なんだろうなぁと感じた。
リンゴ
「分かった」
リンゴの怪我はよくなり、明日から動くことができるまでに回復していた。
ワ国周辺の国の旅人に治癒魔導師がいて、念のために治癒魔法をかけてもらった。動いて傷口が簡単に開かないようになっている、らしい。
セシリア
「出陣は、お母さんの回復を待っていたんですか?」
ティアゴ
「それもありますが……遺跡の調査に時間を費やしていました。敵の全容が分からないでいくと想定外のことが起きた場合対処ができません。念には念を入れておく必要があります」
リンゴ
「私が動けない間、調べてくれてありがとう」
ティアゴ
「これも仕事のうちだから気にすんな」
帰ろうとして踵を返したティアゴが足を止めて、
「明日は収穫祭ですから王妃様とセシリア様は存分に楽しんで下さい」
ずっとベットで寝ることを余儀なくされていたリンゴはパっと顔を輝かせる。
「おやすみなさい」
おやすみの挨拶を交わし、ティアゴが帰っていく。
リリーとバルナバが大喧嘩になっていないか気になったが、セシリアはベットに入ることにした。
セシリアが眠りについた頃、隣の騎士隊長の居室にリリーが帰宅した。
誰もいない静かで寂しい部屋……
鎧を外すと、リリーは大きなため息をついてソファーに腰をかけた。
「………」
リリーは1人煩悶としながら夜が更けていった…
あとがき
書こう書きたいと思いながら、1人で集中できる時間があまりなく……どうしようと思っていましたが書かないで後悔はしたくないので、魔獣討伐戦を書くことにします。亀ペースがさらに亀になる…
やっと8日(ゲーム時間)ということで書きたかった番外編をいくつか書こうと思います。
リンゴが動けるようになるのを待っていた…!
(リンゴが動けるようになる日数は、前から多分このくらいと相手の方に聞いておりましてエルネア時間のもとで決定していますが……もし違うだろ!と感じた方がいらっしゃいましたら細いことはスルーして下さい🙏)