任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いております。
前回は
→明絃さん担当です。
タイトルが……
明絃さんはXこと、レイラにとにかく
甘いんです…。
明絃さんが本編
を更新されました。
このお話に連動しているので是非お立ち寄りいだけたらと思います。
酒場から出たXは、明らかに様子がおかしかった。
酔ったというわりにはバルナバの前をスタスタと歩いていた。
バルナバ
「大丈夫?酔ってる?」
X
「………酔いなんか、とっくに覚めてる」
心配そうに聞くバルナバにXはそっけなく返事をした。
_____毒殺
まさか、誰かの悪意であの人が死んだなんて。
Xは拳をギュッと握りしめた。
ーーー犯人が分かってるなら、すぐにでも殺しにいくものを……
バルナバ
「Xさん、大丈夫?マーリンさんと何かあったの?」
不穏なものを感じてバルナバが心配そうな声を出した。
X
「何もない……楽しくお酒飲んでただけ」
バルナバ
(とてもそうは思えない雰囲気だったから聞いてるんだけど……)
「マーリンさんと揉めた?」
X
「まさか。食べたいくらいに良い男だったから絡んでただけ。彼、なかなか可愛い顔してるから」
Xはバルナバの前を歩いているので、表情は分からないが声は明るかった。
バルナバ
「……えぇ?」
Xと付き合いの長いバルナバは、こんな台詞を言っている彼女を初めてみたので間抜けな声で驚いてしまった。
X
「彼はこの国にはあまりいないタイプでしょ?」
バルナバ
「まあ……そうだけど……」
X
「久々に目の保養になったわ。今日はいい夢が見られそうねー」
バルナバ
(こんな大変な日だったのに?なんか変なこと言ってないかな…?)
「そっか………」
X
「……ここでいいから。おやすみなさい」
立ち止まって、Xは手をひらひらと振った。
バルナバ
「…おやすみ」
その間、Xは一度もバルナバを見ることはなく去っていく。
旧市街地の方に、彼女の姿が暗闇にのまれるように消えていく____
違和感を感じたバルナバは心配して後を追った。無事に家に入るのを見届けようと思ったのだが、
Xは旧市街地に入ると立ち止まった。
その肩はかすかに震えていて、それがどうしてなのか理解するのにそんなに時間はかからなかった。
自分が死にかけても平然としていたXが、肩を震わせて声を押し殺して泣いている。
バルナバは動揺した。
バルナバ
(あのXさんが………泣いてる?…本当は何があったんだ……?)
Xのあとを追ったことを後悔し、バルナバはそっとその場をあとにして帰宅した。
翌日、マーリンとアリスの姿は玉座の間にあった。
リンゴは一応王妃なので、(一応という扱いw)王妃の命を救った功績で2人はヴェルンヘル陛下から御礼がしたいとエルネア城に呼ばれていた。
厳かな雰囲気の中、ヴェルンヘルは口を開いた。
ヴェルンヘル
「マーリン殿、アリス殿。お二人の適切な処置のおかげで妻は一命をとりとめた。国の王として、夫としてお二人には大変感謝している。」
ヴェルンヘル
「なにか欲しいものはあるか?」
マーリン
「ーー報酬でも頂こうかな、洋裁店が開けるくらいの」
ヴェルンヘルはうろたえる。
「えっ………それはいくらくらいかかるものだろう………」
神官は心配そうに(顔みえないけど)マーリンに視線を送る。
マーリン
「ーー貴方は仰いましたよね。お妃様が大量出血で亡くなりそうだと説明した時に私は今すぐに手術という技法なら助けられる。しかし、傷跡が遺ると説明すると…陛下は傷跡が遺る事に狼狽られるだけでなく…お妃様は洋服ではないのだと」
マーリンは最後の台詞を強調するかのように不敵に笑う。
国王でも遠回しに非難の言葉を向けてきた。
玉座の間にいたバルナバとリリーは顔を見合わせてヴェルンヘルに冷たい視線を向ける。
ヴェルンヘル
「_____気が動転していたとはいえ、私の言ったことは夫として不適切であった……申し訳ない」
玉座の間が僅かにざわつき、ヴェルンヘルは素直に謝罪した。
マーリン
「ーーなんてね…冗談を申しました。申し訳ございません。礼には及びません。酒場での宿泊費と食事代を提供して頂ければ」
ヴェルンヘル
「_____それはもちろん。好きなだけ滞在して旅の疲れを癒して欲しい……神官殿」
ヴェルンヘルが神官に視線を送ると、神官は紙を取り出した。
神官
「ささやかではありますが、お二人に御礼の品を各組織から送らせていただきます。国王ヴェルンヘル陛下からは酒場での宿泊費及び食事代の無期限提供、金一封。
ローゼル騎士隊からは金一封と一級品の織物。
ガルフィン魔銃師会から金一封と宝飾品を数点。
ドルム・ニヴ山岳兵団からは___」
神官の言葉が止まり、ヴェルンヘルは訝しげに見た。
ヴェルンヘル
「_____神官殿?」
神官
「……ドルム・ニヴ山岳兵団からは、金一封に、金の酒杯。
ラブリー金塊。ウェルカムエルネア王国のタオル、ウェルカムエルネア王国の皿にペアマグカップ、ラブリーアリスちゃんタオル、宝石箱を同行者様の分あわせて送らせていただきます」
神官は最後の方は叫ぶように言っていた。
ヴェルンヘル
「………?」
ラブリーアリスちゃんタオル?
ヴェルンヘルの視線がバルナバに注がれる。
バルナバは首を何回か横に振った。リリーの冷たい視線は今度は山岳顧問に注がれることになる。
神官
「……以上を送らせていただきます!品物は後ほど酒場のお部屋にお届けさせてもらいます!これにて閉廷(?)させていただきます」
慌てて神官がこの場を終わらせた。
アリスは笑いを我慢しているかのように唇を震わせた。
間抜けな感じで終了し、ヴェルンヘル恐る恐る2人に近づいてきた。
ヴェルンヘル
「住むところですが、酒場のままでよろしいですか?ご家族で暮らせる部屋を用意できますが?」
アリスはふわりと微笑む
「ーーあら、どうもご親切に。居住権を得られるのでしたら嬉しい限りですわ」
アリスの柔らかい物腰にヴェルンヘルは内心ホッとした。隣のマーリンはまるで針のように鋭く、ヴェルンヘルは萎縮していた。
ヴェルンヘル
「ではすぐに手配します。___神官殿」
と神官を、振り返ると、神官はタオルを凝視して驚いた声をあげていた。
神官
「このラブリーアリスちゃんタオルの刺繍、クオリティー高いですよ…!」
アリスの特徴をきちんと表現した可愛らしい刺繍だった。
ヴェルンヘル「………」
バルナバ
「………誰、これ用意したの」
バルナバは呆れかえり、ため息をついた。
詳細を知らない人たちはこの贈り物の数々はバルナバが用意したと思っているだろう。
リリー
「兵団顧問さんは器用なんですねー……」
バルナバ
「違うって、これ作ったの俺じゃないから!」
バルナバは顔を赤くして否定した。
アリス
「ーーそんなに素晴らしい出来栄えなの!凄いわ!」
アリスは目を輝かせて無邪気な声をだした。そんな優しいアリスにリリーは申し訳なく思った。
リリー
「きっとイマノルね…良かったら、使ってやって下さい……」
くだらないことに全力を注ぐ男……それがイマノル。
ヴェルンヘルは少し情けない気持ちになった。
リリー
「そろそろ行かないと………マーリンさんとアリスさんは遺跡の方の討伐作戦にご協力くださるとか?ご助力感謝します」
リリーは深々と頭をさげた。
マーリンは首を横に振った。
「ーー元武人として当然の責務です」
バルナバ
「人手不足なのでとても助かります」
マーリン
「微力ながらも、これもご縁だと存じ、尽力させて頂きます。ではーー参りましょう」
皆がそれぞれの持ち場につくため移動をはじめると
バルナバ
「マーリンさん、ちょっといいですか?」
バルナバが遺跡に向かうマーリンを呼び止めた。
マーリン
「…何か?」
バルナバはマーリンに目で合図して、人気のないところまでくると切り出した。
バルナバ
「……昨夜酒場でXさんとなにかありました?」
時間もないので単刀直入に聞いた。
マーリン
「…どうしてですか?」
バルナバは少し困ったような顔をしながら
「ここだけの話にしてほしいのですが……昨日、俺と別れたあと、Xさん………泣いてたんです。だから何かあったのかと思いまして…」
マーリンは少し考えるようにしてから話した。
「ーー そう…ですか。お酒に呑まれたようですね」
バルナバ
「………そうですか………引き止めてすみませんでした」
釈然としないがマーリンが話す気はないのだと感じた。
あのXが酒に呑まれたということをこの国に誰が信じるのだろう。
というくらい、あり得ない話だった。
奴はまるで化け物のようにおびただしい量の酒を平然と飲み、酔い潰れた奴らを見下して笑う__それがXという女………
マーリン
「……いえ」
マーリンの形の良い青い瞳は一瞬かなり揺らいだ。
バルナバは歩きだしてからマーリンを振り返ると、
バルナバ
「………Xさん、酔いは覚めていたようでした」
そう言って早足で去って行った。
マーリンは帽子を深く被り直した。
「ーー本当はあまり飲んでないからね」
マーリンとアリスが禁断の森に着くと、Xやギオルギーたちが難しい顔をしていた。
2人とも顔や手にかすり傷があり、少し疲れた顔をしている。
マーリンとアリスの姿を見ると、
X
「おはよう、マーリン君、アリスさん。本当に手伝ってくれるの?」
Xは一瞬笑顔を向けてから真剣な顔をした。
マーリン
「ーー無論。そのつもりで参りましたから」
アリス
「ーー 僭越ながら参戦させて頂きます」
アリスとマーリンも真剣な顔で頷いた。
X
「戦力がないから本当に助かるわ。
___早速だけど、今の状況の報告。
今ダンジョンに潜って確認したきた。魔獣の数はいつもの3倍から4倍、ステージ1からボスクラスが数体でる………いけるところまで進むけど、危ないとら感じたら撤退する」
マーリン
「ーー 最初からそんなレベルの魔獣が出てくるとは…。根底を突き止めない限り、埒が明かない気がするのですが…何か気づかれた点などございませんか?」
X
「いつもより瘴気が濃いってくらいかしらねー…」
ギオルギー
「この国では瘴気が濃くなることあったり、薄い時もあります……」
まるで天気が良い時と悪い時があるみたいないい方だった。
瘴気の濃さは気まぐれなこともある。
X
「…じゃあ、早速行きましょう」
マーリンとアリスはXとともにダンジョンに入った。
ダンジョンに入るなり、魔獣に遭遇した。
ステージ1とは思えないほどの強さだったが、マーリンとアリスは顔色一つかえず、冷静に目の前の敵を撃ち、あるいは斬り捨てていった。
マーリン
「祖国の禁断の遺跡と比べても…魔獣の強さが桁違いだ」
X
「いつもはこんなに強くないんだけど…」
最奥にいる魔獣の強さを想像し、Xは嫌な予感がした。
この2人まで怪我をさせたら……
ある程度進んだら撤退しよう
マーリン
「…昨日はよく眠れました?」
X
「え?……まあまあ寝れたかな」
これは嘘だった。
あんな話を聞いて、Xは一睡もしてなかった。
マーリン
「ーー本当に?顔面蒼白、眼は充血してるし、隈ができていますよ。あとで温めましょうか」
Xの嘘をマーリンは医学的な観点からか見破った。
X
「………あなたデリカシーないって言われたことない?」
アリスは目を丸くしていた。
マーリン
「ーーたまにね」
X
「色々、考えてたら、眠気なんて無くなるわよ」
マーリン
「……眠れていないんですね?」
X
「リンゴちゃんが死にかけて、あんな話聞かされて、寝れるわけがないわ…」
マーリンは首を傾げた。
「……あんな話って?」
X
「さあ、なんだったかしら?酔って忘れちゃったのかも」
マーリン
「ーーレイラさん」
真の名前がマーリンの口からでてXは僅かに動揺し、視線を下の方に逃した。
マーリン
「ーー 普段は酒に呑まれないような人なのでしょう?」
X
「そうだけど___たまに、酔う日もあるのよ」
マーリン
「ある方の証言ではそれは皆無だったようで」
X(…もしかして、バルナバ……?)
なんでこの2人がそんな話をしてるんだ、短期間でそこまで仲良くなった…?
Xは苦々しくマーリンを横目で見た。
「ちゃんと覚えてるわよ、酔っちゃいなかったんだから。正確にいうと途中から酔いが吹っ飛んだっていうの?」
マーリン
「ーー 父さんの事ですか?」
X
「____そうかもしれない」
これ以上、この話をするのは躊躇われた。
アリスが側にいるからだ……
X
「おしゃべりはこれでおしまい。そろそろ進みましょう」
Xはトロピカルジュースを流しこむように飲むとマシンズピスタのカートリッジを装填して進み出した。
進みだしたところで、先程まで戦っていた魔獣とは違う気配を感じて一行の表情は険しくなった。
X
「____これ以上は危ない。退きましょう」
危険を察知したXは退くことを提案した。
2人になにかあってはマズイと考えた。
マーリン
「……でも。このままでは…」
アリス
「そうね…もう少し進んでから考えてみても良いかもしれません」
X(2人の実力なら楽勝なのかしら…?)
「じゃあ、進みましょう……」
三人分の足音がダンジョンに響き渡る____
不気味なほどの静けさのダンジョンを歩いていると、その静寂は終わりを告げる。
X
「………これがこのダンジョンのボス」
禍々しい瘴気をまとった魔獣が、三人の前に現れた。
三人は一瞬で武器を構えた。
機械兵器の魔獣から繰り出される光線をアリスは剣で受け止めてなんとか耐え凌ぐ。
マーリンとXは魔銃を撃ち反撃すると、今度はマーリンに光線が集中的にとんできた。
マーリンはそれを受け止め、その隙にアリスが斬りかかり、アリスが下がったところをXが魔銃を撃ち込み、マーリンもそれに続いた。
魔獣の体力が高いらしく、削っても削っても、魔獣の変わらず攻撃を繰り出し、一進一退の激しい戦いがしばらく続いた。
三人とも息を切らせながら魔獣の攻撃を避け、弱点があるかもしれないと攻撃箇所を変え、試行錯誤に攻撃していくーー
ーー戦闘が長引き、少し疲れが出てきた頃
光線がXの足元を狙い、避けきれずXは痛みに顔をしかめて身体がぐらついた。
足から多くはないが出血しているXを見てマーリンの気がXに向いた時_____
マーリン
「ーーレイラさん!危なーー」
マーリンの腕に激痛が走った。
マーリンは右腕を抑え、しだいに汗をかき始めると苦しそうな呻き声を上げた。
アリス
「ーー マーリンさん!!」
アリスとXは驚いて目を見開き、アリスは険しい顔になって、魔獣に斬りかかった。
X
「マーリン君!!!」
痛みで顔を歪ませているマーリンが、アーサーに重なった。
魔銃師アーサー・シャーフに。
彼も毒を盛られた時………こんな風に苦しんでいたのだろうか?
マーリンまで死なせてしまうかもしれない___
X
「アーサー!!」
混乱したXは、必死でマーリンに呼びかけたとき、思わずアーサーの名前を叫んでいた。
マーリン
「アリス…俺はもう…ダメだ」
アリスは魔獣を斬りかかりながら
「マーリンさん…⁉︎何言ってるの」
マーリン
「ーー レイラさん…セシリアちゃんに…謝って…指切り…守れなかった…って」
マーリンは苦しげに顔を歪めた。
X
「何言ってるの…しっかりして!こんなところで死んじゃだめだって!」
マーリン
「ーー アー…サー…すまない」
マーリンの声が弱々しく、正気を失っていく。
_______その時。背後から一発の銃声が鳴り響き、振り返ると、
アーサー
「ーー 呼んだ?」
銃を構えた青年の姿にXは目を丸くした。
まるで、アーサーが生き返ったのかと思うほど彼は似ていた。
パトリック
「おいおい、何だこのヤバイ奴は…!!この国の遺跡、さっきから変だぞ⁉︎」
切れ長の目の褐色肌の男性がうろたえながら魔銃を構えている。
魔銃師会の赤い服を着ているから魔銃師会の人間__この国の人ではない。
アーサーはマーリンに駆け寄ると、右腕を圧迫し、止血を開始した。
「ーー 出血量が酷い。パトリック、早く父さんを連れ出さないと!早く倒して!」
パトリックが魔法陣を繰り出した。
「ーー親父と同じで人使いが荒いな!」
X
(なんなのこの人たち…)
Xは謎のパトリックとアリスと共に魔獣に攻撃を続けた。
数分後、魔獣の巨体が地面に倒れ、三人は肩で大きく息をしていた。
一行はマーリンを抱えてダンジョンを出る。
外の日差しの中で、マーリンの怪我がXが思っていたより深刻であることがわかった。
X
「____あなたはマーリンさんの息子さん?」
アーサー
「ーー はい。アーサー・クラフと申します」
治療をしながら、アーサーと名乗った青年は、やはりあの魔銃師アーサーによく似ていた。
X
「アーサー君…マーリン君の傷、あなたに治せそう?」
アーサー
「……分かりません」
アーサーは不安そうな顔でいい、パトリックに向かって叫んだ。
アーサー
「ーーパトリック…急患だ!縫合が必要!」
パトリック
「ーーえ…えぇっ!それはマーリン君じゃないと…!」
パトリックは狼狽していた。
アーサー
「ーー これくらいなら…いけるーー俺がやる」
アーサーは創部の状態に対して自身の能力は敵うと言い聞かせるように言った。
X
(マーリン君になにかあったら、あの世にいるアーサーに顔向けできない…)
Xこと、レイラはマーリンが助かることを祈るしかなかった。
→明絃さん担当に続きます⸜( ´ ꒳ ` )⸝
「俺のマブダチのマーリンの趣味は料理なんだってー。作る料理はクオリティの高いものだったとか……」
マーリンからの差し入れはクオリティが高かった、とM氏の証言があるとかないとか。
「なんで俺がそんなこと知ってるかって?んな野暮な事聞くなよ、マブダチ!」
イマノル
「あれ、聞いてたの?野暮な事聞くなってさっき言ったじゃーん」
マーリン
「野暮な事じゃないだろ、ストーカーかお前は!」
怒っているマーリンの様子にイマノルはニヤリと笑った。
イマノル
「ーーーマブダチのマーリンは闘技場での
練習試合のあとアリスさんを襲おうとしていたらしい……」
マーリン
「……はあ⁉︎……お前……そんな昔の話……!どこで……⁉︎」
マーリンはなぜ知っているんだと動揺している。
イマノル
「まあまあ、そんなの些細なことさ。じゃあ、怪我お大事にー」
真っ赤になっているマーリンにイマノルは笑顔で手を振る。
マーリン
「まさか……アリス?」
アリスはマーリンを投げ飛ばす。
「わたくしがそんな事言う訳ないでしょーー!!」
哀れマーリンさん。イマノルのひとりごとのせいでアリスさんに投げられてしまった。
さて、問題です。
今回の登場人物紹介で三人仲間外れがいまーす。
それは、誰でしょう??
それぞれがそれぞれの理由で仲間外れだよー。
まあ、簡単だけどねー。」
*正解は次のイムゆめ担当のページで発表します
登場人物紹介のスクショが問題になっています。
マーリンの息子、アーサー・クラフまでの人物紹介を含めます。
正解者にはイマノルからの愛のこもった投げキッスが……
ーーいりませんよね。
あとがき
パトリックさんには私の希望でフォモスを肩に乗っけていただきました♪
明絃さんの昔からの読者様には意味がお分かりいただけるかと(*´艸`)
私はあのシーンが大好きです
→主にここでしょうか…