217年 立ちはだかるのは、国王ヴェルンヘル | エルネア王国モニカ国の暮らし。

エルネア王国モニカ国の暮らし。

エルネア王国の日々の備忘録です。妄想もかなりあります。モニカ国。他のゲームの事も気ままに書いていこうと思います。
多忙のためのんびり更新中です。アイコンは旧都なぎ様のきゅーとなクラシックメーカーより。

任天堂Switch版エルネア王国を元に書いています。




217年は他の年に比べると、亡くなる方が多い年だった。今日も知らない方の訃報が流れる。



リンゴはまさかの朝帰りだった。

こんな奴、今までいなかった…

マジでリンゴは何やってたんだ?




セシリア「………」








小鳥のさえずりがして、風が肌を撫でていくのを感じる。


まるで外に居るみたい、寒いなとリンゴは近くにある暖かいなにかにしがみつく…


リンゴ

「………ん?」


目の前にティアゴの寝顔があって、朝日がさんさんと自分たちを照らしていた。


お互い寒さを凌ごうとしていたのか身を寄せるように眠り、ティアゴの腕がリンゴの身体に回されている。




リンゴ

「や、ヤバイ、ティアゴ君起きて!!」


ティアゴ

「…ん……あれ、寝ちゃった……」


眠そうな顔でノロノロと起き上がる。


リンゴ

「多分今、朝だよ!!」



ティアゴ

「うわ、まずいな…」

と言いながらそんなに慌てている様子もない…



リンゴ

「こ、これって浮気になるの?!」


ティアゴ

「お互い酔っ払って寝てただけでなんもしてないけど朝帰りは朝帰りだな……」

(こうなるなら何かすればよかった…)


リンゴ

(…だったら、ティアゴ君に悪戯しちゃえば良かった……)


互いにこんなことを考えてるとは思わず、ティアゴは立ち上がると、ズボンについた葉っぱを手で払っていた。


ティアゴ

「俺は酔っ払って森で寝てたことにする。(実際そうだし…)リンゴは……朝早く起きて温室で蜂蜜でも採取してたことにしたら」


リンゴ

「……わ、わかった、そうする……」



リンゴはこの日、酔っ払って寝てしまったために朝帰りという失態をしたが、ヴェルンヘルが起きる前に帰宅したため、気づかれずにすんだ。セシリア以外には。


 



リンゴ

「………セシリア?どうかした?」


じーっとリンゴを見るセシリアの視線に気づいて聞くと

「んー、なんでもないよ!」とセシリアは食事をかきこんだ。


大人になるまで10日を切った。

セシリアにも少しずつ、色々分かるようになってきている。

(リンゴは酔っ払って寝てたってだけなんですけどね!)

 

ヴェルンヘル

「……リンゴってルイスと知り合い?」


リンゴ

「うん、そうだけど。ルイスがどうかした?」


珍しく、ヴェルンヘルがいつもと違う会話を振ってきたので食べる手を止めたリンゴはヴェルンヘルに視線を向けた。


ヴェルンヘル

「アイツ、彼氏いる子ばかりに声かけてるよね、あんなことしてたらアイツ、ずっと独身のままになっちゃいそうだよ……」


友人として、純粋にヴェルンヘルはルイスを心配しているらしい。その気持ちはリンゴにもよくわかる。


リンゴ

「ルイスねぇ……仲人しても、その子は気に入らないみたいで全然見向きもしないの」


ルイスはアルシアと仲人して、アルシアに恋人が出来、失敗。そのあと1人と仲人しているが、これも相手に恋人が出来てしまう。ルイスはどうしても、彼氏がいる子たちがいいらしい。



ヴェルンヘル

「アイツ、ワガママな性格だったね…」



リンゴ

「ヴェルンヘル……ルイスの心配より、我が家の心配したほうがいいよ」


ヴェルンヘル

「なんで?」


リンゴ

「………」

リンゴがチラッとセシリアを見る。


ヴェルンヘル

「……セシリアは、好きな人はいないの?」


リンゴの意図を汲んで、セシリアに聞くと、セシリアは小首を傾げた。


セシリア

「………うーん、ドクシンキゾク大好き」


よく分からない答えに両親は顔をしかめた。


リンゴ

「ドクシンキゾク?!誰、その人」


セシリア

「昨日図書館で借りたドクシンキゾクの生き方、あれ好き」

(レドリー君に振られたら、独身貫こう……)


昨日セシリアは図書館に行った際に、独身で生きることの素晴らしさを説いた本を見つけそれを読んでいた。

独身も悪くないな、ふられたら本気でそんな道に進んでもいいのかもしれないと思っていた。


ヴェルンヘル

「……たしかにうちは優先すべきことがある…」



やっと、王家の危機をヴェルンヘルが気づいた。




朝食を終えたヴェルンヘルは、ただちに行動を開始した。

のんきな性格のヴェルンヘルも、王家の危機を察したからには放っておくわけにはいかない。


図書館に向かうと、


ヴェルンヘル

「この辺にある独身関係の本、しばらくの間どこかへ隠しておいてもらえませんか?」


不安の種である、セシリアに影響力を及ぼす本を隠すのだった…


カトリーンさんが話かけてくれて、そのあと知人に話かけられていた。

龍騎士の奥様となったカトリーンさんは、夫の栄光を色んな人にお祝いされていた。


カトリーン

「あの人ったら昨日は酔いすぎたらしくて森の中で寝ちゃったらしく、朝に帰ってきたのよー。龍騎士の制服に土がついてて……魔銃師ってなんであんなに飲むのかしら」


カトリーンの愚痴が聞こえてきてセシリアは無言で立ち去った。


セシリア

(ママも朝帰りだった…ぐうぜん?)




セシリア

「パパ………大人の男女がそとで寝るってフツーなの?」


ヴェルンヘル

「………野宿か、キャンプか、遠征かなにかかな?それか魔物を狩るための待ち伏せ…」


セシリア

「パパに聞くのはテキセツではありませんでした」


セシリアは大きなため息をついた。


ヴェルンヘル

「セシリアはパパのこと馬鹿にしてる?っていうか今の質問はなに?」


セシリア

「朝食の食材を集めよう、をウケます。がっこーPをください」


ヴェルンヘルの質問をシカトして、ミッションの一覧から出来そうなものをチョイスした。


ヴェルンヘル

「………」




セシリア

「たまには役に立つね、パパ!ありがとう!」


ヴェルンヘル

「口悪くなってない……?」

(俺の可愛いセシリアが……)



恒例の草虫探しをしていると、超くさくなる。

そこにティアゴのお兄さんがいたので挨拶を。


弟が龍騎士になって、ご機嫌の様子だったが、農場世話役らしく

「ギート麦の種まきも近いから、畑をあけておくのを忘れないようにしないとね」

と優しく教えてくれた。



こんなに超くさいセシリアに頼みごとをする勇気あるティム君。

 


チーズ小屋に入ると、レドリーが熱心に仕事をしている傍らで、父ヴェルンヘルが女性数人に声をかけていた。

 

なんなんだろう、この差は。

声をかけていた1人はこの方。


ヴェルンヘルは、肌3の女性が好みなんでしょうか。

アンジェルも肌3だし



クサイとニーノ君に容赦ない指摘を受ける。


セシリア

(うー!だったら近づいてこないでよー!)


慌ててお風呂で臭いをとって出るとゼヴランに声をかけられる。



ゼヴランには前にくさいと指摘されたので危ないところだったw


たまには小さい子に差し入れを。

差し入れするのはいむいむパン。

そこら辺にいたニーノ君にも。

エゴンにも。

やはり顔色が悪いように感じるのはなぜだろう

お昼は山岳兵団長のアラルコスの授業。

どーでもいい内容に聞こえるセシリアはてきとーに授業をうける。


アラルコス

(ひどい…)


そのあとチャレンジダンジョンに行き、やはりあの2人は捕まらないので居場所を見てみると


2人は禁断の遺跡だった。

一緒かどうか分からないが魔銃師会の上位になると禁断の遺跡の確立が高い。

リンゴは昨日夜中にカルネにいたが。


他に手の空いてる人に同行してもらうことに。



この組み合わせは新鮮………

みんな出払ってるし、ジェレマイアもバーニーもエドモンドは亡くなったし、連れていける人がどんどん減っている…


ヴェルンヘルがアルシアに変なことしないか心配ですw

 

 

今度はユズとヴェルンヘル。


ユズの気が紛れるといいな。



この日も訃報が流れる。

昔魔銃師会にいた方で(クビになったようだ…)

リンゴとティアゴが釣りをしていたとき、よくティアゴに声をかけいて、塩対応されていた記憶がある。

(多分ブログには載せてない…ティアゴは大体塩対応してるんで珍しいことではない)


魔銃師会にいるコンスタンスのお姉さん

享年20歳


よくお見かけしていた方なので葬儀だけ行き、コンスタンスに声をかけます。


お姉さんの死は、辛いね…


セシリア

「……最近、彼女さんとデートしてないの?」


レドリーのプロフをみても『明日デート』と書かれていることがこの数日見かけない。

前はかなりの頻度でデートしていた記憶があるので、セシリアは不思議に思った。


レドリー

「えっ?あぁ、うん……仕事が忙しくて」


レドリーの視線が明後日の方へ泳ぐ。


セシリア

「そうなんだ……お仕事大変だね。無理しないでね」




クール系美少女アデルちゃんから声をかけられる。


カルメロがいたので差し入れ。

いつも差し入れしてくれるのでお礼です。



今日もチャレンジダンジョン!


珍しい組み合わせ!

Xとルーク!



Xはいつもなぜかピンチになるんだ……


X

「なんで私ばっかり集中砲火くらうのかしら…」

納得いかないという風にXはブツブツと文句を言っていた。



時間がものすごく中途半端に残ったのでバーナード兄弟を突っ込みます。


24日


冬の訪れと共に、龍騎士が20歳を迎える。

セシリア

「ティアゴ君おたんじょうびおめでとう!これプレゼント、いむぐるみ、あげるね♪」


絶対いらないだろういむぐるみをプレゼントしてみると、受け取った…



ティアゴ

(うーん、このいむぐるみどうしよう)


子供たちがいなくなって夫婦2人の生活を送るバーナード夫妻。


妻のカトリーンからお祝いされていた。



その後は散歩にカルネの遺跡にいくらしい。

さすが、カルネの遺跡は散歩レベルに感じるようだ。


ティアゴと話おえるとアルシアが声をかけてくれる。

学校は楽しい?って高確率で聞かれる………他に話題ないもんね……


この日、危篤になっている人がいた。


リリー時代の友人アネリ。

これは16日のスクショ


先日着替えさせた人だった。

着替えてもらって良かった……



チャレンジダンジョンへ。


リリーとバーニス♪



珍しくこの2人が揃ってあいていたので突っ込みます。


セシリア

「あれ、ママと導師、

おんなじ龍騎士の制服だー♪」


ティアゴ

「セシリア様のお母さんも龍騎士だからね。」




セシリア

(今日のママ、張り切ってる……)


セシリア

(導師様も、張り切ってる…?)

「なんか2人とも今日はすごく楽しそうだね?」


リンゴ

「え?そ、そう?セシリアと一緒だからかなー♪」


リンゴはニコニコしていて、ティアゴはすました顔をして先に進んでいった。




次はこの二人♪


セシリア

「バーニスちゃんつよーい!」


兵団長を務め、兵団顧問として今も山岳兵団を支えていふバーニスは、このダンジョンでもその強さを披露していた。


斧で魔獣を一掃する姿にセシリアは感嘆する。


バーニス

「ふふ、ありがとう。セシリア様も強くなったねー!」


セシリア

「私が大人になったらご飯食べたり、ダンジョン一緒に行ったりしようね」


バーニス

「……うん、そうだね!」

にこっと満面の笑みを浮かべてうなずくバーニス。


セシリアが成人する日はすぐそこまできている。





 

スキルが落ちた♪


二人ともありがとうー!

 


図書館に行ったセシリアは本がなくなっていることに気づいた。


このタイミングで全部ないなんて、両親のどちらかの仕業に決まっている。


家に帰るとヴェルンヘルがいたので聞いてみると


セシリア

「ドクシンシリーズの本がほとんどないんだけどパパ知らない?」


ヴェルンヘル

「いや、パパは知らないよ」


セシリア

「………セシリア、ずっと独身でいようと思うけどいい?」


ヴェルンヘル

「?!え?な、なんで?」


セシリア

「今日図書館で借りた本に独身の素晴らしさが書いてあったから、セシリアもそれやりたいの」


ヴェルンヘル

「図書館で…?おかしいな…」

(本は隠してもらってるはずなのに…?)


セシリア

「やっぱりパパが隠したんだね、本!王様が本を隠すなんて命令するなんておうぼーだと思う!」


セシリアは青い大きな目で国王のヴェルンヘルを睨みつけた。


ヴェルンヘル

「こ、これもセシリアのためなんだよ!独身を貫くなんてこの国じゃそんな人滅多にいないし、セシリアがそれをやると王家が終わっちゃうんだよ」

困った顔をしてヴェルンヘルが言うとセシリアはポツリと、


セシリア

「………………分かってる、ちゃんと考えるよ」

下を向いて呟くように言った。


独身がいいわけがないなんて、自分でも分かっている。



ヴェルンヘル

「そっか…それなら良かった。

でも、バーナード家の息子はだめだよ、彼女がいるし」



ここでヴェルンヘルがクギをさした。


セシリア

「………」


なんというかさすがというか、バレバレだったのかもしれないが、ヴェルンヘルも察していたようだ。


ヴェルンヘルのことだからあらゆる手を使って調べたのかもしれない。きっと彼はまた所持金を減らしていることだろう。(調査費で消える)


セシリア

「パパの短足、ドスケベ、ヘンタイ、おっぱいフェチ!」



突然セシリアが暴言を叫んだ。

ちょうど帰ってきたリンゴやチェロが目を丸くして2人を見ている。


ヴェルンヘル

「?!」


セシリア

「パパなんて、ドブに片足落ちて転べばいいんだ!!バーカ!」

これはプレイヤーの実話です…


ヴェルンヘル

「そ、そんな事言っても、だめなものはだめだ!」


セシリア

「ふーんだ、パパなんて大っ嫌い!!」

セシリアはぷいっと踵を返して、「チェロ君寝よ寝よ!」とチェロの手を引っ張って、チェロと一緒にベットに入った。こうしたらヴェルンヘルが隣に寝ることは出来ない。


ヴェルンヘル

「セシリア〜(тωт。`)」

大っ嫌いという言葉は国王に大きなダメージを与えてしまったようだ。


父親とは、悲しき生き物なんだなとリンゴはヴェルンヘルに憐みの目を向けた…






あとがき

次の展開の兼ね合いもあり、次回からパラレルリンゴにいきますm(_ _)m