任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。
*リンゴ以外は熟年ですが、壮年の状態でのスクショを使用しています。
新しい龍騎士が誕生したことで、この国は4人の龍騎士が生存した状態でいます。
こうして見ると、自分の好きなキャラを勝たせた感出てるけどティアゴに関してはローデリック戦しかお守りは渡してないのであとは運だったと思う。
決勝戦の相手が山岳なら、山岳の龍騎士が出ていたかもしれない。
山岳、騎士隊、魔銃師会、それぞれの武術職の龍騎士がいるからバランスはいいと思う。
テンション高めのアルステーデちゃんから遊びに誘われて牧場へ。
パチャが食べたくて仕方ない様子。
今度パチャを差し入れしようかな?
弟が龍騎士になったジェリー!
セシリア
「導師が龍騎士で導師龍騎士だね(?!)おめでとうー!」
ジェリー
「ありがとう。まさか龍騎士になるとは思わなかった」
バルナバからは差し入れ。
また美味しそうなものを……
大人で金持ちの余裕が伺えます。
ローデリックからモフ毛を所望されました。
今日は新龍騎士が誕生した記念の日なので特別に用意しましょう
あんまりかんけーないけど
バーニーが亡くなって、三日目か……
ユズ気落ちしないでね…
レドリーが坑道を歩いているのを見かけました。
レドリーはこの日とても機嫌がよさそう。
セシリア
「ニコニコだね、いいこたあった?」
聞くまでもないことですが、聞いてみます
レドリー
「父さんが龍騎士になったから、やっぱり嬉しいよ。ますます遠い存在になったけど」
セシリア
「導師龍騎士すごいねー!」
レドリー(導師龍騎士?)
「ありがとう。セシリア様のお母さんも同じ龍騎士だから凄いよね。」
セシリア
「そっか、おんなじだね?!」
レドリー
「そうだね、同じだね。凄いね」
セシリア
「うん!!凄い凄い!!」
ティアゴのプロフは、龍騎士装束に身を包んだ姿。
あんなに弱かったのに………
アデルちゃんに声をかけられてもうおうちに帰るといったけど本当はフォモスの森に篭っていました。
でもたいしていいものとれなかった…
図書館に行って、王国の出来事をなんとなくみると、すでに新龍騎士の名前が刻まれていました。
セシリア
(パパとママとティアゴさんの名前が書いてあってなんだか不思議な感じ……)
そのうち自分の名前がのるとかそんな発想がないセシリアはしばらく本に視線を落としていました。
その他のページはなかなか興味深いことが書かれてあって面白い。
こう見ると帰らずの洞窟が発見されて、そこまで年月が経っていないことが分かります。
165年
開催が延期されていたエルネア杯の再開が宣言される
エルネア杯が行われるのも平和の証。
この平穏な治世がいつまでも続きますように
アラルコス兵団長、リリー騎士隊長、それぞれの組織長にお祝いの言葉をかけられた後、ティアゴは酒場で飲まされ続けていた。
セシィー
「今日はとことん飲むよー♪♪」
セシィーはポムワインの瓶を高々と上にあげ、リンゴもそれに便乗するように
リンゴ
「飲もうー飲もうー!!」
と、楽しげな声をあげた。
X
「2人ともご機嫌ねー」
セシィー
「連続でガルフィン魔銃師会から龍騎士がでたんだもの!!嬉しいよー♪」
楽しげな笑い声が響くテーブル席にバーニスがやってくる。
バーニス
「ティアゴさん、おめでとうございます!」
ある意味天敵のような間柄の2人だが、今宵はさすがになにもなかった。
ティアゴ
「ありがとうございます」
ローデリック
「……おめでとう。」
ティアゴに負けたローデリックがやってきて、隣にドカリと座った。
ティアゴ
「ありがとう。今日はとことん酒付き合えよ」
今宵は飲むしか選択肢がないティアゴはローデリックを巻き込んだ。
ローデリック
「うわ、メンドイ……」
嫌そうな顔でそう言いながらも、ローデリックは結局最後まで付き合うことになる。
バルナバ
「ティアゴ君が龍騎士かぁ、立派になったね…」
しみじみとした様子のバルナバ。ティアゴが幼いときから知っているのもあって、感慨深いのだろう。
ティアゴ
「バルナバ兵団顧問には遠く及びません」
どんちゃん騒ぎになって訳が分からなくなるほど人でごっちゃ返しになって、ようやく皆が帰宅した夜3刻
なぜがリンゴはカルネの遺跡にいて帰ってこなかった……
酔いをさまそうとティアゴが噴水広場で佇んでいると、
X
「あら?ティアゴ1人?」
周りをみて、誰もいないことに怪我そうな顔をする。
ティアゴ
「そうですけど?」
X
「……てっきり、アンタまたリンゴちゃんをどこかに連れ込んでるのかと思ったんだけど。勝ったご褒美的な……」
ティアゴ
「変な想像しないで下さいよ……」
何を言ってるんだとティアゴは苦笑した。
X
「だって………リンゴちゃん、今カルネにいることになってるわよ?………なんでかしら。さっきまで酒場で一緒に飲んでたわよね?」
ティアゴ
「カルネ…?この時間だと、ダンジョンに居られないはずですが……」
夜2刻になると強制的にダンジョンの外に出されてしまう。
X
「酔っ払って出てこれないか、誰かと密会してるのか。…リンゴちゃんって他に男でもいるの?」
リンゴは居場所を誤魔化すことのできる装置を未だに所持している。
ティアゴ
「さぁ……」
無表情で答え、視線を足元に落とす。
X(いたとしもティアゴには教えないか……でもあの子が次々男を作るとは思えないし…)
ティアゴ
「酔っ払ってダンジョンで寝てる、そんな気がします」
X「私も……」
ティアゴ
「ちょっと、みてきます……Xさんは先に帰って下さい。」
X「1人で大丈夫?」
ティアゴ
「カルネですからね、さっさと行って帰ってきますよ」
カルネの遺跡に行こうとすると、入れないと表示が出るが、無視して足を踏み入れようとしてティアゴはふと思い直す。
リンゴの姿を夜2刻まで見ていたのに、なぜカルネの遺跡にいるのか。
答えは至極簡単だ、
リンゴはここにはいない。
ティアゴ
「………どっちかだな」
居場所を誤魔化して、リンゴが居る場所。
リンゴは、酔いすぎたのもあって、禁断の森にある秘密の花畑にきていた。
居場所は適当にダンジョンというのとにしているが不自然であることら酔っ払っている本人には分からない。
大の字になって寝転んでいると、光が遮られて視界が暗くなる。
ひょこっとリンゴの顔を覗き込んだのはティアゴだった。
ティアゴ
「この酔っ払い。何やってんの?」
酔っ払いのティアゴに酔っ払いと小馬鹿にされる。
リンゴ
「自分だって、酔っ払いのくせにー」
むぅーっと頬を膨らませて酔っ払いのティアゴに言い返す。
ティアゴ
「俺はこの時間にダンジョンにいるとか変な設定はしたりしないけど」
リンゴ
「うっ……ちょっとここで酔いをさましてただけー。たまにここ、きたくなるの」
ティアゴ
「そっか……俺もたまにきたくなる」
ティアゴは寝っ転がっているリンゴの隣に座った。
リンゴ
「龍騎士の服、似合ってるね」
ティアゴ
「そう?赤が深緑になっただけのような気もするけど」
リンゴ
「………えっと今度………」
リンゴはバグウェルから貰った龍騎士の装束を持っている。
それを着たらお揃いになるが……
いつもはストレートに物を言うリンゴが言葉に詰まった。
ティアゴ
「今度リンゴも同じの着て、ダンジョン行こう?」
リンゴ
「!え、あ、うん!」
パッとリンゴが目を輝かせた。
今自分が言おうとしたセリフをティアゴがまんま言ってくれた。
ティアゴ
(リンゴってほんと分かりやすい時は分かりやすい……)
ティアゴはゴロンと寝っ転がると、片手を差し出してきた。リンゴがおずおずと手を伸ばすと、大きくて温かい手が包んでくれた。
柔らかな表情のティアゴを見ていると幸せな気分になってリンゴの表情も緩んだ。
意図して2人きりになったわけではなかったが、ティアゴが龍騎士になった夜にこうして少しでも2人きりの時間が過ごせてリンゴは嬉しくて堪らない。
リンゴ
(私、ちっともティアゴ君離れできてないなぁ)
ティアゴ
「ガノスからジェレマイアさん、バーニーさん、エドモンドさんに見られているような気がしてならない……」
そうは言いながらも繋いだ手をぎゅっも握ってくれたので、リンゴも握り返した。
リンゴ
「エッチなことはしてないから大丈夫?だよ!」
ティアゴ
「あの堅物3人から見たら、この状況はアウトだと思う」
寝転がりながら、吸い込まれそうな空に向かって苦笑する。
リンゴ
「えー?」
ティアゴ
「そういえば、さっきXさんがリンゴの居場所がダンジョンだから俺と密会して勝ったご褒美もらってるって思ったと言ってたよ」
エッチという単語が出たからか、Xに言われたことを思い出し、ティアゴは苦笑していた。それを聞いてリンゴも笑った。
リンゴ
「勝ったご褒美?何か欲しい?ポムの火酒10年分?」
ティアゴ
「別に欲しいものはないな…」
リンゴ
「じゃあ、やってほしーことは?肩でも揉もうか?」
ティアゴ
「酔っ払いのリンゴに肩揉まれたら砕けちゃうよ」
リンゴ
「失礼なー!」
ガバっと起き上がって、リンゴはポカポカとティアゴを叩くと、
ティアゴ
「いた、やめろって」
リンゴの手首をガシッと掴んで、自分の胸元に引き寄せた。
驚いたのか途端にリンゴが静かになる。
ティアゴ
「……じゃあ、このまま少しの間だけこうしていてくれる?」
リンゴ
「ーーう、うん…」
身体の力を抜き、ティアゴに身を委ねると、まるで抱き枕にするようにリンゴを抱き寄せた。リンゴもティアゴにギュッとしがみつく。
ギュッとしがみついてきたリンゴの様子にティアゴは愛おしそうにリンゴの頭を優しく撫でる。
ティアゴに抱きしめられる感触と温もりが心地よくて、そのままリンゴはウトウトしながら微睡に誘われ、瞼がゆっくりと落ちた。
________幸せな夜だった。