217年 ティアゴと護り龍の試合 | エルネア王国モニカ国の暮らし。

エルネア王国モニカ国の暮らし。

エルネア王国の日々の備忘録です。妄想もかなりあります。モニカ国。他のゲームの事も気ままに書いていこうと思います。
多忙のためのんびり更新中です。アイコンは旧都なぎ様のきゅーとなクラシックメーカーより。

任天堂Switch版エルネア王国を元に書いています。 

 

前日の星の日の夜、エドモンドがガノスに旅立った…

享年21歳。

 


今日は白夜の日。



勇者がバグウェルに挑む日だ。


エドモンドも、いつも嫌味を言い合ったティアゴの試合をみたかっただろうな…

バーニーだって。


きっとあの2人のことだ、ガノスから観てるだろう。


エドモンドの訃報が流れる21日



同時にフォモス召喚


エドモンドの葬儀に向かいます。

 

 

 

 

 




エドモンドの知り合いって、亡くなった人が多かったんだろうか。


よく男性と連れ立っていた気がしたんだが、その姿もない…


セシィーにお悔やみが言えないからなんか暗いよ、と言うと


セシィー

「ちょっと気分が沈んでてね……

気遣ってくれてありがとう」


いつもエドモンドが迎えにきて、よくエドモンドに引っ張られて出かけていたセシィー。


これから、寂しくなるね…



今日は存じ上げない方の危篤と、龍との対戦がカレンダーに記されている。


その前にセシリアは授業。




今日はティアゴの授業です。

 

ティアゴ

「今日は4年に1度の白夜の日、護り龍と勇者が戦う日ですから、勇者を決める試合についてお話します」



ティアゴ

「私ちち魔銃師会は近衛騎士隊や、山岳兵団のような試合をやっていませんが、」



ティアゴ

「4年に1度のこの試合に、は近衛騎士隊と山岳兵団と同じく魔銃師会からも4名の選手が参加します」


ティアゴ

「武術の道を目指す人にとって龍に勝つことは究極の目標のひとつなので、皆張り切っています」



偶然勇者本人による授業だった。


セシリア

「今日は光星にお願いするとかなうんだって」


ティアゴ

「そうだね。光星も大変だから4年に1度なのかもね」


セシリア

「導師様は龍に勝てるようにお願いしたの?」


ティアゴ

「うーん、そうだね。そうしようかな。セシリア様は?」


セシリア

「えへへ、内緒なのー。導師様が勝つようにってお願いはママがきっと必死にお願いしてるから導師様が絶対勝つよ」


ティアゴ

「……え、ママが?そっか、じゃあ…頑張らないとな…」


ニコニコとしながら答えるティアゴ。その心のうちはセシリアには分からない。




ロング君は今日も糸目でした。

なんの感想だw



セシリアはひょこっと牧場に顔を出した。


仕事がひと段落して、レドリーが休憩をしていたので声をかけてみる……


セシリア

「…こんにちは」


レドリー

「こんにちは」

いつもと同じように、柔らかな笑みを浮かべてくれる。昨日のことはなんとも思っていないのだろうか?


セシリア

「今日は光星にお願いするとかなうんだって。レドリー君はなにをお願いするの?」



レドリー

「そうだなぁ……父さんが勝てるように、かな?怪我しないか心配なんだ」


セシリア

「導師様は強いから絶対大丈夫だよ!」


レドリー

「……そうだね、セシリア様がそう言うならきっと大丈夫だね」




レドリーに食材を渡すと喜んでくれた。


セシリアが立ち去ると、レドリーは自分の髪の毛をぐしゃっと掴んだ。



夕刻



龍との対決が始まる。


「皆様お待ちかね、4年に1度のこの日、

我がエルネア王国の護り龍たるバグウェルに」


「王国の最強の武人たる勇者が全身全霊を賭けて挑みます」



「ティアゴ・バーナードさん!」


大歓声が響き渡る。



「さて、上空に力強い翼の音が近づいて参りました」


「わが王国の護り龍として300年以上の時を生きるバグウェル・ミルネオス!」

地響きと砂煙が舞う中、ティアゴは真っ直ぐ、バグウェルが降り立つであろう場所を見据えている。


轟音と砂煙の中登場するバグウェル、

 


バグウェル

「人間よ、アベンの森の魔獣よりは楽しませてくれるのであろうな」

 




ヴェルンヘル

「バグウェルよ、本年はここに控えるティアゴ・バーナードがお相手致す」


 ヴェルンヘル

「ねぐらの森で夕食を捕らえるようには行かぬぞ」

バグウェル

「4年も待たされるのだから、そう願いたいな」

ヴェルンヘル

「ハハハ!勇者ティアゴ・バーナードよ、遠慮はいらぬ」

ヴェルンヘル

「この不遜な龍を闘技場の床に叩き伏せて見せよ!」

ティアゴ

「陛下のご命令のままに!」

 

リンゴ

(ティアゴ君…頑張って…!)





バグウェルの攻撃により、ティアゴは大ダメージを受けてピンチとなる。


 

 


負けじと放ったティアゴの必殺技にバグウェルの身体が揺らいだ。

動画でみてもらうと分かるのですが、本当にやばくてこれは負けるか?!と思ったら、最後はキメてくれました!

最高の試合展開、ティアゴはやる時はやってくれる奴でした!

 


「勝者、ティアゴ・バーナード!」


わぁぁと大歓声が沸き起こった。


Xは両手をあげて喜び、リリーは思わず両手の、拳を振り上げた。

ギオルギーはガッツポーズをして目を輝かせている。

 


 


戦いを終えて、バグウェルは去っていった。




セシリア

「今日の試合、おめでとう!導師様じゃなくて、龍騎士様だね!すごーい!!」



ティアゴ

「セシリア様たちみんなの応援のおかげだよ。ありがとう」




なぜかこのタイミングでXが仲良し申請をしてくれた。


 

 X

「今日はいい日ねー!早速祝賀会の準備しないと!」


Xは上機嫌で駆け出していった。多分酒場に向かうのだろう。


リンゴ

「ティアゴ君、おめでとう」


いつもの赤い服ではない、ガルフィンの龍騎士の装束に身を包んだティアゴにリンゴはおめでとうと声をかけた。


「私たちの代表にふさわしい最高の試合だったよ!」


自分が龍騎士になった時にかけてもらった言葉をリンゴも口にする。


ティアゴ

「ありがとう!

シズニの神のご加護、それにみんなの応援のおかげだよ!」


嬉しそうに微笑むティアゴの様子にリンゴも嬉しくなった。

悲しいことが続く中、ティアゴという龍騎士の誕生は心を照らす光のように感じた。


ティアゴ

「昨日、エドモンドさんに、『絶対バグウェルを倒して下さいね』って言われたから、勝ててよかった」


リンゴ

「最後に喧嘩しなかった?」


ティアゴ

「そんな事するわけないだろ。最後にリンゴにもう手を出すなと釘を刺されたけど……」


リンゴ

「………💧」

なんと返したらいいか分からずリンゴは苦笑した。


「えっと………なんて答えたの?」

 



ティアゴ

「ん…ほどほどにしますってふざけて返した」

  


リンゴ

「ティアゴ君らしー…で、エドモンドさんの反応は?」



ティアゴ

「スケベ導師って言われた。ありがとうございますって返しておいたよ」



リンゴ「……」


2人のその会話をしている光景が目に浮かぶようだった…


「じゃ、じゃあ酒場行こう。お祝いしよー!」




ティアゴ

「今日は、リンゴ、潰してやるからなー」




リンゴ

「えー、そーゆーのはイマノルにやってよー」



ワイワイ言いながら2人は酒場に向かった。



秋の風が、未だに試合で興奮した人々の肌を撫でるように吹き、空には夕日がゆっくりと沈んでいった。