任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。
18日
ジェレマイアがガノスに旅立って、もう一年と1日。
また1人大切な人が旅立とうとしている…
バーニー………
なんでお前まで、リリーより先にガノスへ逝こうとするんだ…
前日のマリサさんの看取りを引きずって、どん底のセシリア。
大好きなバーニーの危篤の日なのだからどん底でも間違いない…
リンゴはカレンダーを見てふらふらとうずくまった。
バーニーの危篤を知って、覚悟はしていたと思うがその動揺は大きかった……
リンゴ
「昨日まで、あんなに元気だったのに…」
ショックを受けてるリンゴを残して葬儀へ…
葬儀にはリリーの姿が。
やはりリリーの友人でした。
葬儀が終わり、すぐにコルテス家へ。
なんかワイワイしていた…
セシリア
「………バーニー君、具合はどう?」
バーニー
「殿下か……
まあ、こうして寝ていれば明日にはよくなるよ」
言ってる本人だって、明日がこないことはわかってるんだろうなぁ…
やはり具合が悪いらしく、バーニーは横たわっていた。
そうしていると朝食ムービー。
バーニーの最後の、みんなと食べるご飯です。
バーニーは負担になりにくそうなスープをチョイスしている………
目の前の姉夫婦の食べるバーナの塩焼きが羨ましいのだろうか。
………………
バーニーは、お祭り、出れないよ………
しんみりしていると画面にルイスがいて吹き出しそうになった。
奴はアルシアに話しかけて去っていった………
お前は色々遅いんだよ!
みんなが出かけると、バーニーがユズに話しかけて、
ハートを出していた
こんな時までラブラブとは………
バーニーはいつでもユズを追って、本当にユズが大好きだったもんね…
ユズが出かけていき
バーニーはしばらく突っ立っていた。
いつもなら、バーニーもダンジョンにいく時間帯だよね…
授業が終わるとイラリオ
セシリア
「イラリオ君は何をしてるの?」
逆質問してみました。
イラリオ
「えっと…釣りしたり、畑仕事したり、ダンジョンいったり」
イラリオは暇そうでした。
ルイスの仲人を代わりにやってもらいたいものです。
この頃、友人たちの危篤が相次いだためルイスの仲人のダンジョンに突っ込むと回数が少し減っていました。1日一回、二回程度じゃ、奴はダメだったのです。
リディア
「聞いて聞いて♪」
上機嫌のリディアちゃん。
セシリア
「何、リディアちゃん?うれしそうだね」
リディア
「もうすぐおうちに赤ちゃんがやってくるんだよ♪」
セシリア
「ほんとに、わーい♪」
きっと赤ちゃんをみるとことは出来ないけどエドモンドは喜んでいることだろう…
山岳区に行くと、ティアゴがコルテス家から出て帰っていってた。
バーニーのお見舞いだろうか…
リンゴ目線
リンゴ
「バーニーさん…」
ベッドに横たわるバーニーの傍らに膝をついてバーニーの顔を覗き込んだ。
顔色が悪くて、具合がどんどん悪くなっているようだった。
バーニー
「大丈夫だよ………寝れてれば明日にはよくなるよ」
ティアゴ
「………」
一緒に見舞いにきていたティアゴは無言で俯いた。
バーニー
「………2人に聞きたいことがあるんだけど」
リンゴ
「………なんでしょう?」
バーニー
「2人って………付き合ってた?」
リンゴ「………………」
なぜ今そんなことを聞くんだろう、そして答えていいものなのか、リンゴは答えに窮して、チラリとティアゴに視線を送った。
バーニー
「聞いても誰にも言わずにガノスまでもってくよ。」
ティアゴ
「………………一時」
死を待つバーニーに嘘はつけなくて、ティアゴは本当のことを言った。
バーニー
「………やっぱり…絶対そうだと思ったんだ……」
ティアゴ
「バーニーさん、鈍いくせによく気づきましたね」
バーニー
「………よく2人一緒にいるし………ティアゴ君がスキンシップをする女の子ってリンゴちゃんだけだし……リンゴちゃんはティアゴ君を見つけるととんでいくし」
ティアゴとリンゴはチラリとお互いをみると、気まずそうに視線を外した。
バーニー
「今日、決勝戦だよね………みにいけないけど、がんばってね…」
ティアゴ
「はい…ありがとうございます………」
見舞いをおえて、一旦下がろうとすると、リンゴが部屋から出たところでバーニーがティアゴの腕を掴んだ。
バーニー
「ティアゴ君………リリーさんと、リンゴちゃんのこと、頼んだよ………あの2人、しっかりしてるようで、脆いんだ…」
ティアゴ
「……はい」
バーニー
「あとセシリア様のこと………ティアゴ君とリンゴちゃんの話を聞いて………尚更思ったよ………セシリア様には、後悔してほしくないって。背中、押してあげてね」
ティアゴ
「………はい………俺からも一つ聞いてもいいですか?」
バーニー
「なんだい?」
ティアゴ
「………ずっと、鈍いフリをしていたのはミラー隊長…バーニスさんのためですか?」
バーニー
「………………………なんのことか分からないなぁ………」
バーニーは瞼を閉じて、その表情が分からなかった。
ティアゴ
「………そうですか」
バーニー
「俺が出来ることは、、バーニスの笑顔を守ること………大事な……仲間だから」
その言葉を聞いて息を飲む人がいた…
見舞いにきたバーニスが、そっとその場を立ち去るのを、同じく階段で聞いていたリンゴは無言で見送った。
バーニーが逝くこの日、バーニスはどんな思いで過ごしているんだろう……
リンゴたちが一旦下がったあとセシリアがバーニーの様子をみにきた。
セシリア
「バーニー君……具合どう?」
バーニー
「大丈夫だよ…こうして殿下がまたきてくれたから」
セシリア
「黒い天使さん、あっちいってよー!しっしっ!」
手で追い払う仕草をすると、バーニーが優しげに笑った。
バーニー
「この黒天使さんは、ガノスに逝く道案内をしてくれるんだと思うよ……この子がいないときっと道に迷ってしまう。あと残りの時間が少ないから後悔がないように、って教えてくれてるんじゃないかなぁ?」
セシリア
「うー…」
追い払うのをやめて、恨めしそうに黒天使を上目遣いで睨む。黒天使は素知らぬ顔だった。
バーニー
「……セシリア様は成人したらどうするの?レドリー君にアタックしてみるの?」
セシリア
「…えっ?! っと、ま、まだ分からない…」
レドリーの彼女のマルティナさんの顔が頭に浮かび、セシリアは困ったような顔をした。
バーニー
「………一緒になれない人たちがいる中で、セシリア様はまだ可能性があるんだから、後悔だけはしてほしくない……」
バーニーはセシリアの頭にぽんっと大きな手を置いた。
バーニー
「がんばれ!」
いつもの優しい口調の中に、強い意志がこめられた言葉だった。
真っ直ぐセシリアを見つめて、がんばれと言うバーニーに、セシリアは涙をこらえてコクリと頷いた。
セシリア
「………うん…!」
夕刻
ついにエルネア杯、決勝戦
ローゼル騎士隊 隊長
リリー・フォード
ガルフィン魔銃師会 魔銃導師
ティアゴ・バーナード
組織長の2人が決勝戦で激突する。
って、あれ?!リリーお守りなし?!
いくら剣が不利だとしても!お守りつけよーよ
2人にはお守りは渡していません。
ティアゴは自分で用意したらしいお守りで、先制する。
そのまま正確な射撃で、ティアゴがリリーを闘技場に沈めた。
「勝者、ティアゴ・バーナードさん!」
リンゴ
「うそ、、本当にティアゴ君が、勝っちゃった」
大歓声が響く闘技場で、リンゴは目をパチクリさせた。
ヴェルンヘル
「見事優勝を勝ち取ったティアゴ・バーナードよ」
ヴェルンヘル
「我が王国を代表する勇者にふさわしい技量、実に見事であった」
ヴェルンヘル
「よってここに『勇者』の称号と、勇者が持つにふさわしい武器と秘伝の技を授ける」
ティアゴ
「身に余るお言葉、重畳に存じます」
ティアゴ
「白夜の日の勇者としての責務、全身全霊を賭けて果たして参ります」
試合が終わったティアゴにおでとうと声をかける。
セシリア
「おめでとーございます!!」
ティアゴ
「ありがとう、勝ててよかったよ…」
(リリーさんが相手で怖かった…)
イムピョンが甘えてきたのでなでなでです。
可愛すぎます。
試合が終わり、誰かにドルム山に置き去りにされたら話しかけてくる少女が。
スピカ
「おねえちゃん、ごきげんよー」
ごきげんよーなんて、どこのセレブだ。
って王女で、スピカで??
妹……!!
今日はスピカ1歳の誕生日だった。
葬儀の日は、地下墓地に直行するから、お祝いができませんでした………ゴメンナサイ………
わたしは元気よ♪と偉そうに返すセシリア。
スピカちゃん……かなり整った顔立ちの天然美人ちゃん…
チェロも可愛らしい顔立ちだし……
弟と妹、可愛い……
自分の好みから外れた顔立ちなら遠慮なくコスメしてしまう主義なんですが、チェロとスピカに関しては直すパーツが特になく…可愛らしいお顔でした。
そこに絶賛仲人中のチェロとアルステーデちゃんの姿が。
アルステーデちゃんがチェロを引っ張っている。
鉱石掘りが終わったらしくチェロが挨拶してくれました。
セシリア
「チェロ君は、アルステーデちゃんと仲良しなんだねー(*´艸`)」
チェロ
「アルステーデちゃんが鉱石とりたいっていうから付き合っただけだよ。それより、虫探しにいこーよ!」
セシリア「んー、今日はやめとくー」
お子ちゃまなチェロにはまだ恋愛よりも虫探しの方がいいみたいです。
再び山岳の家5のコルテス家へ。
バーニーと話をしていたアルシアが声をかけてくれて、そのまま外に出ていきました。
ヨーズアとバーニスがバーニーの見舞いにきていた…
セシリア
「ティアゴ君が勇者になったよ!!」
試合の結果を、みにいけなかったバーニーに知らせる。
バーニー
「そっか、ティアゴ君が……凄いなぁ…」
バーニスが、なぜか壁際で立ったまま…
しばらくして、バーニスが立ち去ると、バーニーの姿が忽然と消えた。
ジェレマイアの時もそうだった…
バーニー、誰に会いにいったの?
外に飛び出すと、このタイミングでアルシアが妊娠の報告を。
結婚できなかった娘が結婚して、赤ちゃんができて、バーニーは満足だろうなぁ。
ここにはいない……
いました………
バーニーは、ユズを追っていました。
スクショでは分かりにくいんですが、
ここにユズがいるんです。
壁際に隠れてて見えないようです(たぶん)
もうなにがなんだか分からないw
しばらくこのまま立ち止まってガチャガチャやっていた…
印つけてるユズがなんで分からなくなるんだろ
もしかして転移してんの?
バーニーは今バーニスと話してるのかな?よく分からん…
そしてやってきた別れの時間
(バーニーは戻ってきていないという……)
義姉にあたるリリーの姿もありました。
なぜに婿がこの立ち位置なんだよ
バーニー
「…思い残す事はない」
バーニー
「みんなが…笑顔でいてくれれば……」
バーニーは家族や友人に看取られ
ガノスに旅立った。
みんな、どんより………
お義父さん!
アーサーの声が、外まで聞こえてきて、バーニーがガノスに逝ったのだと分かりコルテス家の家の壁にもたれ、バーニスはその場に崩れるようにしゃがみこんだ。
リンゴもしゃがみこみ、バーニスを抱えるようにして泣き出した。
バルナバとティアゴは心痛な面持ちで少し離れた場所から見ていた…
よく差し入れもしてくれて、よく声をかけてくれる優しい人でした。
兵団長までのぼりつめた
バーニー・コルテス
多くの仲間たちに愛されて駆け抜けていった。
195年1日生
217年18日没
享年22歳
エドモンド
「その服、どうしたの?」
セシリア
「いいでしょー♪似合ってる?」
エドモンド
「いいね、似合うよ」
にっこりと微笑むエドモンド。
死の風はまだ、収まる気配がありません…