209年 隠す者と追及する者 | エルネア王国モニカ国の暮らし。

エルネア王国モニカ国の暮らし。

エルネア王国の日々の備忘録です。妄想もかなりあります。モニカ国。他のゲームの事も気ままに書いていこうと思います。
多忙のためのんびり更新中です。アイコンは旧都なぎ様のきゅーとなクラシックメーカーより。



任天堂スイッチ版エルネア王国をもとに書いております。



山岳兵団兵団長バルナバへの報告中、リリーはバルナバに予想外のことを指摘された。

昨日の戦いの最中についてしまった血に気づかれしまった。

ティアゴの機転で、誤魔化すことに成功するが、バルナバは納得した様子ではなかった。


リリー

「ティアゴ君、ありがとう

…助かった」



ティアゴ

「バルナバさんはよく見てますね...リリーさんのことを隅々までみててスケベじゃないですか」


リリー

「なんでそーゆーことを言うの..」

反応に困るリリーはため息をついた。

たしかにバルナバの観察眼は凄いと感じた。敵に回るとこうも面倒な相手になるとは..



ティアゴ

「俺のこと訝しげにみてました..もしかしたらリンゴちゃんを助けるときに撃った銃声を聞かれていたかもしれません」

 


リリー

「...」



ティアゴ

「銃声を聞いていたら、魔獣の仕業という解釈に疑問を抱くと思います..バルナバさんにこのまま黙ってると、山岳兵団の調査は更に迫ってくると思います..」




リリーは年末、バルナバと話したことを思い出した。


お互いにあたるまで負けないでねと、エールを贈り合ったあの日..


バルナバは、次のエルネア杯には顧問という立場になってエルネア杯に出ることはない。

公式戦で戦うことが出来る最後の機会..


お互い、何の遠慮もせず、何の心配もなく全力で戦いたい。


ただそれだけなのに..。


リリーが黙って俯いていると

「..頑張りましょう。俺も出来る限り協力しますから」
リリーの気持ちを汲んでティアゴが力強くいった。

「ありがとう、ティアゴ君...」




リンゴ視点

騒ぎでみんな忘れていたけど、
エルネア杯のトーナメントの組み合わせが発表されていた。


バーニスちゃんとあたるのはXさん
アリスさんとあたるのはサクラさん

お母さん、バルナバさん、お父さん、アゴくんはシードだ。
私の周りの人たちは、なんだかんだいっても凄い人ばかりだと思う。
今はゴタゴタしてるけどエルネア杯楽しみだなぁ




なぜか成人式に出てなかったヴェルンヘルを見つける。
この人は入学式もなぜかいなかった記憶が、、





リンゴ(ヴェルンヘル君?なんかすごくカッコよくなってる..)

ヴェルンヘルの変貌に、リンゴは驚きを隠せませんでした。




バルナバ視点

リリーたちが帰ったあと、バルナバはドルム山道に向かった。

そこにはルクレーシャもバーニーがいた



魔銃師協会の人間が、ようやく現場を引き上げた。


バルナバ

「二人とも今日はずっとここにいた?」


ルクレーシャ

「私はずっといたけど..子供たちに現場を荒らされたら困るから」


バーニー

「俺は昼前からいた」



バルナバ

「魔銃師協会がここにいたとき、騎士隊っていた?」



ルクレーシャ

「いたけど

騎士隊からはジェレマイアさんとエドモンドさんがきてた」


バルナバ

「隊長は?」



ルクレーシャ

「リリーさん?リリーさんの姿はみてないかな..少し前にバルナバに報告があるって歩いていってたけど…」



バルナバ

「そのとき、ここの血を踏んだりしてない?」


バーニー

「まだ現場保存してたから近づけない状態だったよ」



バルナバ

「そっか..」




まるでリリーを助けるかのようなタイミングできたティアゴ..


あの二人はグルだ..


銃声の主は、ティアゴの方かもしれない


一体あの二人は何を隠してるんだ?



ルクレーシャ

「どうかしたの?」



バルナバ

「あの血って本当に魔獣なのかな?」


バーニー

「魔獣かモフなんじゃないの?

だって誰も怪我はしてないんでしょ?」


バルナバ

「そうだけど...」


ルクレーシャ

「魔銃師協会の人に調べてもらったら?人か獣かどうかの判別はできるんじゃない?

導師がさっき森の方に歩いていったけど」


バルナバ

「いや、導師じゃなくて、他の人がいい」


バーニー

「アゴくんじゃだめかぁ」


バルナバ

「そーゆーことではないんだけど」

(バーニーまでアゴ君って呼んでる..しかも無意識に)


ルクレーシャ

「私の友人に魔銃師のカリナさんがいるけど。彼女はどう?」


バルナバ

「その人に頼んでみよう」


血液を採取して、バルナバとルクレーシャはカリナのところに持っていく。


バルナバはこの間、ティアゴとリリーの居場所を調べた。


ティアゴは森の探索をしていたがリリーは騎士隊長の居室にいた。



カリナは薬を使って、手早く調べた。


カリナの父は、ラフィタ・ミロといって初代シルピアの友人で、魔銃師だった。


その影響かカリナも薬の作成など得意だった。



夜になって、結果がでた。



あれは人間の血液

唾液が含まれていることから、吐血によって体内から排出されたものの可能性がきわめて高い


カリナの判定結果はこうだった。



カリナ

「これって今日の現場の血液ですよねぇ?人間の血ってことはどういうことなんでしょう..」

 


カリナは自分の鑑定結果に困惑した。




これならば

怪我人がいないとう結果になる



ただ、誰の血なのかはわからないそうだ。




(一体なんなんだ


なにが起きているんだ...)



そこにひょっこりXが顔をだした


「兵団長さーん


わたしと楽しいおはなしをしません??」


バルナバ(嫌な予感しかしない..)