弟ルークと森の小道に。
ルーク強くなるんだよー!
あールークは可愛いー💕
リリー「おはよう」
ジェレマイア「あのさ、2人でどこか行かない?」
リリー「え?!」
この前断ったばかりだからまさかまた言われると思ってなかった。
リリーは動揺を隠せなかった。
リリー「わ、私、だ、ダンジョンに..」
ジェレマイア「待って!」
ジェレマイアはリリーの腕を掴んだ。
ジェレマイア「俺のこと、嫌い?俺は、リリーのこと」
リリー「わ、わ、私は、そんな事今考えられない!それに
弱い人は恋人にできない!」
リリーはジェレマイアの手を振り払って走り出した。
やばい、
ここ人通りある。
何人かにみられた。
ここ郊外通りじゃん

彼に恥をかかせてしまった、、
お父さんをみてるから、
弱くて国民のままで仕事しないの、嫌なんだよね
ただ、子供を作るだけの相手なら、私はいらないよ.....
(ダリル君をディスるww)
2日後。
ウェンディ「リリー、ご飯食べない?」
リリー「いいね、ちょうどお腹すいてるんだ」
酒場に着いて料理を注文する。
あれ、と思い周囲を見回す。
そういえば昨日、今日はみてない..
ウェンディ「そういえばさ、ジェレマイア君最近頑張ってるみたいだね」
リリー「..なにを?」
ウェンディ「朝からダンジョンにこもりっぱなしらしいじゃない。まるでリリーみたいね」
リリー「ふーん」
ダンジョンに行ってるのか。
注文したスープが届き、スープを飲んでいると
ウェンディ「そーいえばこの前あんたたち郊外通りで喧嘩してたそうじゃない」
リリー「け、喧嘩って」
ウェンディ「ジェレマイア君って昔からあんたの側にいたわよねー。リリーがバルナバと遊んでるときも後ろの方にいたし」
リリー「そうだったっけ。覚えてない」
ウェンディ「そりゃあ、リリーはバルナバに夢中だったし」
リリーはスープを吹きそうになる。
(ウェンディまで気づいてたの?!)
ウェンディ「ジェレマイア君、見た目かっこいいじゃない。彼はモテるわよ。素っ気なくしてるとほかの女の子に取らちゃうわよ」
リリー「私とジェレマイアはそんなんじゃないの。友達なの」
ウェンディ「ほんとに取られちゃうよ💧」
リリー「もうその話はいいから。ウェンディお姉ちゃんの方はどうなの?」
永遠に続きそうなので無理矢理話をかえる。
ウェンディは不満そうにしてたけど自分の話をはじめた。
旦那さんはとても優しくてうまくいってるようだ。
食事を終えて外に出ると
ジェレマイアが歩いていた。
女の子と。
リリー「.........」
ウェンディ「うわ」
あららという風にリリーの顔と去っていくジェレマイアたちを交互にみる。
リリー「じゃあ、私ダンジョンに行くね」
代わりが他にもいるんじゃん。
私じゃなくてもいんじゃない、、
なんか、モヤモヤする。
ダンジョンにいっても、ジェレマイアが女の子と歩く姿を思い出してはモヤモヤ。
リリー「よそ見してる暇なんてないんだから」
何度も何度も呟いた。まるで自分に言い聞かせるように。
私の夢は
エルネア杯で勝つこと
この国の勇者になる。
よそ見してる暇なんてないの。
モヤモヤしている気持ちを振り払うように、
リリーは剣を振るった。